hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

台風8号

2014-07-10 05:00:00 | 日記
台風のシーズンはやはり9月〜10月、一般的に二百十日や二百二十日というあたりなのに今年は早くも7月上旬に台風8号が上陸、沖縄・九州は大変な状況でこれから東海・関東の方にやってきそうな状況にある。


では台風とは何をもってきめるのか。台風と熱帯低気圧の境目は中心付近の最大風速が17m/sか否かで、17m/sを越えると台風に昇格する。また、台風はもちろん日本語で、その名前の由来は色々あるが、英語でもtyphoon、中国語もタイフンであり、台風(taifu)といえば、ほぼどこでも通用するらしい。

ところで天気予報を聞いていると『強い大型の台風』などと台風を表現するが、この基準は何のか、気になって調べて見た。気象庁は『最大風速』と『風速15m/s以上の半径』で決めている。つまり、『強さ×大きさ』である。もともとは『強さ』に関しては『弱い〜並みの強さ〜強い〜非常に強い〜猛烈な』、『大きさ』に関しては『ごく小さい〜小型〜中型〜大型〜超大型』の5段階に分けられていた。そのため、『ごく小さい弱い台風』も存在したのだが、気象庁は2000年からは強さの単位であった『弱い〜並みの強さ』、大きさの単位であった『ごく小さい〜中型』という表現は一般人が危険性を過小評価する可能性があるとしてやめることにしたのだとか。台風を甘く見る奴もいるんだね。

因みにただいま日本に接近して来ている台風8号の強さは最大風速が45m/sのため、上から二つ目の『非常に強い』(43.7〜54.0m/s)、大きさは強風域が東側700km、西側440kmでこちらも上から二つ目の『大型』ということになる。つまり、かなり大型で強い台風であることがわかる。また、中心気圧は945hPa、最大瞬間風速は60m/sである。因みに陸上における中心気圧が低いといわれる室戸台風は911hPs、枕崎台風は916hPaあたりである。ただ、最大風速は60m/sは今までの記録が69.8m/sであるからかなりの強さであることは間違いない。

昨年は年間31個と大量に発生し、26号が伊豆大島に大きな被害をもたらした(死者40人)のほか、18号は京都嵐山などに大きな被害を与え(死者6人)初めて特別警報が発令された。今回の台風は平成19年の4号台風に似た経路らしく、スライスがかかり、日本を縦断しそうである。こればかりは運を天にまかせるしかないのだが、兎に角、台風の当たり年にならないことを祈りたい。

(最後の『錦帯橋』の切手は台風と関係ないように思われるかもしれないが、昭和25年の台風で壊れたため、発行が延期され、完成後昭和28年5月発行された観光切手シリーズの最後の1枚である。)