hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

田酔で銀しゃり定食を頂く

2021-04-01 05:00:00 | グルメ
非常事態宣言は終わったが、いつも行く店が閉店したり、休業したりで人形町はかなり寂しいまま。こういう時こそ人気店に行こうと『人形町 田酔』のランチにお邪魔した。夜は名物の小皿前菜とよりぬきの銘酒が並ぶ店だが、実はランチの人気も高い。

なぜかというとおかずはもちろんだが、この店の米、魚沼産コシヒカリがとんでもなく美味い、必ずついてくる焼き立て出汁巻のふわっとした上品な味が堪らない、地味だが赤だしとワカメの佃煮が忘れられないと揃っているからである。

本日の日替り(1050円)は鶏肉の柚子胡椒焼き、海(かわり刺身・1100円)はカツオの薬味和え、あと銀鱈(1600円)・時鮭(1300円)である。田酔で鶏肉も似合わないと『カツオの薬味和え』を選択する。

店は私以外に1組3人、カウンターに1人の4名。12時というのに寂しい。板さんは黙々と私のランチを作り始める。いつもより早く、しかも全て揃って運ばれてきた。

ご飯はつやつや、味噌汁、漬物。小鉢はひじきの煮物。味噌汁を一口、しみじみ腹に染み渡る。ひじきも薄めの味付け、ご飯が進む。

ここでカツオの刺身登場。刺身は醤油ベースのタレに少し漬け込まれ、上に大根おろし、さらにネギ、ミョウガ、大葉、カイワレなどが細かく刻まれている。薬味と大根おろしを付けて頂くが、薬味がカツオを引き立てる。冷たい刺身と温かいご飯は美味しい。


ここで出汁巻、大振りで染下ろしを付けて食べる。酒の店らしく全く甘くなく、わずかな塩と出汁の味。酒のあてのような出汁巻である。



おかずがたっぷり、しかもご飯も美味いため、諦めて半膳追加で頂いてしまう。カツオや出汁巻に加え、ワカメの浅炊きがご飯によくマッチ。満腹である。あまり食べすぎるとしばらくは小諸そばになりかねない状況である。

田酔
中央区日本橋人形町1ー7ー6 2階
05054573437