いよいよ立春、今年も小諸そばの春盛り蕎麦の季節がやってきた。立喰そばの中では小諸そばは季節によって趣向を凝らしたメニューを提供してくれるが、この春盛りそばはいつも楽しみにしている。
昨年は確か『桜エビと白魚のかき揚げ、筍の天ぷら』があしらわれたメニューだったが、今年は『さくらマスの天ぷら、桜エビのかき揚げ、筍の天ぷら、菜の花』と少しバージョンアップ(とはいえ昨年に比べてかき揚げが小さくなってはいるが)している。まずは天ざる仕様の春盛り天せいろ(590円+1.5人前のそば50円)から頂く。ただ、残念ながら値段も560円(普通盛り)から30円値上がりはしている。
せいろに蕎麦の大盛り、天ぷらの皿、ツユがお盆に乗って出てくる。天ぷらが3つものり、ちゃんと大根おろしも添えてある。
ツユにわさびとネギを入れ、蕎麦から頂く。小諸そばは喉越しがよく、せいろで食べると茹でたての美味さを感じる。
天ぷらは残念ながら冷えていて、そのおかげかもしれないサクラマスはやや生臭さが出てしまっていた。かき揚げはパリパリで美味い。
3つも天ぷらがあると蕎麦が足りなくなるくらい。食べ終わるとポットに入った蕎麦湯を蕎麦猪口に入れてゆったり。なかなか美味い。
次の日はかけそばバージョンの春盛りそば。値段はこちらも590円、かけそばにサクラマスの天ぷら、筍の天ぷら、桜エビの小ぶりなかき揚げに茹でた菜の花が添えてある。
たっぷりのネギと七味唐辛子を掛けて頂く。熱くしたからかサクラマスが美味い。鮭に似た味の切り身はそばによく合う。筍も穂先の小さな天ぷらだが、春を実感。もちろん桜エビのかき揚げも堪能でき、おつゆまでしっかり頂きました。
天ぷらが冷えている場合はやはりかけそばに軍配が上がるかな。いずれにせよご馳走さまでした。
小諸そば 小舟町店
中央区日本橋小舟町14ー12
0337673077