上司は、10月に埼玉から転勤、同僚も地元出身だけど、長らく大阪のほうに住んでいたらしく、魚釣り、特に磯釣りは素人。
釣場は、最近釣果があっている妙見浦に決めた。
意外に時化状態で、2・3mはありそうで時折大きな波が押し寄せる。
自分にとっては、大物の釣果が期待できそうな絶好の時化具合である。
撒き餌が利かないのか、1時間たっても小魚ばっかりで何の音沙汰もない。
こんな時はと…2本針釣法を試行する。
ハリスを1ひろ半、もう一方は2ひろの長さにして、ちょっと沖めへ遠投する。
そして、もう一つの釣法、刺し餌を軽くひと握りして、パラパラと大判振る舞いする。
嫁さんに竿を預け静観する。
これがずばり適中、嫁さんが「あらーっ」と悲鳴。
見ると大きく竿を曲げている。
あがったのは、30cmを越えるナイスサイズの「バリ」、しかも2匹ダブル。
お客さんも、外道ではあるが50cm程のボラの引きを堪能。
それと手の平サイズのクロを数釣り。
案内役、何とかOK!
署内報11月号。またもや原稿不足で困った。
こんな時、穴埋めとして掲載するのが小話である。
本当の話を、本筋を残しながら少し手を加え、そして天草弁で書き上げる。
掲載にあたっては、本人の了解を得るのは勿論である。
今回掲載したのはこれ・・・。
『バイクの下敷きになったM司令補』
自慢の1,100ccのバイクで颯爽と出勤してきた救助隊長のM司令補、車庫に入りスタンドを立てたつもりで降りたところ…バイクが倒れてその重量に身動きでなくなってしまった。
「お~、だいか、助けてくれ~い」
必死で助けを呼んでいると、たまたま女性が通りかかったので
「消防署ん人ば呼うでくれんですか~」
―署員が集まり無事に救出されたが―
部下:「大変だったですね」、「ところで隊長、救助業務報告書はどがんしまっしょか?救助手当は…」
「馬鹿が~」と叱りつけるM司令補でした。
【腹回り】
上司K:「お~こんごろは、前から見ても横から見てもいっちょん変わらんじゃっか」、「どん腹ばしゃっしゃって、だいぶ、ふとおなったな~」
部下H:お腹を「ポン」、「任せとけ~」
上司K:「態度もふとおなったばってん!」
【血圧の話】
A:「おりゃ、145と90ぞ」
B:「あんたは、ま~だよかもん、おりゃ153と93ぞ」
C:「な~んの、おりゃ、165と110ばいた」
A:「お、あんたが一番バイ」「そんなら、高血圧クラブ会長になれな」
前回、まあまあの釣果だったので、もう一度あの感触をと思い祝日の午後、妙見岩の北側へ釣行した。
まずまずの時化具合で、エサとりの小魚も少なめ。
3時頃、最干潮時に20cmクラスがチラホラ釣れだした。
赤い円錐ウキがゆっくりと沈み、合わせを入れると瀬に突っ込もうとする。久々に竿の弾力を効かして浮かせ、用心のためタモを使いすくい上げる。
30cm近くはあるだろう、この時期にしては良型の地グロだ。
時折、5-60cmもあるボラの集団が撒き餌に群がってきた。これが来るとクロは警戒するのか釣れなくなる。
17時を過ぎて、またもや入れ食い状態、しかも型がいい。「抜き揚げ」、「針はずし」、「投入」、「撒き餌」と大忙しだ。
本日の持ち帰りは、30cm弱のクロを10尾。
スーパーでこのサイズを400円ぐらいで売ってるから、ざっと4千円の釣果。
餌代は2千円程度。適度な運動&ストレス解消も有り。
「刺身」、「煮付け」、「味噌汁」で美味しくいただきました。
『満足・満足』
3尾を親戚の家におすそ分け。
《釣り場紹介》
十三仏公園から見ると像の形をしている天草町きっての景勝地「妙見岩」の駐車場に車を止め、北側へゴロタ石を5分ほど歩く、続いて岩場をアップダウンしながら5分程で到着する。竿出しのポイントは、潮が高くなければ3箇所ほどあるが、満潮時には帰れなくなるので、見極めが大事。やっぱり、時化時の釣果が良いみたい。トンネルを出た所の国道上から時化具合と先客がいるかを見ることができる。
5月に発足し5回の会議を経て、やっと取りまとめた「○○○~○○○検討会」の提言書。懸案部分について、意見の統一ができずに両論併記という形で提出することになった。
会議は、それぞれの意見が折り合うことなく白熱し、同じ議論の繰り返しで譲歩の部分が見られず、いくら時間を費やしても平行線をたどるだけだった。
ということで、「両論併記」。
それだけ、それぞれが押し通さなければならない思惑があるのだろう。
検討会事務局としての提言書はひとまず一件落着としても、この提言書を受けて、どう動くかは執行部である自分たちに舞い戻ってくる。
ま、決断を下すのはトップである。
また資料作りに臨みますか…。