hokutoのきまぐれ散歩

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瓦.TOKYO〜茅場町ランチグルメ

2021-04-07 05:00:00 | グルメ
本日のお昼は『瓦そば』にしてみた。瓦そばは山口県の名物で熱く焼いた瓦の上に茹で上げた茶そば、錦糸卵、ネギ、肉、海苔などを置き、熱いつけ汁つけて食べるという郷土料理である。

これを専門的に食べさせてくれる店が茅場町駅から歩いて3分ほどにあることを知り、お邪魔した。店の名前は『瓦.TOKYO』、黒のフォルムのモダンな店構えである。昼直前にお邪魔したが、先客は5名くらい、全て1人である。ランチメニューは1品、瓦そばのみ。蕎麦の大盛、肉の大盛は可能、またわかめご飯が付いてくる。



注文したあとテーブルを見ると食べ方が書いてある。漬け汁に紅葉おろし、レモンをまず投入。

さらに蕎麦の上に乗っている肉、ネギ、海苔、錦糸卵をつけ汁に入れて、蕎麦をつけ汁に漬けて食べる。すると見事な瓦の上に場所によっては焦げ目のついた茶そばが乗ってきた。



作法通りにした上でそばを食べる。細めの蕎麦が適度にパリパリ感を出し、ツユをくぐらせて頂く。予想より漬け汁は甘く、薄味、柔らかなところとパリパリのところが混じり合い、面白い食感。

蕎麦はそれほど多くないので大盛も可能な量。食べ進めるうちに具合よく感じるようになる。また、塩と梅の香りのわかめご飯との相性も抜群。



触ってみると瓦はかなり熱く、蕎麦が冷えることはない。それにしてもこの料理はどういう由来かが不思議である。途中から柚子胡椒を投入すると味が締まって旨くなる。



調べると山口県川棚温泉の高瀬さんという創業者が西南戦争で薩摩軍の兵士が瓦の上で肉や野菜を焼いて食べたという話を聞き、これを参考に色々と試したところ、茶そばに行き着いたということらしい。今から70年ほど前の話だとか。川棚温泉を盛り上げようとした瓦そばはすっかり山口県の名物となっている。その専門店が東京にあるのは嬉しいことである。どうもご馳走さまでした。

瓦.TOKYO
中央区日本橋茅場町2ー17ー5
05055929443