三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

天皇賞~アルナスとモンテの一騎打ち

2009年05月02日 | 競馬
天皇賞春G1です。傑出した馬がおらずアサクサキングスが押し出された1番人気になっています。得てして、こういう場合は波乱になるケースが多く、今回も一筋縄では収まらないかもしれません。
とはいっても、阪神大賞典、日経賞、大阪杯などのステップレースで1秒以上負けた馬は、本番での巻き返しは難しいと思います。ということで、シルクフェイマステイエムプリキュアホクトスルタンネヴァブションデルタブルースコスモバルクの6頭はまず消し。ネヴァブションの前走は寝違えたために思うように走れなかったそうですが、成績も不安定だし、ここで好走するとは思えません。
長距離ですからローテーションも大事で、今年になって一度も走っていないジャガーメールポップロックは無理でしょう。去年の秋に休み明けの毎日王冠を使って、再び休み明けで今年2レースを消化したサンライズマックスも、長距離を走るローテーションではありません。去年の秋から3レースを使っただけのトウカイトリックも、この1年間で最高着順が5着と、上がり目はほとんどないでしょう。これで合計10頭が消えました。

残りは8頭。マイネルキッツは前走が最長の距離経験で、他の重賞での長距離実績がなく、ここでは用なし。3連勝中のゼンノグッドウッドも長距離実績が準オープンの前々走とオープンの前走だけ。さすがに格が違いすぎます。ヒカルカザブエはキャリア8戦。未勝利から4連勝して前走の大賞典2着で目途を立てた恰好ですが、この馬がG1で活躍するのはまだ先でしょう。

残り5頭のうち、心配な点があるのは、ドリームジャーニーの距離と斤量。かつてライスシャワーが4歳時に430キロの馬体重でメジロマックイーンを競り落として見事な優勝を果たしましたが、ライスシャワーは菊花賞馬。ドリームジャーニーはステイヤーとは言いがたいし、ライスシャワーよりもさらに小柄な馬体に58キロはこたえそうです。前走で久々を使ったスクリーンヒーローは、前走で馬体重の増減なしで出てきた割に0秒8も負けて、仕上がりと反動に不安があります。アサクサキングスはジリ脚。パンパンの良馬場での切れ味勝負になったときに4着以下に負けそうな気がします。

という訳で、天皇賞はアルナスラインモンテクリスエスの一騎打ちという結論になりました。

◎アルナスライン
〇モンテクリスエス
▲スクリーンヒーロー
△アサクサキングス
△ドリームジャーニー

本命サイドの予想になってしまったので、馬券はからの馬単と、◎〇軸でマルチ3連単を買います。