hokutoのきまぐれ散歩

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山口 瑠璃光寺〜夏旅行(5)

2018-09-02 05:00:42 | 旅行

夏旅行第5弾、萩を後にして萩往還を通り山口市を目指す。途中の道の駅『萩往還』にはちょっとした博物館があり、なかなか面白い。朝から防府市、萩市と回り、山口市に到着したのが午後4時前。殆ど晴れていたのだが、瑠璃光寺を前に空には黒い雲、小雨が降り始める。

瑠璃光寺は毛利氏の前の室町時代にこの地を繁栄させた大内氏の菩提寺である。正確には3つの寺が関わっている。元々は大内義弘の配下であった陶広房が戦死した際に夫人がその菩提を弔うため建てた安養寺があった。しかし、手狭であったため新たに瑠璃光寺を建立、安養寺を廃して新たな寺に寺領を寄進する。現在の瑠璃光寺がある場所には大内氏の菩提寺である香積寺があったが、大内義弘が戦死したため、弟の盛見が五重塔を建設する。しかし、跡を継いだ毛利家が香積寺を萩市に引寺したため、この地に瑠璃光寺が移されたという複雑な経緯がある。

現在は香山公園となっていて、車を停め、中に入ると右手に国宝の五重塔が見える。1442年に建立されたものだが、醍醐寺(京都府)、法隆寺(奈良県)とともに日本三大名塔と呼ばれる。高さが31mで屋根は檜皮葺、二層にのみ回縁があるのが特徴。その美しい姿は桜の時期が最高らしい。それにしても500年以上の長きにわたり、木造の塔が雷や火事、台風などにもめげずに残っているのはいかに周囲の人が大切にして来たのかを改めて思い知らされた。


少し歩くと本堂がある。薬師如来がご本尊であり、本堂内は豪華な作りであった。また、その前にボケ封じの地蔵があるが、病気とボケに効くと言われて参らない中高年はいない。

さらに右手の禅堂には大きな数珠が縦に吊るされていてちょうど8個落とせば願いが叶うと言われて、やって見たがなかなか難しい。

その日は山口市近くの湯田温泉泊まり。温泉も活きイカも最高であった。因みにこの湯はキツネが見つけたので湯田温泉駅にはキツネの大きな像があります。