ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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中田翔、日本ハムが交渉権獲得・佐藤由ヤクルト、唐川ロッテ 2007年10月3日 共同通信

2007-10-04 09:18:42 | Weblog
中田翔、日本ハムが交渉権獲得・佐藤由ヤクルト、唐川ロッテ 2007年10月3日 共同通信
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071003STXKD026403102007.html
 プロ野球の新人選択会議(ドラフト会議)の高校生ドラフトは3日、東京都内のホテルで行われ、高校通算87本塁打の中田翔外野手(大阪・大阪桐蔭)の交渉権は日本ハムが獲得した。
 1巡目の指名は入札抽選方式で行われ、中田にはオリックス、阪神、ソフトバンク、日本ハムの4球団が競合した。快速球で今夏の甲子園大会を沸かせた右腕、佐藤由規投手(宮城・仙台育英)には地元の楽天のほか、ヤクルト、横浜、中日、巨人の指名が重なり、ヤクルトに決まった。将来性抜群の大型右腕の唐川侑己投手(千葉・成田)は地元ロッテと広島が指名し、ロッテがくじを引き当てた。
 1巡目の最初の指名はこの3選手だけ。西武は今春の裏金問題の制裁処分で上位2選手の指名権がはく奪された。


 注目されていた高校生プロ野球ドラフト会議ですが、オリックス・阪神・福岡ソフトバンク・北海道日本ハムの4球団が指名した大阪桐蔭高・中田翔外野手は北海道日本ハムが、東京ヤクルト・東北楽天・横浜・中日・巨人の5球団が指名した仙台育英高・佐藤由規投手は東京ヤクルトが、広島と千葉ロッテの2球団が指名した成田高・唐川侑己投手は千葉ロッテがそれぞれ交渉権を獲得しました。
 通常は、2.3球団は単独指名があるものですが、単独指名の好きな西武は裏金問題のペナルティにより1順目と3順目の指名権を剥奪されていたため、4順目以降しか参加できずに、結局11球団全てが3選手を巡って過酷な争いになったようですね。
 一方、今年は外れ1位候補としても、横浜高校の高濱卓也内野手に注目が集まり、阪神と横浜が指名したようですが、こちらは阪神が交渉権を獲得。また当初は高濱選手を指名すると思われていたソフトバンクが急遽市船橋高の岩嵜翔投手を指名したため、中日と競合して、結局ソフトバンクが交渉権を獲得。

 大雑把にドラフト結果を見ると、元々欲しかった選手を獲得できた日本ハムとヤクルトと及びロッテは◎(ロッテは中田キラーの植松投手も獲得)。高濱外野手を獲得した阪神も◎に限りなく近い○かと思います。
 一方可哀想だったのが、外れ1位の獲得もできなかった横浜と中日の2球団。横浜は将来性に賭けて春の甲子園優勝投手で常葉菊川高の田中健二朗投手を、中日は浦和学院高出身で高校通算58本塁打の記録を持つ赤坂和幸投手を指名したようです。(赤坂は野手転向でしょうか…。)
 ちなみに、来季以降は大学・社会人と高校生を分離した分離ドラフトを廃止して、一本化するようですね。(http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=npb&a=20071003-00000014-dal-base)

高校生ドラフト選手指名一覧はこちら
http://live.sports.yahoo.co.jp/sportsnavi/draft1.html

マンション騒音:幼児の足音巡り36万円賠償命令 東京

2007-10-04 09:13:33 | Weblog
マンション騒音:幼児の足音巡り36万円賠償命令 東京 2007年10月4日 毎日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20071004k0000m040168000c.html
 マンション上階に住む幼児の走り回る足音で苦痛を受けたとして、東京都板橋区の男性が幼児の父親に240万円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁は3日、36万円の支払いを命じた。中村也寸志裁判官は幼児の父親の対応が極めて不誠実だったと指摘したうえで、「足音は受忍限度を超えている」と述べた。
 男性は妻とマンション1階に住んでいたが、幼児の家族が04年4月ごろに2階に引っ越してきてから、当時3~4歳の幼児が室内を走り回り跳びはねる音に悩まされ、妻は不眠などになった。男性は父親に抗議したが突っぱねられたため、騒音計を借りて測定し、50~65デシベルの音だったとして提訴した。
 判決は、足音がかなり大きく聞こえ時には深夜まで及んでいたと認定。「父親は幼児をしつけるなど住まい方を工夫し、誠意ある対応を行うのが当然だった」と批判した。幼児の家族は05年11月に退去している。


 う~ん。今はこんなことでまで損害賠償の対象になるんですね…。
 一昔前ならば『いつも子供がうるさくしてすみません』『いやいやお互い様ですから…』で菓子折りを持って謝りにいって片付きそうな話なのに、子供の親はしつけを放棄して、被害を受けた側は裁判という形で報復する…。ご年輩の方などは、この現状を嘆いたり、あるいは心底呆れているのではないでしょうか。
 民法には、『会社などの組織や個人が、ある人物を事業で使い、その人物が事業に絡んで不法行為を働いた場合、使用者が被害者に損害賠償責任を負う』使用者責任という考え方があり、このケースに当てはめると、『加害者の親=会社、子供=しつけのなっていない従業員』といった位置づけなのかもしれませんが、所詮は子供のやることですし、もう少しお互いが気を配りあっていたら、このような大騒ぎになることもなかったのでは…などとどうしても考えてしまいます。

外国人研修実習後に就労資格・経団連提言、計8年滞在可能に 

2007-10-04 09:09:50 | Weblog
外国人研修実習後に就労資格・経団連提言、計8年滞在可能に 2007年10月3日
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20071002AT3S0202702102007.html
 日本経団連は2日の自民党の外国人労働者等特別委員会で、外国人の研修・技能実習制度の改革案を盛り込んだ提言を公表した。現在は研修と技能実習を合わせて3年間となっているが、経団連は再技能実習として2年を加え、さらに実習後に3年の在留資格を与えるよう求めた。期間限定とはいえ就労ビザを付与することになるため、今後議論を呼びそうだ。
 現行制度は受け入れ企業の下で座学と実務の研修を1年受けた後、技能実習を2年受ける。経団連の提言によれば、これに2年間の再技能実習と3年の在留資格が加わるため、計8年間は日本に滞在できるようになる。在留資格はコックやパイロットなどに認めている「技能」の資格を想定し、完全な単純労働者は対象外としている。
 提言にはこのほか、日本語能力の高い人や日系企業での勤務経験がある人には座学研修の期間を短くすることを認めるなどの措置も盛り込んだ。


 本当に優秀で日本に定着してくれる外国人ならば、長期間日本で働いてくれることは大歓迎ですが、経団連が考えている外国人雇用の拡大と私達国民が考えている外国人雇用の拡大とでは、おそらくは、その規模も考え方も全然違うんでしょうね。
 例えば、在留資格におけるコックという資格ですが、幼い頃から料理人の道を目指し中華料理やアジアの地元料理の専門家を目指している外国人の働き手が専門のレストランで働いてスキルを磨くというのでしたら、私には一切異論はありません
 でも、経団連が考えている曖昧な外国人の雇用拡大の定義はおそらくはもっと広く(いくら単純労働者は受け入れないと断言したところで)、そこらへんにあるラーメン屋や定食屋のアルバイト店員に対しても強引に拡大解釈されかねないリスクがあるかと思います。

 これから先人口が長期的に減少を続けることが確実な中、日本社会を支えてくれる外国人雇用の拡大を検討するのはよいのですが、今の日本では、『とりあえず働き手の確保ありき』で、その外国人が日本で家庭を持ち、定住することまで考えていない経営者が少なくありませんし、アジア人労働者の子供の教育にまでは到底手が回っていないのが現実。もし景気が低迷して失業率が高くなれば、今度は研修生に対する心理的な反発も高まるでしょう。
 果たしてそれだけの覚悟があるのかなども含めて、この外国人労働者の受け入れは慎重に議論して欲しいテーマです。

年金着服:処分巡り国と自治体で足並みの乱れも

2007-10-04 09:00:45 | Weblog
年金着服:処分巡り国と自治体で足並みの乱れも 2007年10月4日 毎日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20071004k0000m010157000c.html
 一連の年金保険料着服問題で社会保険庁元職員に初の逮捕状が出たことが明らかになった3日、厚生労働省から刑事告発を促された自治体の一部からは「告発しない」との意向が示された。処分を巡り早くも国と自治体で足並みの乱れが出たことについて、関係者からは「処分を長年放置してきたツケが大きな足かせとなっている」との批判が出ている。
 小倉南社会保険事務所の元係長への逮捕状について、舛添要一厚労相は同日、国会内で「法律・証拠に基づいてきちんと処罰してもらう。うみを全部出してしまわないといけない」と語り、改めて厳しい処分の必要性を強調した。
 社保庁職員や市町村職員による不正はこれまでに計153件、4億1321万円が判明。このうち社保庁職員の着服・不正受給は52件1億6938万円に上る。刑事告発され捜査中の案件は今回の小倉南のほか、水戸北、日立の両社保事務所(茨城)に勤務した同一職員による厚生年金保険料などの着服と、鳥取社保事務所の国民年金推進員による国民年金保険料の着服の2ケースがある。
 社保庁の元職員は「(公金横領が)許されない違法行為なのは間違いなく、本庁が法に基づいてきちんと処罰すべきところを本庁があいまいにしてきたしわ寄せが今日の事態を招いている」と指摘している。

年金着服で社保事務所元係長に逮捕状…7人分100万円 2007年10月3日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071003i107.htm
 全国で社会保険庁や市区町村の職員による年金保険料などの横領が相次いで発覚した問題で、国民年金の保険加入者から徴収した保険料約100万円を横領したとして、福岡県警が業務上横領容疑で小倉南社会保険事務所(北九州市)の元係長、北川勝久容疑者(37)の逮捕状を取り、全国に指名手配したことがわかった。
 この問題では舛添厚生労働相が8月末に就任以来、「横領した連中は、ろう屋に入ってもらう」などと繰り返し発言。告発を受けた全国の警察で捜査を進めているが、職員による横領が問題化して以降、逮捕状が出たのは全国で初めて。
 同庁職員による年金保険料などの横領問題では、これまで判明した52件のうち28件を同庁が告発している。北川容疑者の事件はその一つで、9月に同庁が手口などを含めた調査結果を公表以降、警察が書類送検したケースはあるが、逮捕状を取った例はなかった。
 調べによると、北川容疑者は同事務所で国民年金保険料の徴収を担当していた2006年2~5月、加入者7人の自宅を訪問。同事務所の金庫から盗み取った領収書を加入者に渡し、保険料として現金を受け取る手口で、7人から徴収した計100万5900円を横領した疑い。
 北川容疑者は、06年7月に依願退職。その後、保険料が未納扱いになっていた加入者が、北川容疑者の印鑑が押された領収書を持っていたため横領がわかった。

年金着服職員:宮城・大崎市は告発せず 「制裁受けた」 2007年10月4日 毎日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071004k0000m010121000c.html
 市町村職員の年金保険料着服に絡み、社会保険庁が時効前の事案がある自治体に告発などを求めた問題で、対象となった宮城県大崎市が3日夕会見し、「(職員は)社会的制裁を受け、着服金も弁済された」と告発しない方針を発表した。4日に社保庁に回答する。
 舛添要一厚生労働相の厳罰姿勢も受け、2日に全国9市町に通知されたが、1日で告発を拒否する自治体が現れた。
 大崎市のケースは、合併前の旧田尻町の30代の男性主事が、00年11月~01年3月、年金保険料約28万円を着服した。
 伊藤康志市長は「大臣の言うように着服は年金制度の根幹を揺るがす。だが、厳しい処分をし、当時明らかにされ報道された。本人は社会的制裁を受け新しい道を歩んでいる」と述べた。
 市町村職員による不正は33都道府県93市区町村(不正当時)の101件計2億4383万円がこれまでに判明。自治体が刑事告発したケースは17件にとどまっている。
 大崎市の発表について、舛添厚労相は毎日新聞の取材に「その話は聞いていない。総務大臣に聞かないと分からない」と答えるにとどまった。



 確かに、国と地方、その地域次第で、同じ程度の横領事件でも、片や逮捕、方や罪を問わずでは公正性に欠けますし、ある程度の客観的な懲戒処分の基準を作ることは必要でしょうね。
 まあ、小倉南社会保険事務所の元係長のケースは横領が発覚する前に退職し、行方をくらましたことを悪質として逮捕状を請求するに至ったのだと思いますし、他のケースでは『民間企業でも横領したお金を全額返済すれば、刑事告発までは行わないことが多い』ため、刑事処分までは行わないとしたのだとは思いますが、今後刑事告発されるケースが続出するようだと、処分されない方との処遇の格差を巡って問題視されることになりそうな気がします。

Ladies And Gentleman が聞いて呆れる エル・アンド・ジー関連ニュース

2007-10-04 08:51:31 | Weblog
L&G社、配当停止後に次々新手の資金集め 2007年10月03日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/1002/TKY200710020524.html
 高利の配当をうたい、約5万人から1000億円超を集めたとされる健康商品販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」(東京都新宿区、波和二会長)が、会員に配当を停止した今年1月以降、一口1000万円の「社債」など新たな形の資金集めを次々と始めていたことがわかった。資金繰りに窮して配当再開の見通しがたたない中で展開していた。警視庁は、出資法違反(預かり金の禁止)の疑いが強まったとして、3日、同社や関係先計数十カ所を家宅捜索する。今後、詐欺容疑も視野に、同グループの大規模なマルチ商法の実態解明を進める。
 生活経済課の調べでは、L&Gは01年から、「100万円を預ければ年利36%」などと宣伝し、「協力金」名目で不特定多数の人から出資を募った疑いが持たれている。
 L&Gは今年1月、協力金の利息支払いを、現金から疑似通貨「円天」に切り替えることを決定し、翌月に会員に通知。その後、円天での配当も止まった。同社は6月には、新たに「円天共鳴金」と称する出資形態を導入。しかし、9月ごろには、一口100万円で月利1%をうたうこの共鳴金名目で金を振り込まないと、会員が持つ円天が使えなくなった。
 また、L&G関係者によると、共鳴金とは別にグループは7月には、波会長が社長を務める関連会社「日本アーク協会」の「社債」による資金集めを始めた。一口1000万円で年利24%を掲げていた。
 円天で商品を「購入」する「円天市場」のうち、銀座の商業ビルにある市場は6月から休業していたが、9月1日に再開した。ビル6階約500平方メートルを借り切っており、家賃は月500万円を超えるとみられる。再開後、L&Gは会員に「円天市場を盛んにする以外、返金の方法はない。残された道は会長との心中だ」と、新たな出資を促していた。
 会員から相談を受けている弁護士の多くは、銀座の円天市場再開について、「共鳴金など新たな金集めの拠点にしたかったのだろう」と指摘する。しかし、同店は今月2日、閉鎖された。不動産会社によると、L&G関係者が1日に突然退去を通告してきたという。
 この市場を朝日新聞記者が9月20日に取材した際は、タイから輸入したとする民芸品が約2万円天、「英国の隠れた有名ブランド製」の手袋が約10万円天など、商品が並んでいたが、会員の姿はほとんどなかった。

L&G:多数の有名歌手らを広告塔に 元警視総監も利用 2007年10月4日 毎日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20071004k0000m040178000c.html
 独自の電子マネー「円天」を売りに巨額の資金を集めた健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」(東京都新宿区)を巡る出資法違反事件で、L&G傘下のNPO法人が有名歌手らを招いた会員向けコンサートを頻繁に開いていたことが分かった。元警視総監を顧問にしていたことも判明、著名人の人気やNPOの信用性を悪用していたとみられる。警視庁などの合同捜査本部は3日の捜索で押収した資料を詳しく分析、会員約5万人を集めたグループの活動実態を調べる。
 関係者によると、このNPOは「あかり研究所」。細川たかしさんや瀬川瑛子さんら大物歌手を招き、全国でコンサートを開催していた。円天を利用する会員を対象に無料で行われたという。
 瀬川さんの事務所は「細川さんから『懇意にしている会社の仕事をやってほしい』と頼まれた。細川さんの紹介だったので主催者を疑うことはなかった」と説明しているが、細川さんの事務所は「担当者が出張で不在」としている。
 歌手のキム・ヨンジャさんは昨年、両国国技館で5日連続で行われたコンサートの一部に参加した。所属事務所は「(主催が)NPOということで恥ずかしながら信用してしまった」と釈明。昨年、数回出演した錦野旦(にしきのあきら)さんの事務所も「NPOが行うということで出演した。コメントしようがない」と話した。
 一方、今年3月に沖縄県と広島県で開かれたコンサートに出演した松崎しげるさんの事務所は「芸能人は影響力が大きいので、もっと慎重に判断すれば良かった」。都内と長野県のコンサートに出演した山本譲二さんの事務所は「ある会社の会員向けイベントという程度の認識だったようだ」とした。
 また、元警視総監で、日本盲導犬協会の井上幸彦理事長は06年に一時、あかり研究所の顧問に就任していた。「知人に『盲導犬協会に協力する』と言われて引き受けたが、具体的協力がなかったため辞任した。理事会に出たこともない」と話している。

団塊世代もご注意! L&G 手口変える悪質商法 2007.10.3 20:28
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071003/crm0710032028023-n1.htm
 高配当を誘い文句に出資を募る悪質商法に、またも捜査が入った。最近も健康食品販売「リッチランド」やIP電話事業「近未来通信」による類似事件が摘発され、「高配当」は使い古された手口だ。投資家はなぜ、同じ過ちを繰り返すのか。専門家は「元金を保証するといわれて安心してしまう。悪質業者も見抜かれないよう、微妙に手口を変えて勧誘している」と指摘する。
 「妹から『働かなくても金が入る』と誘われた。身内なので信用した」と200万円をL&Gに出資した千葉県の主婦(57)。妹は配当が振り込まれた通帳を示して出資を勧めてきたという。
 L&Gは、これまでの悪質商法でも被害に遭ってきた60歳前後の女性をターゲットにした。有名演歌歌手の無料コンサートに高級ホテルのパーティー…。華麗な舞台装置で引きつけ、親類や知人を巻き込み、投資家を増やすのも前例にならった手口だった。
 悪質商法被害に詳しい池本誠司弁護士は「金融商品が多様化し、一般の投資家には本物と悪質商法の区別が見えにくくなっている。過去の類似事件とは微妙に手口を変えて信じ込ませていく」と解説する。
 「使っても減らないお金」。L&Gが手口を変えるため、新たに生み出したのが独自の電子マネー「円天」。インターネットサイト「円天市場」などで貴金属や家具と交換できるとうたい、10万円以上を出資すると毎年同額の円天が得られる仕組みを構築したが、結局は行き詰まった。
 団塊世代の大量退職が始まり、退職金を狙った新たな悪質商法の出現も懸念される。池本弁護士は「知人や身内の紹介や口コミも安易に信用しないこと」と警告している。




 L&G問題ですが、私この会社の名前の由来が『Ladies And Gentleman』の略だと聞いて、あいた口がふさがりませんでした。
 それにしても、まさか社債まで証券会社も通さないで発行するとは…(唖然 
 他にもこの団体の関連NPОが細川たかしさんや瀬川瑛子さん、松崎しげるさん、山本譲二さん、錦野旦さんといった、いかにも年輩女性受けしような方を招いたり、元警視総監を顧問に招いて 会員を信用させる道具として悪用していたことが新たに判明。
 これまでも売れない演歌歌手を前面に出して詐欺を働く手口はあったものの、NPОを隠れ蓑に詐欺を図る より巧妙で新たな詐欺のパターンが出てきているようですね。
 まあ、3つ目の記事で、『手口を買える悪質商法』とタイトルがついていますが、詐欺を働く連中の共通パターンとして、『最初は種まき期間として、配当を約束通り行って相手を信用させておいて、相手が安心したところを狙って一気に資金を取り込んでドロン』というパターンは不変。『度を越したしつこい勧誘』は、『勧誘する側に資金集めを急ぐ事情ができた(逃げ出す前の最期の資金回収の段階に入った)』と野性のカンを働かせることが、この手の詐欺に遭わない一番の方法だと思います。

日経平均3日続伸、終値153円高の1万7199円

2007-10-04 08:40:12 | Weblog
日経平均3日続伸、終値153円高の1万7199円 2007年10月3日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071003NTE2INK0803102007.html
 3日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸。終値は前日比153円11銭(0.90%)高の1万7199円89銭と、きょうの高値圏で終えた。前場は様子見ムードが強かったものの、午後に入りアジアの主要な株式相場が上昇していることを手掛かりに買い安心感が広がった。東証株価指数(TOPIX)は続伸し、上昇幅は20ポイントを超えた。
 好業績期待などから海運や鉄鋼などが上昇。また、出遅れ感が強かった銀行も買われた。いずれも個人投資家の注目度は高く、市場心理の改善につながった。前日の米ダウ工業株30種平均は利益確定売りで反落したものの、過度な信用収縮懸念は後退しており、株価指数先物の大口買いなどに追随した買いが入りやすかった。日経平均は大引け直前に1万7200円台を回復する場面があった。
 東証1部の売買代金は概算で2兆8520億円で、売買高は21億9127万株。値上がり銘柄数は1260、値下がりは367、変わらずは93だった。

 グリーンスパン氏の『現在の上海株式市場はバブルそのもの』(http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071002AT2M0200V02102007.html)発言がどう影響するか注目されていた日本株式市場ですが、午後に入ってアジア各国の株式市場が上昇していることに安心したのか、午後になってから急に上げ幅を強め、昨日(3日)の終値は前日比153円11銭高い17199円89銭で終了しました。
 一方、3日のニューヨークダウは、全営業日の40ドル安に続き、3日も79ドル下げ14000ドル割れ(http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071004NTE2INK0104102007.html)しましたが、今日の日本市場にはどう影響してくるでしょうか。しばらくは、NYだけでなくアジアの株式の値動きにも注意を払う必要がありそうです。