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NOVA絡みのニュース 2本

2007-10-30 09:22:17 | Weblog
NOVA、取引装い前社長関連財団に1億円 2007年10月29日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071029it01.htm
 会社更生法適用を申請した英会話学校最大手の「NOVA」(大阪市)が今年3月までの7年間、猿橋(さはし)望・前社長(10月25日付で解任)が理事長を務める財団法人に対し、教材の取引を装って計約1億円の利益を提供していたことがわかった。
 業務はすべてNOVA側で行っており、財団側もNOVAからの事実上の寄付だったことを認めている。財団の理事には猿橋前社長と親しい元衆院議員も名を連ねており、NOVAの関係者は「財団は社長個人の活動。会社には何のメリットもなかった」としている。
 財団法人は、外務省所管の「異文化コミュニケーション財団」(東京都千代田区)。建設相などを歴任した中山正暉・元衆院議員も非常勤の理事を務めている。
 外務省に提出された報告などによると、同財団は児童向け英会話教材を開発し、学校や教育団体に有償で配布しているほか、外国語の会話力を測定する検定試験などを実施している。
 財団は2000~06年度に、NOVAに対して教材の出版印刷費や開発費などの名目で約5億2440万円を支払う一方、NOVAから完成した教材の売却代金の図書・資料頒布代、検定事業代など約6億2540万円を受け取り、その差額として約1億円の利益を得ていた。
 実際には財団に常勤しているのは理事1人だけで、教材の開発・販売や検定はNOVAで行っていた。取引はNOVAが赤字になった05~06年度も継続され、財団はこの2年間に計約3900万円の利益を上げた。
 財団はこの利益を年1回開いていた食文化などに関するフォーラムの開催費用に充てていたほか、事務所の家賃や理事らの交際費も支出。外務省から事務処理などに関する規則が未整備だとして、改善を指導されたこともあった。こうした実態について、財団関係者は「取引を装った寄付だ。取引価格などは猿橋社長からすべて指示を受けていた」と証言。NOVAの元幹部は「猿橋さんは自分の権威付けや、政治家と関係を作るために財団を使っていたようだ」としている。
 同財団は、犬養毅や秋山真之(さねゆき)、新渡戸稲造らを発起人に1915年、南洋諸島の調査研究を目的に創立された南洋協会が前身。長く活動が停滞していたが、猿橋前社長が知人の紹介で運営に乗り出し、99年に名称を異文化コミュニケーション財団に変更、理事長に就任した。


楽天社長「NOVA支援、非常に難しい」 2007年10月29日
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071029AT1D2906829102007.html
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20071029i213.htm
 楽天の三木谷浩史社長は29日のネット通販サービスの記者会見で、NOVAの支援企業候補として名前が挙がったことについて「(NOVA側から)正式な話は来ていない」としたうえで、「なんで名前が挙がったのか正直に言って意外感がある。楽天グループとして(支援を)検討するのは非常に難しい」と否定的な考えを示した。
 一方、イオンの岡田元也社長も同日、都内で開いたイオン銀行の開業式典後に記者団に対し、NOVA支援について「話を伺ったこともない。全く考えていない」と否定した。



 業界最大手ともなると、財団への出費などもある程度は必要なのかもしれませんが、取引を装ったとはいえ、7年間で1億円はさすがにやりすぎでしょうし、それだけのキャッシュがあれば、従業員教育や受講者への還元に回すこともできたのではないでしょうか。
 会社のトップともなれば、いろんなところから寄付のお願いなど、おだて文句を並べながら近寄ってくる人間も少なくないとは思いますが、猿橋氏はまだまだ名誉にしがみつくような年齢に達していませんし、一部資金の還流など、何らかの見返り期待もあったのかもしれませんね。
 一方、支援企業候補としては、楽天は本業のネット事業との相乗効果が見込めないことを理由に、イオンも「話を伺ったこともない。全く考えていない」と支援を否定しているようです。まあ、楽天には最初からあまり期待していませんでしたが、イオンの回答がNOなら、後は業務提携一歩手前までいった丸井に期待するしかありませんね。イオンの拒否でNOVA再建は正直かなり厳しくなったと思います。
 あとジャスダックでNOVAの株式の取引きが2営業日ぶりに再開され、25日の終値と比べ14円安い15円で取引を終えた(http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20071029ib22.htm)ようです。NOVA株式は、来月27日付で上場廃止となります。

他の守屋氏絡みのニュース 5本

2007-10-30 09:13:32 | Weblog
政治家が戦々恐々 守屋喚問で早くも“犯人捜し” 2007年10月30日 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710292308028-n1.htm
 防衛商社「山田洋行」の宮崎元伸元専務から度重なるゴルフや会食の接待を受けていた守屋武昌前防衛事務次官は29日、証人喚問で実名の公表を拒んだものの、防衛庁長官経験者ら政治家を交えての接待が複数回行われていたことを明らかにした。守屋、宮崎両氏は政界に幅広い人脈を持つことで知られており、国防関係議員らは自らに疑惑が飛び火しないかと戦々恐々だ。
 政界では早くも、守屋氏が指摘した防衛庁長官経験者や政界関係者が誰なのか、“犯人捜し”が始まっている。
 「私は宮崎、守屋両氏とはゴルフにも行っていない。宮崎氏とメシを食ったことはあるが、守屋氏と一緒ではない」
 29日夜、東京・神楽坂の料亭前。麻生太郎前自民党幹事長、平沼赳夫元経済産業相ら「士志の会」に顔を出した久間章生元防衛相は記者団にこう釈明した。
 久間氏は防衛庁長官在任中の昨年12月、宮崎氏からスッポン料理店で接待を受けたことが発覚し批判を浴びた。それだけに200回以上もゴルフ接待を受けていた守屋氏を「友達のつもりだったのだろうが度が過ぎている」と突き放し、自らの潔白を強調した。久間氏は30日からは心臓のバイパス手術のため入院する予定だという。
 自民党内では「守屋氏と最も太いパイプを持つのは(元副総理の)山崎拓氏だ」(幹部)との声もあるが、山崎氏は沈黙を守っている。
 衆院テロ防止特別委員会で与党筆頭理事を務める中谷元・元防衛庁長官は国会内で記者団に問われ「山田洋行なる人物には一度も会ったことはありません」。別の長官経験者は「自分まで疑われるのは心外だ」と憤慨してみせた。
 福田康夫首相は29日夜、政治家名について「そのうちに分かるでしょう。まあ、政治家っていうのは人に会うのが仕事だからね」と記者団に語った。
 一方で公明党の漆原良夫国対委員長は「大きなショックを受けた。そこで終わってしまうのは残念だ」と記者団に語り、さらなる事実究明が必要との認識を示した。

守屋氏に“身内”はあきれ顔、憤りの声も噴出 2007年10月29日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071029/plc0710291723015-n1.htm
 防衛商社「山田洋行」元専務(69)との親密な関係などをめぐり、守屋武昌前防衛事務次官(63)の証人喚問が始まった29日、東京・市谷の防衛省では、職員がテレビの中継に見入って、かつてのトップに「すべて明らかにしてほしい」の声が上がった。
 自衛隊員の1人は「わたしたちがイラクやインド洋で汗を流していた時、次官はグリーンの上で汗を流していたのか」。自衛隊の海外派遣は守屋氏が尽力した「省昇格」に伴い本来任務となった業務。次々と疑惑が噴き出した守屋氏に、多くの隊員はあきれ顔だ。
 防衛省幹部は、毎週末のように埼玉県や千葉県など郊外でゴルフをしていたことに憤る。「自分たちが土日返上で働いていた時も、次官は遊んでいた」。さらに「そういう人物を生んだ組織にも責任があるのかもしれない」と声を落とした。
 元専務が昨年6月まで所属した東京・六本木の山田洋行本社。受付の女性が「約束がないと取り次げません」と話しただけだった。

退職金必ず返させる 総務省、ルール強化へ研究会 2007年10月29日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/politics/update/1029/TKY200710290210.html
 守屋武昌・前防衛事務次官の接待疑惑などを受け、総務省は近く、不祥事を起こした国家公務員から退職金を返納させるルールの強化に向けた有識者の研究会を発足させる。刑事事件には発展せず、現行法で対処できない場合でも返納を求められるようにするため、退職金が有する「賃金の後払い」という性格と返納ルール強化との整合性などを整理するのが狙い。早ければ年内に結論を得て、来年の通常国会での関係法改正をめざす。
 官房長官や財務相、総務相らは、週内に開く給与関係閣僚会議で人事院勧告を基本的に受け入れる際、ルール強化の検討も決める。すでに研究会のメンバーについては、民間の有識者や内閣法制局の勤務経験者らを念頭に人選が進んでいる。
 国家公務員の退職金は、長年の公務への貢献に対する勤続報賞という基本的性格に加え、賃金の後払いや生活保障という性格も併せ持つ。賃金の後払いという考え方は労働者の権利にもつながるため、研究会は返納ルールの強化が労働基準法との関係で問題がないかどうかなどを検討する見通しだ。

身内に「倫理規程守れ」守屋前次官、訓示の裏で接待ゴルフ 2007年10月29日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071029i101.htm?from=main1
 航空・防衛分野の専門商社「山田洋行」の宮崎元伸・元専務(69)(現日本ミライズ社長)からゴルフや飲食の接待を受けていた守屋武昌・前防衛次官(63)が旧防衛庁(現防衛省)の官房長時代、自衛隊員倫理規程ができた後に地方の基地を訪れ、自衛隊員らに規程の徹底を図っていたことが分かった。
 守屋氏は規程施行後も宮崎氏とゴルフを繰り返しており、順守を求めながら自身は規程違反の行為を続けていた。要職にあった守屋氏のこうした行動は、29日の証人喚問でも問題となりそうだ。
 守屋氏は1998年11月~2002年1月、官房長を務め、00年4月に自衛隊員倫理法と同規程が施行された後は、倫理管理官の一人として、人事教育局長や事務次官を補佐するなど、自衛隊員の職務の倫理保持について指導・助言する立場にあった。規程では、費用負担の有無にかかわらず、業者など利害関係者とのゴルフなどを禁じている。
 関係者によると、官房長だった守屋氏は、陸上自衛隊幹部の違法射撃や旧防衛施設庁職員の汚職事件などを受けて、当時の人事教育局幹部と地方の基地を訪れ、その際に規程の徹底も求めた。00年に福岡県内の基地を訪れた時には、九州地方の陸海空自の幹部らを前に、「倫理規程ができ、自衛隊員の行動も厳しく問われるようになった。違反した場合は処分されるので、そのようなことがないよう徹底してほしい」と訓示、規程の趣旨などを話した。規程の詳細は、配布されたプリントを基に人事教育局幹部が説明した。
 規程や通達はそれまで、文書を出すだけのことが多く、内局の幹部が直接徹底を図ることは、当時としては異例だったという。
 ところが、守屋氏自身は1997年ごろから今年4月末まで200回以上、宮崎氏とゴルフを共にするなどしていた。参加した自衛隊元幹部は、「教育する立場で来て、その舌の根も乾かないうちに、裏で自ら規程を破っていたのだからどうしようもない。思い出しただけで腹が立つ」と批判している。
 一方、守屋氏は取材に対し、「倫理規程について地方で話したことはない」としている。

守屋前次官:ゴルフバッグに偽ネーム 夫婦で身分隠す 2007年10月29日 毎日
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071029k0000m040129000c.html
 防衛専門商社「山田洋行」の元専務(69)からゴルフ接待を受けていた防衛省の守屋武昌・前事務次官(63)と妻が、ゴルフバッグに偽名のネームプレートをつけていたことが分かった。同行した元専務が、予約や受付時に偽名を使っていたことは判明していたが、夫妻自らが身分を偽っていた実態が明らかになったのは初めて。元専務とのゴルフが自衛隊員倫理規程に反するなど、不適切だったとの認識があったことを裏付ける事実で、29日の証人喚問でも焦点の一つとなりそうだ。
 関係者によると、偽名を考案したのは元専務。前次官については、母親の旧姓に名前(武昌=たけまさ)の当て字を組み合わせ「佐浦丈政」とした。妻は旧姓に「性格が明るい」(山田洋行関係者)という特徴から連想した「明子」を続け「松本明子」とした。
 元専務は夫妻に対し、あらかじめ「こういう偽名にしますよ」と断り、承諾を得てからネームプレートを作った。出来上がってから「これに替えましょう」と言うと、夫妻は受領し、本名だったプレートを偽名に付け替えたという。
 ゴルフは主に山田洋行のグループ会社が経営する「平成倶楽部」(埼玉県寄居町)と「山田ゴルフ倶楽部」(千葉県山武市)で行われた。元専務らは両ゴルフ場に予約を入れる際や、プレー開始前にカウンターで名前を記入する時にこれらの偽名を使った。一連の工作は倫理規程が施行された00年以降に行われ、元専務は周辺に「倫理規程のことが頭にあったため」と説明しているという。
 ゴルフは、前次官が航空機課長に就いた90年前後から始まり、今年4月まで約20年間続いた。山田洋行側に記録が残る01~05年では、多い時で月4回、年間約30回に達した。ビジターの場合、土日は2万5000円前後(メンバーは約8000円)かかるが、妻同行の有無にかかわらず、1万円しか支払っておらず、プレー後に賭けマージャンや飲食の接待があったことも判明している。




 下の2つの記事は29日朝刊付けの記事で、証人喚問で出た質問と重複する内容もあるかと思いますが、単独の記事として載せてあったので、当ブログでも紹介したいと思います。
 それにしても、(身内)部下には倫理規程を守れといいながら、肝心の当人が守っていないのでは、全く説得力がありませんし、その身内から呆れられるのも無理ありませんね。
 退職金の返還規程の強化については、公務員のお給料が税金で賄われていることを考えれば、民間よりも少し厳しいくらいで丁度良いと思いますし、是非制度改正を進めて欲しいと思います。
 また、守屋氏がゴルフや会食の接待を受けていた相手として、特定個人名を出さなかったことから、世間では『防衛庁長官経験者や政界関係者』とは具体的には誰なのか?という詮索がおき、国防関係議員らは自らに疑惑が飛び火しないかと戦々恐々となっているようですが、こちらについては、『やましいことがないならば、真実を述べ正々堂々としていればよい』と思うのに、これまた情けない光景というか…。
 どうも最近は強い信念をもって政治に携わる政治家ではなく、ただの政治屋になりさがった中途半端な国会議員が増えたように思えてなりません。

守屋前防衛事務次官の証人喚問門詳報

2007-10-30 09:08:52 | Weblog
 昨日(29日)はNHK総合やBS2といったテレビチャンネルで、午後1時から3時30分まで、守屋氏の証人喚問を中継していたようですが、その証人喚問の詳細を記した記事があったので、(分量が多いので)リンク先を紹介します。
 守屋氏にはいろいろ突っ込みたいことがあるのですが、一言だけ言うならば、『こんな奴と相討ちするために、小池前防衛大臣は辞任に追い込まれたのか』と悔しい思いで一杯です。

リンク先はこちら
守屋前事務次官 証人喚問詳報(1)「ゴルフ接待100回超えていた」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291351003-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(2)「便宜一切ない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291356004-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(3)イラク戦争給油 米政府に訂正を要請
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291408006-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(4)退職金返納「熟慮して決める」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291417007-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(5)「宮崎氏との出会いは23年前」「マージャンに勝った人がその日の焼肉食べる」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291437008-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(6)「ゴルフセットもらった」「報告書1度も出していない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291445009-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(7)「ポストあがり、ストレス解消のため週末にゴルフ」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291449010-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(8)「山田洋行に頼まれたことはない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291554011-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(9)「元民主党議員らと同席したことはない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291903021-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(10)「12年前からゴルフ接待を受けた」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291600012-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(11)「罪を逃れる考えは全くない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291604013-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(12)CX用エンジンの選定作業への関与「記憶にない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291819020-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(13)宮崎氏との宴席「他の政治家の同席あった」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291907022-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(14)「接待を受けている認識はあった」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291617014-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(15)「日本ミライズに随意契約をやらせようと言ったことはない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291626015-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(16)「山田洋行側とのやりとり覚えていない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291633016-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(17)「給油量のミスは報道で知った」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291927023-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(18)妻の誕生日に「バッグを贈ってもらう」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291640017-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(19)「便宜供与の認識はない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291930024-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(20)給油量ミスした当時のこと「正確に答えることはできない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291700018-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(21)次官時代に、宮崎氏と政治家と同席
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291930025-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(22)会合には防衛庁長官経験者も同席
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291930026-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(23)沖縄で下地衆院議員とゴルフ
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291930027-n1.htm
守屋前事務次官 証人喚問詳報(24)「機密図面については承知していない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291714019-n1.htm

鳩山法相「私の友人の友人がアルカイダ」・講演で発言、後に修正

2007-10-30 09:05:21 | Weblog
鳩山法相「私の友人の友人がアルカイダ」・講演で発言、後に修正 2007年10月30日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071029AT1G2903A29102007.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071029i313.htm
毎日 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071030k0000m010063000c.html
 鳩山邦夫法相は29日、日本外国特派員協会で講演し、「私の友人の友人がアルカイダ。彼は(2002年10月の)バリ島の中心部の爆破事件に絡んでいたが、『バリ島の中心部は爆破するから近づかないように』というアドバイスを受けていた」などと述べた。
 爆破事件を事前に知っていたとも受け取れる発言だけに、鳩山法相は記者団の要請に応じる形で講演後に急きょ記者会見。趣味であるチョウ研究の仲間からの伝聞とした上で「(爆破予告の話はこの仲間から)3、4カ月後に聞いた」と修正し「(発言は)舌足らずで反省している」と釈明した。
 「友人の友人がアルカイダ」と述べた点については「アルカイダ本体であるとは聞いていない。過激派グループに協力している人かもしれない。断定的なことを言える立場ではない」と修正したが、「確かめたわけではないが、(予告の電話が)仲間にあったのは間違いない事実と思っている」と強調した。


 鳩山弟 またまた問題発言です!
 なんでもこの発言、来日する外国人に指紋の採取を義務づける改正出入国管理・難民認定法に関する質疑の中で唐突に言い出したようですが、『友人の友人』と言っても、実際は赤の他人で、趣味であるチョウ研究の仲間からの伝聞ということで、『自分はその人物と友人でもなければ面識もない』と後ほど弁明したようです。
 『そんな噂がある』と前置きするのならばまだしも、いきなり『バリ島の中心部は爆破するから近づかないように』というアドバイスを受けていた」といった発言をすれば、誤解されても無理ありませんし、講演慣れしている&しかも法相の発言としてはいささか軽率ではないでしょうか。この方 死刑執行エスカレーター発言といい、もう少し自分の言動に気をつけるべきだと思います!!!

今度はワカメ! 中国産を三陸産と偽装 

2007-10-30 09:02:51 | Weblog
今度はワカメ! 中国産を三陸産と偽装 2007年10月30日 産経
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/071029/sty0710292059007-n1.htm
 北海道帯広市の海産物卸問屋「西嶋商事」(西嶋博文社長)が、中国産ワカメを「三陸産」と偽って販売していたことが29日分かった。北海道は日本農林規格(JAS)法に違反するとして文書で改善を指示した。
 道によると、同社は中国産原材料を小分けし、「三陸産のワカメを独自の方法で精製加工した」などと印刷された別の業者名の袋に詰め、「天然カットわかめ」という商品で平成13年4月から今年5月にかけ、道内の販売店を通じて計516袋を販売した。
 このほか年月日で表示すべき賞味期限を「6カ月」とだけ表示。天然かどうか根拠がないのに「天然」や「自然」という言葉も使っていた。
 偽装は8月に北海道農政事務所の調査で発覚。同社の担当者は道の調査に対し「別の業者からもらった袋をそのまま使用した。三陸産との袋の表示は、農政事務所の指摘で初めて気付いた」などと答えているという。


 私も第一報を聞いた時、『今度はワカメかい!』という突っ込みを入れてしまった(苦笑)のですが、わかめの値段なんてブランドものでもそれ程高くはないと思うのですが、単価の安いわかめなどで偽装など行うようでは、一体何を信じればよいのかわからなくなりますね。
 一度偽ブランドが露見してしまうと、本当の産地は壊滅的なダメージを受けますし、地元ならば、総出荷量のおおまかな予想はつくはず。やられた側も、『まさかワカメの産地まで偽装するなんて…』という思いがあったのかもしれませんが、個人的には多少コストがかかっても、偽ブランドが出回っていないか定期的に市場をチェックするなり、適度な監視体制を整えた方が良いと思うのですが…。

賞味期限を販売日から起算 岐阜の和菓子販売店 

2007-10-30 08:59:37 | Weblog
賞味期限を販売日から起算 岐阜の和菓子販売店 2007年10.月30日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071029/crm0710292315041-n1.htm
 クリ菓子で知られる岐阜県中津川市の和菓子店「川上屋」の委託販売店「川上屋馬籠店」が、すべての菓子について賞味期限を製造日でなく販売日から起算して商品に表示していたことが29日、分かった。
 県は同日、2つの店に対し、食品衛生法などに基づき誤表示などしないように改善指導した。
 県生活衛生課などによると、川上屋馬籠店では、客に菓子を販売する際、その日から起算した賞味期限を商品包み紙のシール部分にスタンプで押していた。「販売日から計算していいと思い込んでいた」と話している。
 川上屋では百貨店などに出荷する際、商品に賞味期限をスタンプで押していたが、川上屋馬籠店に対してはスタンプを押さずにそのまま出荷していた。長年の慣行になっており、いつから誤った表示をしていたか分からないという。
 県は、川上屋馬籠店が今月14日、賞味期限が4日後の和菓子に誤って約1カ月後の日付を表示して約20個販売し、自主回収していたことも明らかにした。


 賞味期限の偽装と言えば、栗きんとんで有名な川上屋の委託販売店で、賞味期限を製造日ではなく、販売日から起算していたことが判明しました。しかも、いつからそのような取り扱いをしていたかはわからないそうです。
 それにしても、「販売日から計算していいと思い込んでいた」という言い訳は、顧客を随分バカにした発言だと思いますし、この販売店もブランドの重要さというものをちっともわかっていないというか…(呆
 まあ、ご近所相手に細々と商売しているのならば、こういった表示が若干曖昧になるのも致し方ないのかもしれませんが、このお店の場合、『栗きんとん』でネット検索しても、最初の1ページ目(上位10件)にヒットするほどの有名店のようですし、こういった不祥事は自分のお店だけでなく、委託の大元である川上屋本社や他の販売店の信用まで失墜させてしまうものだということを、販売する1人1人がもっと強く自覚すべきだと思います。

川上屋のHPはこちら
http://www.enakawakamiya.co.jp/

船場吉兆の消費期限改ざん問題 ニュース 5本 

2007-10-30 08:56:56 | Weblog
船場吉兆の消費期限改ざん問題 ニュース 5本 2007年10月28日
大阪「船場吉兆」、プリンやケーキの消費期限改ざん販売 2007年10月28日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071028i315.htm?from=main3
毎日 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071029k0000m040114000c.html
 料亭「船場吉兆」(本社・大阪市、湯木正徳社長)が福岡市中央区天神の百貨店「岩田屋」に出店する「吉兆天神フードパーク」で、プリンやケーキなどの消費期限や賞味期限を改ざんし、販売していたことが、28日、わかった。
 福岡市は食品衛生法違反があったとして、同日、菓子や総菜類の販売自粛などを求める勧告書を「船場吉兆」に交付した。九州農政局も日本農林規格(JAS)法違反の疑いで調べている。同フードパークは菓子類のほか、弁当や総菜などを販売しているが、27日から営業を休止している。今のところ被害の報告はない。
 同市が9月11日、匿名の通報を受けて立ち入り調査した。その結果、今年4月以降、「黒豆プリン」「桜ゼリー」「抹茶ゼリー」「タルト」「ほうじ茶ケーキ」の5種類、計119個で消費期限や賞味期限の改ざん、販売が判明した。市によると、1人の従業員が、売れ残り品を含むすべての商品について、販売日の日付を消費期限、賞味期限と表示していた。その日に売れなかった場合、シールを張り替えて、さらに1日ずつずらしていた。店長はこうした実態を知らなかったという。

期限切れの販売菓子は2971個…「船場吉兆」が謝罪 2007年10月29日
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071029i406.htm?from=main4
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/1029/SEB200710290010.html
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071029AT5C2901729102007.html
 料亭「船場吉兆」(本社・大阪市)が福岡市中央区の百貨店・岩田屋に出店している「吉兆天神フードパーク」で消費期限や賞味期限を改ざんした菓子を販売していた問題で、船場吉兆の湯木尚治取締役と岩田屋の速水俊夫社長が29日、福岡証券取引所(福岡市)で記者会見した。
 湯木取締役は、期限切れで売った菓子は少なくとも2971個に上ると明らかにし、「あってはならない不祥事。責任を痛感している」と謝罪した。
 湯木取締役などによると、2006年1月2日から、福岡市が立ち入り調査した今年9月11日までに、安全に食べられる「消費期限」切れの「黒豆プリン」(消費期限・5日)2188個、「桜ゼリー」(同・4日)255個、「抹茶ゼリー」(同)324個と、味などの品質を保証する「賞味期限」切れの「黒豆タルト」(賞味期限・冷凍で14日)66個と「ほうじ茶マドレーヌ」(同・20日)138個を販売した。
 福岡市によると、うち消費期限を21日超えた桜ゼリーや賞味期限を54日超えたタルトもあった。健康被害の訴えはないという。
 湯木取締役によると、同フードパークは、一人の販売責任者の下で、アルバイト5人が交代で勤務。04年2月の開店当初から、新規納入品と売れ残り品のいずれも、販売日の日付を期限と表示し、売れ残れば1日ずつ張り替えていたという。菓子は、福岡市内の菓子工房に発注していた。
 湯木取締役は「発注ミスで在庫を抱えることが頻繁にあったと販売責任者から聞いていた。それが(はり替えの)原因ではないか。早く把握すべきだった」と述べた。
 農林水産省は29日、大阪市中央区の船場吉兆本社へ、日本農林規格(JAS)法に基づく立ち入り調査に入り、大阪市も食品衛生法に基づき、立ち入り調査した。

「吉兆ファンに背いた」涙ぐみ、声震わせ謝罪 2007年10.月29 日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071029/crm0710291408027-n1.htm
 消費期限切れの菓子を販売していたことが明らかになった高級料亭吉兆のグループ会社船場吉兆。29日福岡市内で開いた会見の冒頭、緊張した表情で深く頭を下げた湯木尚治取締役は「吉兆ファンの皆さまの期待に背くことになり、大変申し訳ない」と声を震わせ、涙ぐみながら謝罪した。
 湯木取締役は「組織ぐるみではないのか」との質問に対しては「まったくそういうことはございません」と繰り返し強い口調で否定した。
 船場吉兆が店舗を置いていた岩田屋の速水俊夫社長は「品質管理には神経を配ったつもりだったが、十分に踏み込めなかった。管理監督の立場から責任を感じている」と話した。
 福岡市中心部の岩田屋を訪れた60代女性は「地元の人は岩田屋ブランドを信頼していたのにショックだ」と厳しい表情。70代男性も「どこでも偽装をやっとるね。全部じゃないのかと思うほどだ」とあきれ顔だった。
 一方、大阪市中央区の船場吉兆本店では、湯木喜久郎取締役が取材に応じ、目に涙を浮かべ「大阪は知らなかったが、監督を怠った。申し訳ない」と何度も深く頭を下げた。「販売員任せにしていた部分があった」と原因について触れたが「詳細は調査中」と繰り返した。

福岡市内の菓子店を緊急検査へ 船場吉兆の偽装で 2007年10月30日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071029/crm0710292055038-n1.htm
 船場吉兆(大阪市中央区)が福岡市の百貨店の自社店舗で消費期限のラベルを張り替えた菓子を販売していた問題で、福岡市食品安全推進課は29日、市内の菓子販売店に対し、偽装表示など食品衛生法に違反する事例がないか、一両日中に緊急立ち入り検査を始めることを決めた。
 同課によると、船場吉兆のように、百貨店や大型スーパー内に菓子メーカーが設けた販売店を優先的に検査する。約50人態勢で実施し、1カ月以上かかる見込み。
 消費期限などの日付の記載に問題がないか、消費期限のラベルの張り替えが行われていないかなどを調べる。
 消費期限を表示するのに製造所段階で外装に日付を直接印字するよりも、張り替え可能なラベルを用いる方が偽装が容易にできることから、同課は、ラベルを使用している菓子を重点的に調べる方針。


船場吉兆:売れ残り、新品区別せず「毎日ラベル張り替え」 2007年10月30日 毎日
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071030k0000m040157000c.html
 「船場吉兆」(大阪市)が「吉兆天神フードパーク」(福岡市中央区)で消費期限切れの菓子を販売していた問題で、フードパークの販売責任者が、賞味・消費期限切れの商品と期限内の商品を区別せず、一括して在庫として書き入れるずさんな帳簿を作っていたことが分かった。匿名の情報で立ち入り調査に入った福岡市も、店の帳簿では、消費期限切れの商品をどれだけ売ったか把握できず、菓子類を実際に製造した別の菓子業者に納品書を提出させ、販売状況を裏付けていた。
 市などによると「フードパーク」には、約3年半前から販売責任者を務めるパート女性の下で、5人のアルバイトが交代で働き、消費期限を記したラベルの張り替えはその日に出ている者が毎日、閉店後にしていたという。
 通常の帳簿では、入荷数や販売個数とともに、消費期限内の在庫数、消費期限切れに伴う廃棄数を記し、在庫状況が一目で分かるようにする。しかし、販売責任者の作った帳簿は、廃棄数を書かず、期限内と期限切れを合計した在庫数のみが書き入れられていた。
 市が立ち入り調査を実施した際、販売責任者は「お客さんに早く食べてもらうために、消費期限内の商品に限って販売日が消費期限となるラベルに張り替えた」と、偽装を否定した。しかし、市がフードパークの菓子類を実際に製造・納品している業者に納品書を提出させ、フードパーク側に残った在庫数と照合。期限切れの商品を売っていなければ、数が合わないことを突き止めると、販売責任者は「納品されたばかりの菓子も売れ残りも区別せず、毎日ラベルを張り替えていた」と偽装を認めたという。
 商品に張る消費期限のラベルは本来、菓子を製造した業者が張るべきだったが、船場吉兆側との合意の上で納品後にフードパークで張っていた。市は、帳簿類に在庫数だけを書き入れていた背景には、消費期限の偽装を発覚しにくくする狙いがあったとみて、偽装を始めた経緯などを九州農政局と合同で詳しく調べている。
 29日会見した船場吉兆は、販売総数の約4割にあたる約3000個を昨年1月2日~今年9月11日に販売したことを明らかにし、「店舗の販売責任者に任せ過ぎていた」と謝罪した。





 昨日の朝の時点で第一報が入ってきていたのですが、誰もが名前くらいは聞いたことがあるあの高級料亭の『吉兆』の関連会社である船場吉兆の商品までも、製造日を偽装する事件を起こすなんて、普通の人は思いもしないでしょうし、老舗ブランドが提供している商品だから安心と、高い値段を出してこの商品を購入した顧客は裏切られた思いでしょうね…。
 ちなみに、はり替えは少なくとも今年の4月ごろから行われていたようで、冷凍したものを解凍する手口で、消費期限を21日超えた桜ゼリーや賞味期限を54日超えたタルトもあったとか…。ゼリーといっても、ここの製品の場合、果実入りでしょうし、さすがに『54日も賞味期限の過ぎたタルトを顧客に売りつけるなんて、どういう神経をしているんだ!』と、賞味期限の偽装をした従業員を問い詰めたくもなりますね。

 ちなみにこの事件、製造元である船場吉兆ではなく、販売先であるフードパークの従業員が暴走したようですが、納品時に賞味期限のラベルを貼らないで出荷すれば、現場に「納品されたばかりの菓子も売れ残りも区別せず、毎日ラベルを張り替える」ような暴走をされてもチェック機能が働きませんし、「店舗の販売責任者に任せ過ぎていた」との謝罪会見にしても、『それは任せていたのではなく、最初から船場吉兆として販売先への管理監督義務を放棄していただけだろ!』と船場吉兆の責任者に対しても怒りがおさまりません。
 この無責任な管理体制が及ぼす消費者への信頼度低下は船場吉兆だけでなく、親会社である老舗高級料亭の吉兆本体の信用にも及びかねませんが、なぜ製造年月日のシールを納品後にフードパークで貼るなどという不可解な合意をしたのか…。船場吉兆もその親会社である吉兆も、自社のもつブランド価値をもっと大事にすべきだと思います!!!

お詫びのニュースリリースはこちら
http://www.hakata-kitcho.com/