PART6はこちら。
だから、今年の3月に退職するほとんどの人が、実は被扶養者になる資格をもっている。給付係の人に素直にきいてみた。
「これはあくまで個人的な興味できくんですけど、こうなるとですよ、わざわざ任意継続組合員になる人って激減するんじゃないですか」
「それがですね、任継はむしろ増えてるんですよ」
「え?」心底、理解できない。
「なぜかというと、物理的に退職者が増加しているからなんです」
あら、簡単な理由だったんだね。
「でも、180万に達しないんですから……」
「ところがね、なかには『息子の世話になどならん!』って理由で任継になる人もいるらしいです」
「へー」
よくわかるような、わからないような。ぶっちゃけた話、任継の掛金は50万円弱。かなり大きい出資だと思うけどなあ。
他にも気をつけなければならないことがある。実は、退職者たちには他の種類の所得がある人が多いらしい。特に、養老・年金などの保険の給付が開始される、あるいはすでに給付されている人がけっこういるのだ。
単なる予想にすぎないけど、バブルの時期に「絶対にお得です!」と勧誘された商品とかね。65歳の満額受給まで、自己責任だとばかりにいろんな金融商品に投資し、そしてついに返ってくる。おめでたいことではあるが、それも雑所得として課税されるので注意が必要だ。
もっとも身近な“投資”である財形年金貯蓄がわかりやすいかもしれない。あの貯蓄を、目的どおり年金として受け取るとすれば……うーんこの話は長くなっちゃうかな(財形年金については課税はされないと指摘ありっす。でも……)。以下次号。
本日の一本は「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」
久しぶりに見たくなってレンタル。やっぱりおととしのベストワンに選んだだけあって面白かったー!なぜこの部屋の窓が破られていなければならないかなど、脚本が練りに練られていることが歴然。おまけに酒を飲みながら見たものだから、初回のとき以上にポーラ・パットンの魅力にくらくら。ほんっとにいい女だなあ。彼女の新作ってないのかな。