hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

中目黒付近の坂道③

2020-04-13 05:00:00 | グルメ


『東京の坂、日本の坂』その125。藤の庚申塔の前を通り、庚申道をいく。左側に長泉院という浄土宗のモダンな寺の建物が現れた。寺の入口には卵のような石でできたオブジェ。寺自体も歴史のあるものだが、珍しいのは境内に現代美術館を備えていること。




中に入ろうとすると新型肺炎により閉館中、縁がないなあと思うと左側に作品の第3、第4展示場がある。こちらは入ることはできるが、黒い御影石から人が飛び出しているものは意味は分からないがなぜか感動した。


さらに横には何かの石碑、よく見えないが、これも庚申塔と関わるものかも知れない。




庚申道に戻り先に行くと左側に急坂を発見、この坂が『馬喰坂』。由来は『江戸時代に馬を扱う馬喰が何らか関わっている説とこの辺りの方言で地面に穴の空いた状態をばくろと言ったことに因むという説がある』と案内板にはある。この坂道はS字に曲がる急坂で写メの左側に黄色のキャスター付きの鞄を転がしながら往生している若者がいた。




また、坂の頂上には庚申塔が4つ、最も古いのは1860年であるから先ほどの藤の庚申塔と同じくらいである。




庚申道をさらに行くと左側にかつて働いていた銀行の中目黒寮が廃墟となって残っており、その隣にはまた庚申塔と墓地がある。この庚申塔は『十七が坂上の庚申塔』とある。




ただ、肝心の『十七が坂』の案内板は表面が朽ちて読むことができない。調べてみると『この辺りには17軒の集落があっだことからこの名前となった。また、この坂で転ぶと17歳になった時に災いを呼ぶという言い伝えがあった』と書いてあったらしい。


庚申塔の先が坂道となっているが、今までの坂道では勾配が最も急で10%の注意標識や手すりもある。




坂道を降りて左に向かうと山手通りに出る。これを左に曲がると中目黒駅に向かうのだが、『田道』という信号の先に『田道小学校入口』というバス停を見つけた。そこから『目黒警察署前』『東京共済病院』『正覚寺前』『中目黒駅』と4つもバス停があった。坂の上り下りの後としてはかなり遠かった。