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2月5日
朝から、家の掃除を手掛け、10時30分に我が家を出発。
十三仏のホームグランドへ。
連日の時化でどうなっているかと思いきや、餌取りのキンギョが少ない。寒さで水温が下がったかな。いい事だ。
50mほど離れた「黒瀬」には、瀬渡しの釣り師が一人居る。負けたくないと闘志が湧いてくる。潮は、ゆっくりと南へ流れ、「黒瀬」のほうに分がありそうだ。
釣りはじめから30分程度、竿2本先ぐらいでゆっくりウキが沈む。合わせを入れ、寄せるとその名のとおり黒々としたすばらしい「地グロ」。 30cmぐらいだろうか。
「この色彩と精悍さがたまらない。」
まあ、これで「ぼうず」は無しと、少し余裕が出てきた。
この後、一度当りがあり乗ってきたが、10秒弱のやり取りで針はずれ。さっきよりは、大きかった。
まあいい。日没までまだ十分に時間がある。
気を取り直して、「トライ」&「チャレンジ」頑張るのみ。
足元付近は餌取りがすばやい。遠投をする。右へ、左へ、正面へ。
まるで、水面下の魚達に運動会をさせるような気分で、試行錯誤。クロのほうがすばやいはずだ・・・。
そんな中、潮下の30mほど遠投したところで、撒餌をかぶせる。
ポッと、ウキが沈む。強い締め込みにいい型だと判断する。タモで慎重にすくったクロは、40cmぐらいだろうか。上顎にしっかり針掛かりしている。
撒餌がうまくかぶったから良かったのだろうか。攻撃的な攻めの釣りと言うのだろうか。「自我自尊」もう帰ってもいいのだけれど、帰れないのが釣り師、もう一枚ほしい。
午後5時を回った頃、40mほど遠投したところで当りが・・・・、おもいっきり寄せに掛かる。すぐさま1回目の突っ込み、厳しい、竿先がふと力を無くした。・・・・我れに失望の念を抱かせる。
バラシだ。黒瀬の釣り師の方へ目をやり、クビをひねってみせる。まだ獲物を捕らえていない黒瀬の釣り師にとっては、願ってもないお笑い沙汰だろうが。
「残念」、「無念」である。かなりの大きさと感じた。ハリス切れである。飲み込まれたようだ。針のサイズを7号から大きくしなければと思う・・・。
結局、今日の釣果は地グロ「39.5cm 1,050g」と「32.5cm 650g」の2枚とあいなりました。
概ね1時間おきにしか「当たり」が無く、この少ないチャンスを物にしなければならないとおもうと、「難しいな」と感じました。
我が家の夕食は、「クロの刺身」、「煮付け」、それと釣れなかった時のためにと、妻が用意した豚汁等、ご馳走三昧。ビールもうまい。 クロは美味しく食べてあげました。