hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

六文そば人形町店〜人形町ランチグルメ

2022-02-01 05:00:00 | グルメ
人形町に勤め始めてもうすぐ9年になるが、その間に立食いそばを結構食べた。しかし、このエリアではコロナ禍もあり、地元系・チェーン系問わず3軒も撤退した。その中で9年前から頑張っているのが今日お邪魔した『六文そば 人形町店』である。

六文そばは小さなチェーン店だが、店によりかなり趣きが異なる。さらに驚かされるのがこの値段である。

店に入ると釜を中心にグルリとカウンター、5人座れる。さらに後ろに本棚のような机が2つ。ここでも5人くらいはいける。入口は2つ、右から入った方が注文口が近いのでこちらの方がいい。

メニューはきつねそばもあるが、基本天ぷらである。一番人気は『玉ねぎ天、ゲソ天いりそば370円』と張り出してあるが、不思議に店内にはメニューがない。私は『げそ天そば』をお願いするが、券売機などなく、おばあちゃんにお金を手渡しである。

すると順番を間違えないように作っていくがやや耳の遠いおばあちゃんのため、皆声が大きい。私の番が来て濃いめの色をしたツユにゲソ天が乗っている。まずは七味を振って食べ始める。そばはいわゆる茹で麺、少し太め、柔らかく喉越しもいい。ゲソ天は揚がりすぎてイカが硬くなるケースが多いが、このゲソ天はふんわり、食感がいい。ツユを呑むと色ほど辛くない、というか、少し甘めで好きなタイプ。これで290円は信じられないほどリーズナブル。(小諸そばのかき揚げそばでも400円)

安いからか常連は大概『玉ねぎ、春菊、そば大盛り』とか、『ゲソ、牛蒡、ネギ多め』など決まった頼み方があるようであるが、天ぷらダブルが普通のようである。店は大入り満員、おばあちゃんはゆっくりと調理をするため、すぐに注文が溜まるが、一緒に働く若い兄さんがこれを助けている。そばは買ってきた茹で麺を温めるだけだが、天ぷらは自家製。それにしても安くて旨い店であった。ご馳走さまでした。
六文そば人形町店
中央区日本橋人形町1ー10ー5