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『切手シリーズ』その77。日本のスポーツ切手の続き、前回は国体切手を取り上げたが、戦後日本の復興も進み、最初に行われたスポーツ大会がアジア大会である。第1回は1951年インドのニューデリーで開催され、4年ごと(第1回大会は1950年開催予定だったが1年遅れたため、第2回マニラ大会は1954年開催)に開かれ、第3回は1958年5月に東京で開催された。
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切手は4種類で5円は国立競技場、10円は聖火とever onwardが入ったマーク、14円はランナー、24円はダイビングが描かれている。
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その後、日本では12回大会が1994年9月に広島で開催され、その際には3枚の切手(図案はセパタクロー、3000m障害、シンクロ)が発行されている。
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東京オリンピックはまずは募金として5円のハガキ料金に5円の寄付金付の切手が1961年10月から1964年6月まで6回に分けて3〜4種ずつさらに小型シートも発行されたのである。
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枚数が多いため、現在も価格は高くないが32種目の競技が正方形の中に円を描き、90度回転させた素晴らしいデザインである。計算すると寄付金だけで6億3千万円にもなっている。
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そして1964年に発行された東京オリンピックの記念切手は5種類、5円は聖火、10円は国立競技場、30円は日本武道館、40円は代々木第一体育館、50円は駒沢体育館。小型シートもタトウ付きで発行されたのだが、なぜか5円のみが9月9日、他の切手は10月10日の開会式当日発行された。
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蛇足だが、8月1日には首都高速道路開業、10月1日には東海道新幹線開業の切手も発行されている。(以下、次回)