hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

豊樹〜人形町ランチグルメ

2024-03-21 05:00:00 | グルメ
人形町のランチの店はかなり行き尽くしたと思っているが、やはり入ったことのない店もまだまだ沢山ある。本日お邪魔した『豊樹』もそんな店の一つ。以前ブログにも書いたが、ラーメン店が3軒並ぶ中の一軒。

一番人形町駅寄りにある『柊』はここ3年ほどで店名は2回替わり、真ん中の店『桂園』はコロナ禍により閉店、実は『豊樹』は言わば勝ち組なのである。

店の前には赤い提灯が一つ、メニューも大きく張り出し、明朗会計の店でしかも殆どがラーメンメニュー、サイドオーダーには餃子などもあるが、あくまでラーメンを注文したお客さん用である。



ラーメンと言っても味噌・醤油・塩の3種類に加え、担々麺、つけ麺、トンコツラーメン、油そばと何でもあるし、トッピングも辛ネギ、チャーシュー、メンマ、味玉など沢山揃えている。ランチは半餃子(3個)付きが200円増し、ライスも付けるとあと50円など好みに合わせられる。私は味噌ラーメン+半餃子(1080円)を注文した。

店内は男女2人で手際よく調理、茹で時間はあるものの、ラーメン提供まで8分程度であまり待たされない。順番通りに味噌ラーメン到着。



昔からある味噌ラーメンという風貌。麺は太麺縮れ麺、弾力があり、コシがあってうまい。スープも典型的な味噌ラーメン、これならもやしを入れたくなる味。

胡椒をまず振り、味変も兼ねてラー油を垂らすが、ラー油の香りがよく合う。メンマ、チャーシューも美味い。

少し経った頃に餃子も到着。やや大きめの焼き餃子、カリッとした皮にニンニクとニラの効いた餡。懐かしい味である。



お客さんは1人で来て、ラーメンを食べて、すぐ帰る人が殆ど。女性1人も多く、常連さんが多いようだ。接客も程よく、気持ちのいい店であった。ご馳走さまでした。

麻布十番付近の坂道③

2024-03-20 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その201。麻布十番付近の坂③。今回は麻布十番付近の坂道を歩くことにした。麻布十番の坂道を歩くのは2015年以来9年ぶりである。今回初めて歩く坂道も多く、前回に引き続きということもあり、③とした。都営大江戸線麻布十番駅を降りて7番出口を目指す。



東洋英和女学院が近くにあるためか、可愛らしい制服の子供たちが反対側から歩いてくる。出口を出てすぐ右側に『麻布十番稲荷神社』を発見。都会の神社にありがちなすぐ前に聳えるように本殿が立ち、急な階段を上ることになる。その前に階段右側には大きな蛙の石像。

この大きな蛙の像には『江戸時代文政4年(1821年)に大火があり、この周辺は焼けてしまったのだが、備中成羽の領主山崎主税助の邸のみ類焼を免れた。これは邸の池に棲む大きな蛙が水を吹きかけて猛火を退けた』という謂れがあり、お守りとなった。



また、左側には宝船の石像があるが、これは港七福神巡りに因むもの。この神社以外に7つの寺社を巡るものである。



階段を上り、本殿の前で手を合わせた。この神社は末広神社と竹長稲荷神社が戦災で焼け、昭和25年に合併したものである。



神社の階段を降りて右に曲がる。少し歩くと鳥居坂下という信号があるが、ここが坂の一番下。ここからのかなり勾配のきつい坂が『鳥居坂』である。

由来は江戸時代に坂の東側に鳥居氏の屋敷があったことによる。また、坂自体は元禄頃に開かれたものである。



次の道を右に曲がるが、ここにシンガポール大使館がある。その先、突き当たりを左に曲がるとほぼ直角に曲がり下りていく急坂、『潮見坂』である。

旧江戸中に『富士見坂』『潮見坂』は多く存在するが、いずれも富士山、海が見えたもの。この坂道も江戸中期頃までは芝浦の海が見えたようだが、今はマンションが邪魔をして海などもちろん全く見えない。(以下、次回)

ふじの家〜神田ランチグルメ

2024-03-19 05:00:00 | グルメ
普段歩いている道に沿ったビルの地下1階に蕎麦屋さんがあるのに急に気づいた。昭和通りという道幅の広い道路を神田方面にあるいていたら普通の雑居ビルに『そば ふじのや』という飾り気のない行燈を発見。怖いもの見たさまでは行かないが、ついつい立ち寄ってしまう。

1階にショーケースが置いてあり、値段はごく一般的、どちらかというと安い部類なのである。推しは『かき揚げ丼セット・丼+きつねそば』『カレーセット・カレーライス+たぬきそば』あたりのようだ。



地下に降りる階段が螺旋状になり、2階分を降りると殺風景な入口。中に入るとL字型をしたお店で奥は左側に折れて席が配置されている。先客は2組3人、昼時の割にはがらんとしている。



席に座り、メニューをしっかり見ると、先ほどの丼+きつねそばがBセット(900円)、カレーライスセット(900円)はお得なようで、Bセットを注文した。

待つことに5分、ランチが到着。少し小ぶりな丼が2つ、片方にはかき揚げ丼、もう一つはきつねそば、振りネギ、漬物も付いてきた。

まずはきつねそばから頂く。麺は特徴のない茹で麺だが、ツルツルしていて麺の太さも普通。油揚げ(煮たもの)、小松菜、ちくわなどが盛り沢山に乗っている。



油揚げは甘く煮てあり、小松菜は葉物の中ではしっかり味があるし、ちくわも相性がいい。どうしてもかけそばはツユの塩気が強い傾向にあるが、こちらのはマイルド。やや甘めである。麺をほぼ食べてから丼に移る。

丼いっぱいあるかき揚げはメイン玉ねぎのタイプ・ただ、玉ねぎが薄くスライスしてあることもあり、ぼってりしておらずサクサク。油もタレの辛さも気にならない。また、漬物もきゅうり醤油漬と糠漬けきゅうりとダブルきゅうりだが、味が異なるので気にならない。



ボリュームも結構あり、ちょうど良い。後からくるお客さんは1番人気はBセット、次がカレーうどんと雨で外が寒いことを反映している。
食べ終わると入口側でお会計。私が『中々のボリュームで美味かった。』というと、『意外に安いでしょ。また、お願い』と愛想がいい。フロア係はおばさんばかり、やはりわかりにくいからかご近所で働く常連さんばかりのようであった。ご馳走さまでした。

ふじの家
千代田区神田松下町10ー2翔和神田ビルB1
0332586860


宿33 永福町行京王バスに乗って

2024-03-18 05:00:00 | バス
『バスシリーズ』㉛、久しぶりに路線バスに乗ってみた。とはいえちゃんと始発から終点まで乗った訳ではなく、途中区間の新宿住友ビル〜西永福のみである。最近のネットニュースを見ていると路線バスの廃止の話題が多く、運転手不足は益々拍車がかかっているらしい。



『新宿住友ビル』バス停は京王バスが停車、系統は永福町(宿33)、佼成会聖堂前(宿32)、渋谷駅(宿51、050)、佼成病院(宿35)の5系統がある。私が乗る予定の永福町行きは出たばかりのため、しばらく待つことにした。まずは渋谷駅行、続いて佼成会聖堂前行がやってきた。



永福町行は1時間に6〜7本あるから10分も待てば来るはずなのだが、1628発のバスは4分ほど遅れで到着する。

乗車すると7割程度の乗車率である。路線バスは優先席比率が高いため、若い人は席が空いていても中々座れない。そのため出口近くに溜まってしまう傾向にある。

そのまままっすぐに方南通りを行くが、『十二社池の下』に停車。十二社と書いて『じゅうにそう』と読む。江戸時代は景勝地、今でいうリゾートで人工の池が2つあり、茶屋で楽しんだ。しかし、新宿副都心計画のもと、1968年に埋め立てられ、今はバス停に名を残すのみである。

『西新宿5丁目駅』では都営大江戸線に乗り換えられる。右手には大きなカニのハサミが見えるが、これはカニ道楽の看板。

『本町三丁目』『本町四丁目』は渋谷区、『弥生町三丁目』『南台一丁目』は中野区となる。『東大附属』は東大附属中高等学校がある。

『栄橋』の右手には東京メトロ丸の内線の車庫があり、『広町住宅』までが中野区。『峰』からは杉並区に入る。僅かな距離で新宿区→渋谷区→中野区→杉並区と4区も跨ぐ。



『方南町駅』で東京メトロ丸の内線に乗換られ、また、環状7号線とクロスする。この辺りまで来ると乗客の大半が降りてしまう。



『大宮八幡入口』のバス停では『大宮八幡に行かれる方は2つ先の大宮町で下車が便利です』とのアナウンス。『大宮町』を過ぎると右手に大きな赤い鳥居が現れる。



バスは西永福交差点を左折、井の頭通りを走り、『西永福』バス停に到着。約35分掛かる。



西永福バス停には小田急バスのものも残っているが、新宿西口〜武蔵境(宿44)は3月15日で休止(但し、日曜の朝に1本のみ)する知らせとその後は新宿西口〜吉祥寺中央口に短縮する旨のお知らせがあった。

都バス資料館のサイトによるとこの路線は古く昭和24年に開設された都営119系統(武蔵境南口〜永福町〜新宿西口〜東京駅南口、25.5km)で京王、小田急と共同運行をしていた。今でこそ週1便まで減ったが、当時は1日55本の運行。ただ、1970年に京王、都営が脱落、その後は新宿西口〜武蔵境と路線を短縮、小田急単独で運行していたものである

ただ、先ほどの『住友ビル』バス停にも停車する京王050は2022年に運行を開始した新しい路線だが、渋谷駅〜新宿駅〜新橋駅〜BT東京八重洲という長大路線を1日3往復となっている。一方で長い路線を廃止しつつ、長い路線をスタートさせるという矛盾があるようにも見えるが、そうではない。新路線は渋谷駅〜新宿駅まではコツコツと停まるが、その先は四谷1丁目→新橋駅→BT東京八重洲しか停車しない。(全区間乗車してもおとな210円、4月以降は220円)



こういった工夫を凝らしながらも新たな路線が増えていくことはバスマニアとしては嬉しい話である。


La Bar a Vin 52 〜渋谷グルメ

2024-03-17 05:00:00 | グルメ
どうも横文字の名前の店は覚えられない。特にイタリアンやスパニッシュの店は苦手である。昔の仲間5人が久しぶりに集まることになり、渋谷か新宿と言われた。わかりやすい店と言われても新宿も渋谷もあまり駅に近い店はよく知らない。



そこで先日お取引先にご馳走になった店を思い出し、比較的わかりやすい場所だったこともあり、予約してみた。店の名前は『ル・バーラヴァンサンカンドゥアザブトウキョウ』という。こちらは高級食品スーパー『成城石井』が経営しており、井の頭線のホームの上にある食堂街にある。成城石井の食品の販売も店内でやっていて利用者も多いようだ。

ところが時間になってもやってきたのは私を含め2名、何とか15分遅れで開始できたのだが、やはり渋谷駅の変化に付いてこれない人ばかりであった。


飲み放題付きなので生ビールで乾杯。まずはパンとオードブル。オードブルには生ハム、チーズ・サーモン、オリーブ、ローストビーフ、サラミなどがお皿に盛られていて大変ボリューミー。



ここで私は赤ワインに変更。それぞれに工夫が凝らされていて乾燥いちじくとチーズを一緒に頂くとワインによく合う。

続いて、ムール貝の白ワイン蒸し。中にはオリーブ、トマト、ニンニク、ローズマリーなど香草もたっぷり。行ったことはないが、地中海の香りを感じる。

ワインがどんどん進むが、メインの『宮崎産日南鶏と豚肩ロースの2種のグリル』がドカンと供された。見た目は迫力があるが、炭火焼きの香ばしさもあり、意外に食べやすい。

『マルガリータピザ』は安定の旨さ、イタリア産の辛いオリーブオイルを掛けると味変して良かった。


これで終わりかと思ったが、最後に『しらすとルッコラのパスタ』が到着。550円を足せばパルミジャーノレジャーノの濃厚ウニクリームパスタにも変更できたが、お爺さんたちにはこれで十分。

飲み放題もついてこれだけのディナーを渋谷の真ん中で頂いて5000円(税サ込み)はお値打ち価格。このお店は渋谷以外にも恵比寿、麻布十番、横浜などおしゃれなところにもある。コスパ最高の店に皆様満足の一日であった。ご馳走さまでした。

LeBar a Vin52 渋谷マークシティ店
渋谷マークシティウェスト棟4階
0364551180

都営大江戸線スタンプラリー④

2024-03-16 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その230。都営大江戸線スタンプラリー④、蔵前駅は都営大江戸線と浅草線の乗換駅ではあるが、少し離れていることもあり、地下の通路では乗換ができない。



都営浅草線から乗り換えるために地上に一旦出てしばらく厩橋方向に歩くと駅の入口が出てくる。通りの反対側には以前から気になる本屋さんがある。なぜ気になるのかは写メを見ればひと目でわかるが、大きなビルに挟まれて間違いなく傾いているが、少なくとも5年はこのまま。見ている方が危なくなってしまいそうでつい足が止まる。
ところで都営大江戸線のスタンプは『厩橋と花火』、立派な鉄橋はわざわざ見に行く価値がある。



厩橋

浅草線は『蔵前国技館と蔵前橋』である。

両国駅のスタンプは『東京都江戸東京博物館と大相撲の幟、力士像』である。




駅周辺には日大一高、徳川家康像、復興記念館、安田庭園など見どころが多い。

森下駅は1978年に都営新宿線の駅として開業、2000年に大江戸線開通により乗換駅となった。清澄通りと新大橋通りの交差点に駅がある。大江戸線のスタンプは『深川神明宮と芭蕉像』が描かれている。



深川神明宮

また、新宿線のスタンプには『芭蕉像と新大橋』が描かれている。

この芭蕉像は江東区芭蕉庵史跡公園の隅田川に近いところに置かれているのだが、何と動くのである。



芭蕉像

閉園後の午後5時には隅田川方向に90度回転、さらに午後10時頃には元の方向に戻る。ただ、いずれも閉園後のため、気に留めていないとわからない。これは夜にライトアップをするタイミングで芭蕉像に川を見てもらいたいということから決まったとか。見たい方は隅田川沿いの遊歩道からチェックしてみて下さい。

新大橋


東京トンテキ〜秋葉原ランチグルメ

2024-03-15 05:00:00 | グルメ
『とんてき』の名前を初めて知ったのは上野だったか、御徒町だったか、確かここにあった『たいまる』という店だったと思う。たいまるは古くからある洋食屋さんでとんてき以外にもトンカツやハンバーグなどのメニューもあったが、看板メニューはトンカツととんてきだった。

先日、浅草橋の『グラシア』という店の四日市トンテキを頂いてからすっかりその魅力に取り憑かれ、今回は『東京トンテキ』というお店に行ってみた。かつては渋谷や町田など数店あったようだが、今は秋葉原店一軒のみ。場所はヨドバシ秋葉原店の8階にある。

8階に上がると30店舗もあり、ペッパーランチ、勝牛、但馬屋、火の玉などガッツリ系の店がひしめく中、東京トンテキはある。



店に入ると結構広い店だが2名の店員さんで全てを取り仕切り、1人が料理、もう1人はフロアと大忙し。



メニューを見るとトンテキ(300g)は1420円、Sサイズ(200g)は1170円、特大(500g)は2350円。他に辛いソースやハンバーグなどもあるが、年齢も考慮し、Sサイズをお願いした。ライン友達を登録すると味噌汁、ご飯、キャベツのお代わりが無料となる。



周りを見ているとやはり『レギュラーサイズ、ご飯大盛り』を頼む人が多いが、必ずしも若い人ばかりではなく、お爺さんも頼んでいた。



少し待つとまずは漬物、味噌汁、ライスが運ばれてきた。ライスは流石に多い。

次に湯気を立てた熱々の鉄板の上に山盛りキャベツとトンテキが乗ってきた。よく見るとニンニクや玉ねぎもたっぷり、いい香りである。思っていたほど脂身は多くなく、肉満載である。

よく来れるナイフでカットしながらフォークで肉片を刺して頂く。肉汁がたっぷり、ニンニクが悪魔的に美味く、ライスが進む。ランチからカロリーオーバーなどと考えるが、フォークとナイフがとまらない。



熱々の鉄板に乗っているから冷えることもなく、ずっーと美味い。何となく孤独のグルメの井之頭五郎になった気分であっという間に完食。立ち食い蕎麦も悪くはないが、たまにはこんなボリューミーな飯も食べないといけないような気もした。ご馳走さまでした。もう1軒しかないけどぜひ頑張ってもらいたい。

東京トンテキ
千代田区神田花岡町1ー1ヨドバシAkiba8階
0352072902


関東三十六不動巡り④〜不動院

2024-03-14 05:00:00 | 霊場巡り
関東三十六不動尊巡り④、今回は第22番札所不動院に伺った。蔵前でラーメンを食べた後10分少しを歩いて到着。表通りから一本入った静かなところにある。

山門をくぐると3階建のコンクリート製の本堂の入口がある。階段を上がり、ガラス戸のそばまで行くと中から御住職がお見えになり、戸を開け中に入れてもらう。



玄関前には少し時代がかったお雛様の7段飾り、『まだ飾られているのですか』と私が尋ねると『なかなか片付けようと思ってもついつい決心がつかなくて』、何処も同じである。

当院は真言宗智山派のお寺で本山は京都智積院とか、まずは3階の本堂まで上がり、お参りをする。

奈良時代の良弁作と伝わる不動明王像、これには長年の願いであった母との再会を果たしたのち、このような母子別離の悲しみが世の中からなくなればという思いをこの木像に謹刻したと伝わる。このため、『子守り不動』と呼ばれている。言われてみれば優しいお顔の不動明王像である。

他にも仏像は多数置かれているが、右手の部屋に置かれていた三尊は脇侍が十一面観音と地蔵菩薩。しかし、本尊は御住職に伺っても分からなかった。
本尊の良弁作の不動明王像は幾度となく変転を重ね、肥前国平戸の松浦氏の守護仏として祀られていた時には島原の乱平定に霊験を顕わし、深く信仰された。その後、元禄10年に平戸藩主松浦鎮信が当院は松浦藩上屋敷の鬼門にあることなどから松浦家の祈願所とし、良弁作の不動明王像など松浦氏に伝わる仏像を寄託した。なお、今の本堂は1965年に落慶したものである。

住職に『この辺りはお寺が多いみたいですね』と尋ねたが、『かつては多くあったお寺も練馬区や烏山など随分減って寂しい限りです』とのことであった。浅草の喧騒とは打って変わって静かな場所にひっそりしていて、参拝するにも心落ち着くお寺であった。
私は蔵前駅から歩いたが、帰りは浅草通りに出て右に曲がるとすぐに銀座線田原町駅、途中何軒もの仏具屋さんがある。






ジョウモン〜渋谷グルメ

2024-03-13 05:00:00 | グルメ
博多名物のレタス巻が名物の『ジョウモン』という店に行った。ところでこの店の名前だが、漢字で書くと『縄文』『城門』『定紋』ではなく、『上物』。つまり通常より優れたものという言い方で博多では高い服地のスーツを着ていると、『その服ジョウモンと違いますの?』などと使うこのジョウモンのことである。

渋谷駅を降りて道玄坂をえっちら上がり、百軒店(ひゃっけんだな)の方に曲がり、次を左に行ったあたりにある。一階はムルギーという老舗カレー店だが、夜は営業していないので真っ暗。よく壁を見て、最初の写メが付いた戸を開けて階段を登る。ここが、結構難しい。

店内は2階がオープンキッチンとなっていて周囲には焼酎の樽が並んでいる。今回は4人で伺ったため、3階に行く。



席に座るとキャベツに酸っぱいポン酢(?)がかかった大皿。これは博多の定番である。早々にメンバーが揃い、名物の野菜巻きを選ぶ。

見本がドカンと置かれて悩む。野菜串焼きと言っても『野菜で巻いた』のではなく、『野菜を豚バラで巻いた』ものを炭火で焼いて供される。



まず野菜串焼きの前に3品をお願いした。『ごまカンパチ』は博多料理の定番『ごま鯖』のアレンジ。よく鯖の種類である『ゴマサバ』と間違えられるが、魚の刺身に胡麻と醤油で作ったタレをかけて胡麻、ネギ、海苔、ワカメなどを加え、好みでワサビを加えたもの。これを肴に生ビールで乾杯。

この店では鯖の代わりにカンパチを使用、九州の甘い醤油と新鮮なカンパチがよく合っていて、酒のつまみに持ってこい。
『玉子焼き』は甘めに味付けした玉子焼きの真ん中に紅生姜と海苔をいこんだもの。甘塩っぱい味がいい。

季節ものは『鴨肉と菜の花の和え物』、菜の花のほろ苦さに合わせてタレがやや甘め、肉が意外にしっかりとしていた。



焼物登場。まずは『いちごモッツァレラ』『トマト』『しんじゃが』『すき焼き風』の4品。いちごの串焼きは珍しいが高温で豚バラをカリカリに焼き、中にふんわりしたいちごの食感、甘みも濃くなっている。すき焼き風は春菊を芯に豚バラで巻き、すき焼き味のタレでつけ焼き、卵黄を付けて食べると味はすき焼きだった。
日本酒を注文、ほぼ1合は980円。まずは鳳凰美田(栃木県)と瀉樂(福島県)を注文。4人で2合はすぐ空くペース。瀉樂の方が味が濃いと評判。

一番人気のレタス巻、左側はチーズ乗せ、右側はソースとマヨネーズでお好み焼き風。いずれも大変美味いが、私はお好み焼き風が好きである。

焼鳥は『豚バラ』『さがり』、いずれも『鶏』ではないが、博多の屋台では串に刺さり、焼いたものは全て焼鳥。特に豚バラは懐かしくて涙が出そうになる。
酒は続いて『貴』(山口県)、『鍋島』(佐賀県)、いい酒を置いている。他には『紀土』(和歌山県)、『而今』(愛知県)が揃っている。



串焼きの追加は『ニラ巻き』『しそ巻き』『アスパラ巻き』、タレ焼きと塩焼き2品。いずれもバラのカリカリ感が全体を美味くしている。



フライドポテトを追加、酒はハイボールに。それにしてもみんなよく飲む。締めは『山芋焼き』、小ぶりの鍋にすりおろした山芋を乗せて後はお好み焼き風に焼く。トロトロの山芋が少し焦げて熱々、ハイボールにベストマッチ。

ここで今日は終了。口直しのピノ(小さなアイス)が美味かった。ご馳走さまでした。
ジョウモン渋谷店
渋谷区道玄坂2ー19ー2
0364161633

都営大江戸線スタンプラリー②

2024-03-12 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その229。都営大江戸線スタンプラリー②、春日駅の次は本郷三丁目駅。実は春日駅と後楽園駅はほぼ同じところにあるため、実は丸の内線後楽園駅〜本郷三丁目駅と大江戸線春日駅〜本郷三丁目駅はほぼ並行している。丸の内線後楽園駅は地上駅のため、しばらくは高架を走り途中から地下に潜り、春日通りあたりの地下を走る。

(赤が丸の内線、青が大江戸線)

大江戸線の方は文京区役所の地下に駅があり、こちらも春日通りの地下を走る。表からは見えない並行路線である。




本郷三丁目駅のスタンプには『東大赤門、安田講堂、樋口一葉旧宅跡の井戸』が描かれている。

一方、東京メトロ丸の内線のスタンプは『東大赤門』のみといたってシンプルである。

さらに近くにある東京メトロ南北線の東大前駅のスタンプは以前は赤門であったが、本郷三丁目駅と被るからか、現在は『忠犬ハチ公と上野栄三郎博士の銅像』になっている。これは東大前駅が農学部に近い位置にあるからかも知れない。

上野御徒町駅周辺には似たような名前の駅が多くて紛らわしい。新御徒町駅(大江戸線、TX)、御徒町駅(JR)、仲御徒町駅(日比谷線)、上野広小路駅(銀座線)、上野駅(JR)、京成上野駅(京成線)と7駅。このうち上野御徒町駅と通路で結ばれているのが、仲御徒町駅、上野広小路駅、御徒町駅でこの位置関係を熟知している人は少ない。


駅のスタンプは『パンダ、懸垂型モノレール、アメ横、不忍池と弁天堂』とオールスター共演である。

新御徒町駅はTX(つくばエクスプレス)との乗換駅であり、2000年12月に大江戸線が先に開通、続いてTXが開通と比較的新しい駅である。所在地は台東区元浅草1丁目、そばには日本で2番目に古い佐竹商店街、鳥越神社などがある。



開業前の仮駅名では『元浅草』であったが、開業にあたり現行名に変更された。JR御徒町駅から600m、銀座線稲荷町駅から600m、上野駅から800mといずれの駅からも近い。ただ、ほかに目印がないため、この名前となった。



因みに『元浅草』という地名はこの辺りにかつて浅草があったという意味での『元』ではなく、浅草繁華街の西の『元(はじめ)』に由来する。