hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

べったら市に行ってきました

2022-10-20 05:00:00 | 日記
10月19日、20日はべったら市が行われている。主役の『べったら漬』は大根を麹漬けした甘い漬物で東京の伝統的な漬物である。皮を剥いた『皮なし』とそのまま漬けた『皮あり』、さらに滅多にお目にかかれない『葉っぱ』もある。

『べったら』の由来は諸説あるが、江戸時代にこの漬物を若者が振り回して表面の麹が着物にべったり付けてからかった→『べったら漬』となった説が通説である。



お祭りは地下鉄日比谷線近くの寳田恵比寿神社及び椙森神社と周辺道路で開催中。



恵比寿講(商家で恵比寿神を祀り、親戚など親しい人を集めて祝う行事)にお供えをする行事があり、その際にこの商人相手に大黒様や神棚、打出の小槌など様々なものを売る習慣があった。その中でもべったら漬がよく売れたので市の名前となったものである。


売っているものはべったら漬だけでなく、いわゆる露店では綿菓子やたこ焼き、唐揚げなどが売られ、さらに近くにある人形町の老舗も軒並み出店している。例えば魚の味噌漬で有名な魚久や老舗洋食店の小春軒、すき焼きの今半、カステラの文明堂などで、こちらを目当てに来る人々でごった返す。



昼間から駐車場で飲む面々もいるが、夜となると大変な人通りとなる。3年ぶりの開催となった今年は大変多くの露店が出ていて珍しい店も数々。



懐かしい『あんず飴』、『博多はしまき』は焼きそばを薄いお好み焼きで巻いたもの、『手相診断』には女性の列、韓国風焼きそばやチキンステーキ、串焼きの牛タン等々。



1番並んでいたのは魚久、切り落としやゲソの味噌漬けなどが人気で列は椙森神社の周囲に沿って続いていたが、後ろが見えないほど並んでいた。



私は持ち帰ることも考えて真空パックされたべったら漬(皮無し)、8足1000円の紳士物靴下を購入した。人出は数年前よりやや少なめだが、夜にはさらなる人出となるであろう。



この時期にも関わらず、べったら漬の試食はできます。1本1200円〜1800円ほど、駅から近いので是非足を運んでください。