三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

歩き方について

2015年03月14日 | 日記・エッセイ・コラム

このところ、自分の体の動かし方がやたらに気になるようになりました。中でももっとも気になるのが歩き方。どのような歩き方が体にいいのか、足を動かしながら体と相談するように歩いている今日この頃です。

10年ほど前に腰を痛め、現場勤務から本社勤務に異動となりました。腰痛は治りもしませんが、ひどくなりもせずに10年が経ちました。現場と違ってデスクワーク中心なのでどうしても太ってきます。運動不足であることは間違いないと思います。
とはいえ、ジムに通ったり、早朝や夜にランニングするのはかなり億劫だし、続きそうにありません。続かないことはしないことと同じです。無理せずに続けられる運動というと、歩くことが一番です。通勤や営業、セミナー出席、現場視察や展示会、出張など、仕事で歩かないことはありません。歩き方を工夫すれば痩せられる気もしますし、腰痛も改善される気がします。

新聞やテレビで歩き方について誰かがレクチャーしているのはいろいろ見ました。デューク更家さんでしたっけ?シュッシュッって言いながら歩く人。最近テレビでは見ませんが、どうしているんでしょう。あの人の大げさな歩き方は日常生活ではちょっと無理です。いや、できる人もいるかもしれませんが、私には無理です。通勤のときにスーツを着た人が手を上に挙げて体を傾けながら歩いていたら、私だったらちょっとよけますね。

ということで、見た目はまったく普通に歩いているようで、実は普通よりも負荷のかかる歩き方をするというのがポイントでした。テレビ(たしか、ビートたけしの家庭の医学という番組だったと思います)で医者が推奨していたのが、いつもより少しだけ歩幅を広げる歩き方です。そうするとエネルギー消費が多くなるらしい。
早速やってみましたが、足を多めに前に出そうとするのでどうしても前のめりになります。大袈裟に言えば、屈んだままドタドタと歩いている感じになります。かといってドタドタ感をなくそうとするとあまり足を前に出すことができません。多分ですが、人にはそれぞれに向いている歩き方というものがあって、少しだけ歩幅を広げる歩き方は、それを推奨しているお医者さんには向いていたのでしょう。私には継続するのが難しい歩き方でした。

そこで自分なりの歩き方をいろいろ考えてみました。
いま一番継続できているのは、後ろ足を意識する歩き方です。特に踵ですね。後ろ足の踵をなるべく地面につけたまま、脚を真っ直ぐに伸ばす歩き方で、前に出すほうの足はあまり意識しません。それでも自然に歩幅が大きくなります。後ろ脚の膝の後ろも伸びるのでストレッチにもなります。
階段ではつま先のほうだけをつけて、踵は宙に浮いた状態にします。そして脚をまっすぐに伸ばします。平坦なところを歩いている以上に膝の後ろが伸びます。
後ろ脚を伸ばすときに、お尻の筋肉が使われているのがわかります。また、後ろ脚を伸ばすことで自然に腹筋を使って前の足を出すようになりました。

脚と足で非常にわかりにくい文章になってしまいましたが、しばらくこの歩き方を続けてみようと思います。