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『鉄道シリーズ』その141。ひたちなか海浜鉄道乗車記の続き。那珂湊駅を出ると線路は左に大きく曲がり、海岸線に沿って阿字ヶ浦を目指す。
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次の殿山駅は駅に旧那珂湊二高のモニュメントであるフクロウが飾られている。無人駅で駅名表示板には『ハマギク』と『ケイトウ』が描かれているが、これはひたちなか市の花だからである。
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次の平磯駅で他の乗客が全て降り、小生1人となる。
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それにしても、海浜鉄道といいながら中々海が車窓から見えないと思っていると次の平磯駅を出た次の踏切の向こうに太平洋がでてくる。しかし、これもわずかな間で団地が並んでいて海は見えなくなってしまう。
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このあたりは海が近いからなのか、水田はなくなり、代わりにさつまいもやトウモロコシの畑が増加してくる。次の磯崎の駅名表示板にはまさにさつまいものイラストが描かれている。
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そして、終着の阿字ヶ浦駅に到着。
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向かいのホームには既に運転を終えた国鉄急行色に塗色されたキハ2005と昭和37年製造のキハ222。
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特に青く塗られ、北海道の羽幌炭礦鉄道で使われていたため、運転席に旋回窓を備えるなど特徴のあるキハ222をじっくり見ることができた。もちろん、降りたのは小生のみ、駅の写真を撮り、10分後にはまた勝田行きに乗車。中々楽しい気動車の旅、ただ、海の見えない海浜鉄道であった。
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