2022年最後の外食は家族で『シェ・アンドレサンクレール』にてフランス家庭料理を頂きました。
この店は日本に嫁がれたマダムが一念発起して開店された故郷フランスの裏町にあるビストロを再現されたもので店に入るとすぐにテーブルまで来て熱心に料理について教えてもらえる。
この日は店も最終営業日、クリスマスの飾りもまだ残っていてツリーのイルミネーションが美しい。家族が揃い、まずはハイネッケンで乾杯。
スープは名物の田舎風ポタージュ、もう後4杯しか残っておらず、入店すぐにまず予約した。玉ねぎとニンジンの香り、甘いようで甘くない、心から温まるスープである。
キッシュも名物。これだけふわふわ、周りの生地はしっかり、中身のベーコン、ほうれん草などが入り行ったことはないが、ロレーヌ地方に行った気になる。添えてあるレタスのサラダも何気なくかかっているフレンチドレッシングがとにかく美味い。
娘が食べたいと言ってエスカルゴ、カタツムリの身も美味いが、その穴に押し込んでエスカルゴバターがたっぷり染みたフランスパンがワインのツマミにはもってこい。
メインは白身魚のパピオット、メヌケの身にエスカルゴバターとソースを乗せ、紙包みにしてオーブンで焼いた料理。バターとクリームだからコッテリした味を想像しがちだが、思いの外あっさりと頂く。
肉はブッフブルギニオン、簡単に言えば牛肉の赤ワイン煮込み。大きな肉塊が4つ、脂の多い部分と赤身の部分を切り分け、一緒に食べる旨さ。添えてあるレンズ豆も美味かった。
お楽しみのデザートはケーキを3つ、これをシェア。栗のタルト、リンゴのタルト、チョコレートケーキにスグリのジャム。個人的にはリンゴのタルトが甘くて酸っぱく1番好きであった。コーヒーと共にゆったり頂き、片時のフランスを楽しむことができた。
食事中にはフランスの曲、さらにアコーディオンの生演奏。楽しいひとときでした。本当にご馳走さま、ありがとうございました。
シェ・アンドレサンクレール
中央区日本橋人形町1ー8ー5
0362281053