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パート社員の労組入り進む・経営側も「歓迎」過半

2006-04-17 11:47:27 | Weblog
パート社員の労組入り進む・経営側も「歓迎」過半  2006年4月17日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060417AT1G1303A16042006.html

 食品や流通、外食など職場にパート社員が多い企業の7割以上で、パート社員が労働組合に入っていることが、独立行政法人「労働政策研究・研修機構」(東京)の調査でわかった。業務内容は正社員と同じでも賃金が低いという処遇を改善するため加入するケースが多い。また、パート社員の労組入りを歓迎する経営側も過半数にのぼった。


 平成16年度の労働組合の推定組織率は19,2%。昭和45年頃までは35%程度で安定していましたが、昭和58年に30%割れ、平成3年に25%割れ、平成15年度には20%を割ってしまいました。その一方でパートタイム労働者の推定組織率は平成11年調査時より増え続け現在は3.3%。
 その背景には、雇用形態の多様化が進み、労使協定(時間外労働の限度を決めたりするもの)一つ定めるにも、自社内の労働組合だけでは過半数を占めることができないため、何かと支障があり、パートさんの多い職場ではパートさんを取り込まざるを得ない、むしろ過半数を占めさせるために積極的に取り込んでいるという内部事情もあります。(要は世の中きれいごとばかりではないということですね)
 とはいえ、パートさんを組合に取り込む以上、労働条件も平等に近づけなければならないため、この動きはお給料に格差の少ない、正社員への転換制度が普及した職場がほとんどな印象を受けます。