hokutoのきまぐれ散歩

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2003年9月15日〜阪神ファンのたわごと

2020-04-27 05:00:00 | 阪神タイガース


4月17日の夜、BS1のゴールデンタイムに『2003虎の夢 星野阪神18年ぶりV』と題したプロ野球の試合のダイジェストが再放送された。(私はビデオで視聴)2003年9月15日は阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝をサヨナラ勝ちで決めた記念すべき日である。コロナウィルスの関係で中々始まらない今年のプロ野球だが、昔の栄光に浸り、久しぶりに興奮した。


試合は阪神甲子園球場で3連休の最終日、14時プレイボールで始まった。この日の開門は8時というから驚きである。2003年のシーズンは阪神は絶好調で1度も首位を渡すことなく、すでに80勝、マジックは2。しかし、直前はヤクルトに1分2敗、中日に3連敗と引分を挟み5連敗していた。

阪神先発は伊良部。広島は初回初球を森笠が2ベースヒット、2番木村拓哉は今岡の代役である藤本がファインプレーでショートゴロ、さらに3番浅井、4番シーツを打ち取り、何とか0に抑える。一方、広島は若手の河内、荒れ玉が功を奏したのか初回は三者凡退に切って取る。


試合が動いたのは3回、2アウトランナー1塁で4番シーツが風にも乗って左中間深いところに23号2ランホームラン、先制をされてしまう。
河内を中々打ち崩せない阪神であったが3回に矢野がヒット、2死後沖原が四球で1、2塁のチャンスを作り、ワイルドピッチで2、3塁となり、赤星四球で満塁とするも金本がセカンドゴロとチャンスを潰す。

阪神の5回は先頭矢野がレフト前ヒット、1アウトから伊良部が簡単にバントで送り2死2塁のチャンス。伊良部はバントがうまい。沖原がライト前にタイムリーを打ち、1点獲得。
いよいよ追い込まれた8回は表の攻撃で2死満塁まで攻め込まれたがリガンが凌ぎ、裏の攻撃で代打片岡が長谷川の4球目をライトに起死回生のHRで同点。


9回表は安藤に投手交代、先頭石原に死球を与え、代打末永にバントを決められていきなり1死2塁のピンチとなるも森笠をレフトフライ、木村拓哉を三振と落ち着いて抑える。
9回裏広島は鶴田に投手交代。1死から藤本がセンター前ヒット、続く前の打席でHRの片岡がライト前ヒット。1死1、3塁を作り、1番沖原は敬遠四球で満塁。2番赤星が初球を狙い、ライトの頭を越して阪神がサヨナラ勝ちということになる。この時点ではマジックは1だったが、対象チームのヤクルトが横浜に逆転負けしたおかげで甲子園で優勝、胴上げを決めることができた。この試合は片岡と赤星がヒーローとなったのである。


実は星野監督は2日前にお母さんを亡くし、葬式も欠席してこの試合にかけていたもの。また、阪神では星野監督、先発伊良部、広島の木村拓哉は既に亡くなっており、阪神の歴代監督、金本、矢野がスタメン、岡田がコーチと全て出ていて懐かしい試合であった。
阪神ファンの私としては、保管している翌日のスポーツ各紙を引っ張り出し、広げてさらに感動したのである。やっぱり優勝はいいものである。