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たとえば配偶者がすでに国保に加入していたら、職員もいっしょに加入することでどうなるか。酒田市のサイトには試算表もあるのでやってみた。
すると、確かに退職直後に国保に加入するのはお高い掛金になる。でも、ふたりいっしょだと、いくら計算しても答えは770,000円から動かない。あ、これって最高限度額ってことか。
ということは、配偶者20万ちょいで、退職する職員の任継掛金が50万なら、確かにこちらの方がお安いではないですか。もっとも、給付や手続きの煩雑さを考えるとどうもなあ……
他にもいろんなパターンがある。
・配偶者が任継である場合にその被扶養者になる(任継になれるのは二年間だけ。でもこれだと一人分の掛金だけですむ)
・配偶者がまだ組合員である場合(これ、多そうだ)、そちらの被扶養者になる。これもお得だ。なにしろセンセイはセンセイと結婚していることが多いしね。
わたしの場合でシミュレーションしてみよう。妻はわたしの扶養になっているが、他のおうちとちょっと違うのは、妻の方がだいぶ年上だということだ。ということは、
1.初年度は任継で妻を扶養につける。これは確実。
2.問題は二年目で、妻を扶養につけたまま任継で50万を払うのか、あるいは国保に移った方がお得なのかの判断が迫られる。これも微妙な話じゃない?
3.もっと問題なのは、そのときにわたしと妻の健康状態がどうなっているかだろう。
だからこの選択に完全な正解はないし、学校事務職員としても、職員に「説明」はするけれども「決断」は自分でしてくださいよ、というしかない。いや、それ以前に再就職が不可避なのかしら(笑)
……ここで、もうひとつのファクターがからんでくる。退職互助部という制度だ。これ、他県にもあるのかなあ。以下次号。
本日の一本は「バルジ大作戦」。むしょーに戦争映画が観たくなって借りる。戦車VS戦車のガチの闘い。その勝敗を決めたのは兵站。納得できる話。ヘンリー・フォンダやロバート・ライアンの連合国側もいいけれど、なんといってもこれはプライド高いドイツ将校を演じたロバート・ショウの映画です。あんなにコテコテのイギリス人なのにいつも他国人(笑)