hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

ル・クープシュー〜飯田橋グルメ

2022-10-04 05:00:00 | グルメ
新宿駅西口で長い間営業をしていた『ル・クプシュー(Le coupe chou)』がコロナ禍もあり、閉店してしまったのが2020年。お店は1978年開店だが、私も1982年に初めてお邪魔して以来40年。1年に1、2回程度だったが、無くなってしまうと気軽に美味いフレンチを食べる事ができる店が無くなったことの喪失感は大きかった。

途中にギャラリークプシューという分店(2016年閉店)もあったりして繁盛店と思っていたのに。ところが、ネットで調べていると今年8月23日に飯田橋で開店したことを知り、早速お邪魔した。

店はJR飯田橋駅から外堀通りを九段下方向へ5分。地下鉄東西線からはすぐのビルの2階に店はある。階段を上って店に着いたが開店5分前、しばし待つ。店は以前よりは少し小ぶり(前の店は地下があったはず)にはなったがマークは昔のまま。思わず懐かしいと呟く。

メニューは昔から変わらないプリフィックス、以前と同様に前菜2品、メイン1品のBコースを選択。ワインも赤を1本もらう。
まずは瓶ビールで乾杯。私は前菜に『セウタ』『ムール貝パン粉焼き』、相方は『海の幸お菓子仕立て』『ウニのグラタン』を注文。

まずはバターとバケットが到着。名物(?)の甘味のあるバターをたっぷりつけてバケットを食べる。少し甘みがなくなってやや固いかなと思う。



ムール貝のパン粉焼きはガーリックがたっぷり効いたエスカルゴ風。ムール貝の旨味にもブルギニオンバターは良く合う。あまり高くない軽めの赤を飲みながら頂く。



お待ちかねのセウタ、つぶ貝や小海老、帆立貝などをチリソースで煮た料理。かつて淡島にあったドマーニの元社長がスペインで食べた料理をヒントに作り出した一品。辛味が効いてこれもワインに良く合う。



相方の海の幸のサラダ仕立てはオードブルらしい一品、また、ウニのグラタンも名物料理、ウニの甘みが全体に広がり美味い。
スープは今は1種類の日替わり、この日はえんどう豆のポタージュであった。



メインは『ラムのロースト』、ラタトゥユ風のソースを付けて頂く。マデラ酒のソースに比べてあっさり。ソースはパンに付けて頂くが、これが美味い。

相方の牛頬肉のワイン煮込みはやはり昔ながらのコッテリとした美味さが際立つ。どうしても前の店でも頂いた料理ばかりになってしまったが、懐かしくもあり、美味しくもある。もちろん、新しいメニューもある。

デザートは『クレームドブリュレ』の一択、かつてと同じ皿で同じ味のデザートで満足。やはりここのが1番美味い。相方はいつも頼むデザート盛り合わせは量が多いため、『ココナツのブラマンジェ、マンゴーソース』にしたが、こちらもやはり大満足であった。


懐かしく、美味しい味。ホスピタリティの高いお店の方の応対も以前と変わらず、再訪してみたくなるお店である。ご馳走さまでした。

ル・クープシュー
千代田区飯田橋3ー1ー6マリアナ飯田橋east 2階
05055895868