仕事が立て込んで1時半からの約束のミーティングが神谷町で終わり、次の打ち合わせが茅場町のため、東京メトロ日比谷線で移動。茅場町に着いたのが14時30分、食べ損ねた昼飯が食べれる店を探す。こういう時はやはり蕎麦屋と茅場町1丁目交差点にある長寿庵という店に入る。
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ビルの地下にある店だが、ゆったりとした席の配置、それでもこんな遅い時間にも関わらず、お客さんは半分くらいの入り。少し高いなあと思いつつ、老舗の味を頂こうときつねそば(910円)をお願いする。
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周りはサラリーマンが多く、季節商品の牡蠣南蛮、牡蠣フライなど、またトンカツ定食を掻き込んでいる若い人もいる。
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混んでいる割にはすぐにきつねそばが到着。笹うちした白ネギがたっぷり、しかし、これをよけると細く切った油揚げが6切れ出てくる。厚みのある蒲鉾も一切れ、値段が高いなりに美味そうである。いつものように七味唐辛子を振るが、色鮮やか?これは辛いなという嫌な予感がする。
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(ネギを少し横にずらすと↑)
蕎麦はごく普通の二八蕎麦、しかし、まずネギが美味い。辛味も少なく、しっとりとした味わい。油揚げは関東風なのか、薄味で甘味は少ない。しかし、ネギと油揚げを包み込む出汁が特筆するほど美味い。カツオと昆布で取ったであろう出汁だが、しっかり味わいがあり、しかも全く塩辛さなどない。ただ、すまし汁と違い、旨味がたっぷり、蕎麦に負けていない。残念ながら、これだけ美味い出汁にも拘らず、七味唐辛子を振りすぎたと反省。
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見た目はごく普通、しかし、現存400店ほどある長寿庵で最も古い、創業1907年の老舗は味がやはり違うと実感。因みにきつねそばマニアの評価では5点満点で4.2(もう少し油揚げが甘ければいいかな)と評価した。
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お店には日頃から通う常連さんが多いのか、1人できたお客さんが店の人と親しげに話す姿も見ることができる。美味しいそばをご馳走さまでした。
かやば町 長寿庵
中央区日本橋茅場町1ー9ー4
0336661971