仲間由紀恵さんが主演の連続ドラマ「ごくせん」をはじめて見ました。暴力団の組長を親に持つ教師という役です。組長を宇津井健さんが善人風に演じていて、全体に暴力と暴力団を肯定しています。自校の生徒が善人の設定で他校の生徒が大抵悪役となっています。簡単に言うと、勧善懲悪の暴力説教ドラマです。水戸黄門と似たようなものですが、水戸黄門が時代劇でドラマの中だけと割り切って見るのに対して、「ごくせん」は現代劇なので現実にはありえないドラマだけの設定だと割り切ることができずに、誤解してしまう人がいるかもしれません。それが中学生や高校生だったりすると、悪い影響しかもたらさないでしょう。特に頭の悪い生徒ほど誤解するでしょうね。体育系の筋肉バカみたいな生徒が暴力を正義と思い込んだり、または暴力も大義名分があれば許されると勘違いしたり、勘違いしている振りをしたりするでしょう。「ごくせん」はそれが狙いなんでしょうか?