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『バスシリーズ』その10。東京駅丸の内北口から出る荒川土手行きのバスはずいぶん前からある気がするが、今まで乗ったことがない。『東京駅丸の内北口』と『荒川土手』はかなり離れた場所のような気がして、とりあえず乗ってみた。
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系統番号は東43。実はこの系統は1948年に17系統として荒川土手~上野駅が開業、今の荒川土手~東京駅丸の内北口となったのも1952年7月だからもう64年も同じ経路をこのバスは走っている。(一方通行など一部経路変更はあるが)
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丸の内北口のバス停はオアゾの前あたり、1時間に1~2本しかないからか、4人が並んでいる。到着後すぐに発車、永代通りを左折して、外堀通りを右折、読売新聞社や鎌倉橋を通過、駿河台下に出る。
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明大の坂を登り、御茶ノ水駅前から順天堂の脇を通り、本郷三丁目に到着。乗客はまだパラパラだが、渋滞もないことから赤門を越えて何回も時間調整をする。ビジネス街から学生街を通り、駒込病院へ。だんだんお年寄りの数が増えてくる。
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田端駅ではたくさん降りて、たくさん乗る。小台で都営荒川線に接続、さらに小台橋で隅田川を越えてますます庶民的な街になっていく。小台橋の先を急に左折、すると対抗2車線の道をうねうねと走る。
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バス停の名前も宮城都営住宅、宮城小学校などが続き、いよいよラストスパート。江北橋で荒川を渡り、先を左に折れると荒川土手のバス停。7人が降りるが、すべての人が次の西新井駅行きにのりかえるのである。
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小生だけ階段を上がり、“荒川土手”に行くが、その雄大な風景にうっとりする。しかし、小生もまたバス停に戻り、池袋駅東口から来る西新井駅行きのバスに乗ったのである。因みに営業距離は12.6km、所要時間は60分であった。
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