『鉄道シリーズ』その216。鉄道創業の地を巡った次は京急本社1階にオープンした『京急ミュージアム』に行く。関東の私鉄の博物館は東京メトロ、東武鉄道、東急電鉄は既にお邪魔したが、2020年にオープンした京急ミュージアムは今回が初めてである。
ただ、乗る鉄道は京浜急行ではなく、横浜高速鉄道新高島駅下車1分のところにある。入口側にはマスコットのけいきゅんの椅子が並べてある。
場所はガラス張りの外から京急デハ236号が見える。ところであらかじめパソコンやスマホで予約して入場するシステムなのだが、これがなかなか予約が取れない。
今まで何回かチャレンジしたが、ようやく本日15時からの入場予約を取れた。ただ、入場料は無料である。
ミュージアムと言っても1フロアのみ。展示されているデハ236号は1929年に当時の湘南電気鉄道1型として製造され、戦後の京浜急行発足時に今の型番に改番、1978年に引退した。
車両のなかにも入ることができ、懐かしいシートの横には古い資料が並んでいた。
私が興味を持ったのは古い路線図、特に1925年の物には1937年に廃止された関連会社の海岸電気軌道の路線(總持寺〜大師)が載っていたのである。
他にも1940年頃の京浜・湘南電鉄案内図など興味深い資料や当時の出札関連の機械など面白かった。
隣には大きなジオラマがあり、100円払うと自分で運転することができる。ちょうど小さな子供連ればかりだったので何回も運転を楽しむことができた。京急沿線のジオラマはよくできていて素晴らしい。
他にもバスの運転席や電車のシュミレーター(これは予約制)も体験できる。
こぢんまりとした施設ではあるが、大人でも楽しむことができる。ただ、小さな子供たちがメインの施設ではあるが。
博物館巡りも私にあと残されたのは小田急ロマンスカーミュージアムである。