練習予定では300kmを走破して大会に挑む予定だったが、100kmに満たない距離で終わってしまい、不安な状況での参加となってしまった。
開会式は、『みんなよく来たね』というアットホームな感じのなかで、スタート地点へ移動する。
緊張しながらスタートを待っていると実力者の友人Sekkyが、自分の前にいるのを発見。色々と質問しながら話を聞いて待ってるうちに少しづつ緊張感がほぐれてきて、『よし、完走を目指してボチボチ行くか』と覚悟を決めた。
15秒間隔で、5人づつのスタートが始まり、自分がスタートしたのは先頭から23分ぐらいだったから410番目(490人中)ぐらいでのスタート。
直後に、いきなりの登り(たいしたこと無い坂だと思ってたが、実は足に重たさを感じていた)で、どんどん抜かされていく。20kmもいったら、抜いて行く人もまばらになって、もしや最後尾かもと心配しながら後ろを気にしながら走る 。
牛深『後浜のエイドステーション』では、最後尾はいやだから、20人ぐらい休んでいたので、この際抜いておこうと休憩なしでペダルを回し続ける。
難所の一つ目、久玉のトンネル越えだ。39×24のギヤで回転を心がけ無理せずに登りきる。この坂を越えると内の原~路木~白木河内~崎津と平地続きで楽勝のうちに、昼食会場の大江についた。
「温かい豚汁」と「オニギリ」の旨いこと。『有難いな~、健康なんだな~』と思う。
後方には、あまり多くはいないだろうと早めにスタートを切ると、すぐに難所の二つ目、大江トンネル。
観光名所「大江天主堂」が左手に見えるが、いつも見てるからペダルの回転に集中し登りきる。養豚場からの臭いは風向きが良かったのか臭わなかったのはラッキーだ。
そして、難所の三つ目、高浜トンネル。傾斜はそんなにきつくないのだけど、70kmを走り休憩後の足には応えた。この坂を越えると、マイフィッシングポイント妙見浦が見えてきた。いつものポイントにも釣り糸を垂れているが、今日は天気が良過ぎて海の底が綺麗に見えるほど透明感があり、まず釣果は望めないだろうと人の不幸を喜ぶ自分に『何というやつだ』と思う。
それから、難所の四つ目、小田床トンネル。細い曲がりくねった急カーブはこれまでの三つの難所以上に疲労が蓄積しているのが分かる。
二江までは、若干向い風が吹いたものの「地の利」ともいうべきか、天草の海岸線の地形は知っているのでお手のものだ。お尻の痛みのため時折サドルから腰を上げ、トライアスロンのバイクコースを久々に快走することができた。
ゴールしたのは、16時18分くらいかな。結局7時間もかかってしまったが、当初の目的の「完走」が出来て満足。
次は、どこかよその大会にも出場してみたいという気持ちが湧いてきたし、5月24日のトライアスロン大会に向けてのステップになった。自分のなかに、動物的感覚を取り戻しつつある。
天気が良くて何より・・・。