hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

信濃善光寺(長野県)

2014-07-01 05:00:00 | 日記
古刹をめぐる その17。善光寺と聞いて知らない人はいないであろう。長野市が誇る名刹で西国33箇所・坂東33箇所・秩父34箇所のいずれもの番外札所となっており、前に北向観音のブログにも書いたが、100箇所観音のお礼参りには北向観音とこの信濃善光寺を周り満貫になるとのことである。


このお寺にお参りする場合、長野駅から歩くと途中から参道になり、長野の街自体が善光寺を中心にあることがよくわかる。山道にはお土産物屋や食堂、名物の唐辛子を売る店などが軒を連ねている。最近は小奇麗な物産館的な店も増えて、一昔前のおばちゃんが袖を引くような店はあまりない。

しばらく行くと山門(重要文化財)が見えてくる。昨年夏におとづれた際にはちょうどこの山門が解放されており、登って山道を見ることができたが、その『善光寺』と書かれた額の大きさと参道の長さ、参拝客の多さには驚いた。


この寺はあまり知られていないが、尼寺で旧来の仏教では女人禁制は多かった中で女性の救済をはかっており、、また、宗派が分かれる前からあった寺院として周波とは関係なく主眼のできる道場と位置づけられている。本堂は大きく大変立派な建物で地下の真っ暗な中を鍵を探す戒壇廻りなども行うことができる。また、よく例えで『牛に引かれて善光寺参り』というがこれは長野県小県郡に住んでいた新人のない老婆が軒に吊るした白い布を牛が角に引っ掛けて走っていくのを見つけ、けちんぼな老婆がそれを追いかけたが、行き着いたところが善光寺の金堂の前でここが初めて霊場であることを老婆はしり、悔い改めて新人するようになった故事のことで今昔物語に書かれている。そのため、今も善光寺のお守りとして門前では牛の置物が売られている。

小生もこの老婆と同様にこの善光寺には何度となく通っている。規模だけではなく大きなものを感じる名刹である。