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昨年の春のシーズン以来の早慶戦。秋日和、少し風は強いが、いいお天気、まさに野球観戦日和である。朝から一仕事をして12時神宮球場正面で待ち合わせ。今年の秋のシーズンは今の所慶応はどこにも勝ち点を許されない状況。一方早稲田は明治に勝ち点を落とし、今回の早慶戦で勝ち点を取った方が優勝、しかも慶応は完全優勝がかかっている。
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友人が三塁側ファミリーボックス席を取ってくれたが、バックネットから少し三塁に寄った座席の一番上。席に着くまでは登りにくい階段を注意深く歩かなければならなかったが、とにかくよく見える席でピッチャーの配球、特に左打席の打者の場合はよく見える。
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席にはテーブルが付いていてランチも楽に食べられる。まずはビールで乾杯。今年も神宮球場で友と会えた喜びを分かち合う。
試合は午後1時にプレイボール。まずは慶応が先行。早稲田先発は加藤投手。慶応先頭の吉川はセンターフライに打ち取るが、ドラフトで指名された2番広瀬はショートへの内野安打で出塁。しかし、残りの2人は凡退。
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早稲田1回は慶応先発の外丸から2番山懸が初球をレフト前にヒットするものの、盗塁死、同じようなスタート。
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早稲田は2回を除き毎回ヒットだが、チャンスを潰す。試合が動いたのは5回、無死で6番中村の内野安打で出塁、送りバントで2塁、さらに死球で1死1.2塁を作り、2死となった後1番尾瀬にタイムリー2塁打で先取点を許す。
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このまま終われない慶応は9回無死で4番栗林がレフト前ヒット、5番宮崎のバントを野選、さらに6番水鳥のバントを処理ミスで同点に追いつく。さらに代打上田のタイムリーで逆転する。
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しかし、慶応の抑え投手谷村が乱調。無死で連打されさらに四球で満塁。ここで再び尾瀬にタイムリーで同点。さらに無死満塁から代打小澤にタイムリーを打たれ、サヨナラ負けとなった。
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試合は残念な結果とはなったが、最後に手に汗握るシーンを作ってくれたのはよかった。ただ、高校野球からは大して進化していない投球や内野守備はいただけないが。
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だからなのか、両校優勝がかかった試合でも応援席の入りは悪く、昔との違いを実感。一方でOBの多い内野席はほぼ満席だったのが対照的だった。とはいえ来年もまた神宮球場で集まることを約束してお開きとなった。
PS.2回戦は慶応・竹内の好投と1回戦は酷かった谷村投手の頑張りで4対0で勝利、優勝は3回戦に持ち込まれた。