人形町交差点あたりを歩いていたら確かダイニングバーだった場所が香港飲茶の店となっている。外見は殆ど変わらなかったため、気づかなかったのかもしれないが、開店は昨夏とのこと。
入口のメニューを見るとセットで1350円とかなりこの辺りでは高めの設定。ただ、飲茶2品付きというのも興味があり、入店。時間は11時40分、しかし私以外はお客さんはいない。店の入口は狭いが奥に長い店で座敷もある。たぶん、居抜きのまま中華屋になった感じで違和感あり。
メニューは坦々麺・ワンタン麺・牛バラ煮込み麺・角煮麺などの麺と店のおすすめ飲茶2品で1350円(単品も可)。私は坦々麺+飲茶2品にした。
店内は厨房に2人、フロアに1人。いずれも中国の方らしく日本語は分かりにくい。5分ほどで料理が到着。
まずは坦々麺、見た目は普通、ミンチとほうれん草が乗っていてあまりラー油の赤が目立たない。麺は浅草開花楼だけあって喉越しが良い。スープの味は芝麻醤の味が強く、甘みは少ない。ただ、それほど特徴があると言うほどでもない。
『本日の飲茶』は焼売と春巻。辛子をお願いするとすぐに提供してもらう。まず焼売はやや大きめ、中身が歯応えが良く味もいい。
春巻は揚げたて、かなり熱い。醤油に辛子を解いて付けるが餡がしっかり味が付いていて醤油なしでも充分。筍やもやし、豚肉、椎茸などたっぷり入っていて大変美味かった。やはり、飲茶が売りの店だけあって、ほかにも多数ある飲茶メニューを食べながら酒を呑むというのがいい店のようだ。
最後に杏仁豆腐を頂きました。十分に満腹。結局、私が帰るまで他に客は来なかった。麺は普通、飲茶はかなり美味い店、ただコスパにはやや難ありという感想である。ご馳走さまでした。
万葉軒
中央区日本橋人形町3ー7ー10
05055700951