hokutoのきまぐれ散歩

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阪神ファンの戯言~6月5日の采配を考える

2016-06-08 05:00:25 | 日記

今年の阪神タイガースは小生の目からはよく頑張っているように見える。というのも昨年に比べてスタメンも安打製造機のマートンと絶対的抑えのオ・スンファンを失ったが、それでも何とか5割を維持しているということである。2015年も5月終わったところでの成績が25勝27敗、つまり2つの借金で、6月9日にはちょうど5割、つまり今年と全く同じ状況であった。

ところで5日の対西武戦の投手起用がネット上でよく話題にされ、金本監督が消極的ではないかと書かれている。その内容はこうだ。

試合は一進一退の好ゲーム、西武が初回にメヒアのタイムリーで1点先取するも、阪神もその裏に高山のラッキーな内野安打で同点に追いつく。3回には西武が阪神レフトの高山のまずい守備で1アウト3塁にして、これを金子の犠牲フライで1点取るが、阪神も6回に四球の高山を1塁に置いて原口のタイムリー2塁打でまた同点。その後、西武の好守備が随所に出てこう着状態から延長になった。

阪神先発の岩崎もよく投げたが、試合後半も榎田・ドリス・藤川・高橋・安藤と11回表までよくリリーフが抑えた。11回裏に1アウトから今成がヒットで出塁、ここでリリーフ投手の安藤に打席が回る。阪神にはまだ西岡や新井など代打はいたが、安藤がそのまま打席に立って3バント失敗の三振。勝ち越し点は奪えず。

12回は安藤が回またぎで登板するが代打上本にヒットを打たれ、バントで送られ、1アウト2塁。そこで左の3安打打っていた秋山に左の島本を出し、三振に仕留める。代打中村は敬遠で1.2塁。次も栗山も左のため島本が投げるが、さすが、ベテランにうまく合わされタイムリー、結果阪神の負けとなった。

この試合の11回の場面で残る投手は先発要員の藤浪、他に右の守屋、青柳、そして左の島本のみ。経験からしても守屋(ルーキー)、青柳(2年目)、島本(6年目・育成出身)と12回を金本監督が任せにくいと思うのは当然である。 安藤のトップバッターにヒットを打たれたのが計算外だが、そのあともよく抑えた方だと思う。つまり、負ける確率を考えた投手起用であり、あまり非議すべきとは思えない。

もちろん、他のリリーフ、つまり福原、高宮、筒井、歳内、秋山、鶴、松田らが2軍から這い上がって来れば、不安は払拭できるだろうが。小生がシーズン当初にこのブログであげた阪神3つの不安要素のうち『捕手の固定化』は原口で何とかめどがつきそうだが、残る『クローザーの不在』『中継ぎの不安定』に関してはまだまだ続くだろう。その中に新たなヒーローが出てこないと厳しいかもしれないがすぐにトレードとはやや早急な気もする。より強い阪神タイガースにするには若手投手陣の奮起が欠かせないのではないか。