hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

満寿泉(富山県)

2014-07-03 05:00:00 | 日記
『きまぐれ酒蔵探訪』その3。今回は満寿泉を製造する枡田酒造店、場所は富山駅から富山ライトレールに乗って終点の一つ手前の東岩瀬駅で降りる。元々はJR富山港線を今の富山ライトレールが2006年に移管を受けたものだが、さらに歴史を遡ると1924年に富岩鉄道として富山口~岩瀬浜まで開業、会社名も富山の『富』と岩瀬浜の『岩』をたしたもので、その後1943年に国有化され国鉄富山港線になり、さらに民営化され、第三セクター化された数奇な運命を持つ。

この終点の手前である東岩瀬の地に枡田酒造店ができたのは明治26年のことで初めは『岩泉』という名前の酒を出していたが、別ブランドの枡田にちなんでおめでたい『満寿泉』を発売したもの。その後、端麗ながらしっかりしたコクのある酒ということで今の酒になったようである。


岩瀬浜からタワーに登ると市内がよく見えるがその中に当社は立っている。岩瀬浜は北前船の寄港地でタワー(富山展望台)をはじめ、この酒藏や森家という廻船問屋、昔からの料亭などなかなか風情があり、町並みを歩くのもコンパクトでなかなか良い。その場合は終点の岩瀬浜駅でライトレールを降りて散策し、東岩瀬駅まで歩くと良い。ちなみに小生はいかなかったが岩瀬カナル会館の白エビづくし会席は美味いらしい。


東京でもデパートなら比較的手に入りやすい酒だが、誰にでも勧められる旨口の酒である。純米酒や吟醸酒が旨く、食中酒として好きな酒で、ラベルにもあるが、『やっぱり満寿泉』は納得の酒である。