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outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

毛勝山 夏道 登山 ピストン

2014年07月30日 20時05分05秒 | 日本三百名山に登る旅
この「ケカチヤマ」日本二百名山に選ばれてる山ですが、本来は僕らが登れる様な山ではありませんでした

残雪期に雪崩に怯えながら、アイゼン、ピッケル、ザイルなどを準備してさえなかなか難しい山でした。

それを・・・地元の山岳会の方々が、我々でも登れる「夏道」を造ってくれたんですから、感謝しなければなりません

今年も登山道は「刈り払い」されていましたし、道を外す心配はまずありません。本当に頭が下がります

しかしです。

この夏道と言うのが「極めて手ごわい」道なんです

片貝第五発電所を過ぎて橋を渡って間もなくの所から登るんですが・・・

登って登って登って・・・特に最初の一時間と最後の一時間は「這い上がる」程の急登です

途中にお花畑や池塘もあるし、頂上から間近に見える剣岳は絶品





その向こうに立山、対岸に鹿島槍から五竜から白馬への峰々、眼下に日本海



5~6~7時間の苦しい登りも・・・登れたら忘れさせてくれます

「登れたら」と言うのは、兎に角厳しい登りと、暑さによる熱中症、尾根を登るから途中に水はありません

沸かせば池塘の水でも、雪渓が解けた水でも使えますが、持って行くとなるとこの季節4リットルは必要でしょう。

もう一つ、登山道は「根っこ」だらけですから、雨が降った時の下山となると「滑る滑る」傷無く下山できる可能性は極めて低いでしょう

今日一緒に登ったヨコハマの赤坂氏は、去年来て雨で途中リタイヤの下山中、滑落して肋骨3本折れたそうです

そして今年も、また雨で途中リタイアの下山中滑落、幸いロープに掴まって大怪我にはならなかったんですが左の上腕の筋肉が三倍位に腫れていました

でも今日三度目、登りで滑って小さくないかすり傷はしてたけど・・・登ったんですから・・・鬼ですね

僕らは熱中症寸前ながら、雨が降らなかったので無事滑落なく下山できました

でも下りも殆ど登りと同じ時間が掛かり、全部で11時間半でした

毛勝山に楽に登りたいと思うなら・・・

今日登って思ったんですが、雪渓が多く残ってる7月中旬までなら、雪を頭に載せれば幾分熱中症が防げると思います

兎に角登山道が「きつい登りと暑さ」ですから、僕らは4時に出発したんですが出来れば2時か三時に出発して、夜明け前の涼しい間に2000メートルを超えてたら幾分楽だと思います。

下りの暑さは防げませんが・・・

最後にお花畑は花だらけ、その内の少しだけ

チングルマ



ハクサンコザクラ



毛勝山、本当に良い山でした

しかし・・・この山に関して言えば、富山県と言うのは県職員の文化程度が低いと言うか・・・発展途上国下位のフィリピン以下ですね。

日本国中から200に選ばれた名山「毛勝山」に登山口標識も頂上標識もないんです。

ちょっとまともな意識を持ってる人が一人でも居たら・・・百名山に選ばれても良い様なこの山が、こうではなかったでしょうが残念でした。

山名標識も無い「日本二百名山毛勝山の山頂



誰か個人が置いた板はあるけど山名は消えています。









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