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佐野市に来たらやはり『厄除け大師』と『佐野ラーメン』、ゆるキャラの『さのまる』もラーメン丼をかぶっているくらいだから、この地はラーメンが売りである。案内所でラーメン店のマップをゲット。しかし、店が沢山あるのでどこに行こうか悩む。また、都会人の感覚で駅前には何軒かあるはずとマップをみるが、実は駅の近くには適当な店はあまりない(皆無ではないが、ラーメン専門店が少ない)。ようやく、ぐるなびなども参考に『叶屋』という店に決め、歩き出す。
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しかし、佐野市は他の北関東の街同様に自動車を使うことが前提らしく、マップには駅から徒歩5分とあるが、これがあまりあてにはならない。駅北口からプロパンガスのガスタンク方向に歩き、その先を右に曲がる。道は車が通れない幅になるが、気にせず行くと左側に派手な色の建物があり、ここが叶屋。やはり、到着に早足でも8分かかった。
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店は開店直後の11時半のため、先客は近所のおばあちゃん1人のみ。おかみさんと大きな声で話をしている。キッチンにはご主人と若い人の計2人、おばさんが話に夢中のため、大将にチャーシュー麺(800円)を注文する。
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少しテレビを見ていると意外に早く5分ほどで丼が到着。あれ、小生の方がおばあちゃんより先だけどいいのか?などと思いながらも次の電車の時間も気になるので食べ始める。最初にスープからいく。かなり熱いが醤油の優しい味が最初に来て、さらにじっくり飲むと出汁がよく効いていることを実感。この塩梅が素晴らしい。
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麺の上には大ぶりの煮豚が5枚、メンマ、ナルト、白ネギとシンプルながら、迫力大。特に煮豚はある程度厚みがあり、噛むと脂が甘く、すごくうまい。麺はやや細いちぢれ麺、太い麺が多い佐野ラーメンらしくはないが、小生は好み。量もしっかりあり、全て食べれば満腹。スープもたっぷりあるので、ラーメン(600円)と小ライスにして麺を食べたあとのスープにライスを入れて食べるのもアリかな。店の人も優しく、雰囲気もいい。ごちそうさまです。この後、駅に急いだが、汗が噴き出し大変であった。やはり、食事は余裕が必要である。
叶屋
佐野市久保町154ー1
0283222837