「くいだおれ」最終日 太郎と次郎、兄弟そろい踏み 2008年7月8日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/0708/OSK200807080027.html
大阪・道頓堀の飲食店「くいだおれ」が8日、閉店の日を迎えた。午前10時前、看板人形の「くいだおれ太郎」が、お祝い事限定で登場する弟の「次郎」とともに店頭に現れ、待ちかまえていた観光客らの前で「永いこと ありがとう」と“あいさつ”した。営業は午後9時に終わり、「ナニワの名物」が59年の歴史に幕を下ろす。
「太郎」の経済効果、年35億円 フィーバーで上方修正 2008年7月8日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/0708/OSK200807080047.html
年35億3千万円――。関西大の宮本勝浩教授(理論経済学)は8日、くいだおれ太郎が大阪・道頓堀周辺にもたらす経済効果の試算をはじき出した。宮本教授は4月、年間で約16億7千万円としていたが、最近の「太郎フィーバー」で上方修正した。
閉店発表後の3カ月間で売り上げが約2倍になったと想定。太郎見たさの客も、これまでの30%ほどから95%に増えたと分析した。4~6月の太郎による経済効果は約8億8千万円、年間に直すと約35億3千万円とはじき出した。この数字は、人口2万5千人規模の自治体の1年間の税収に匹敵するという。
宮本教授は「太郎が道頓堀にいれば、今後も地元経済に大きな貢献をするだろう」と推測している。
くいだおれ太郎:最後の一日 経済効果3カ月で8.8億円 2008年7月8日
毎日夕刊 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080708k0000e040043000c.html
産経夕刊 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080708/trd0807081125003-n1.htm
「永(なが)いことありがとう おおきに 太郎」--。
8日午前、大阪・道頓堀の飲食店「くいだおれ」の店頭に看板人形「くいだおれ太郎」が置かれ、店最後の一日が始まった。吹き出しは、約60年間、道頓堀に立ち続けた太郎の感謝の言葉だった。太郎は3カ月前の閉店発表から行方が注目され、人気が急上昇。イベントに引っ張りだこになり、関連グッズの売り上げは、主な5種類だけで約6255万円に達した。関西大の宮本勝浩教授(理論経済学)は、この間の太郎の経済波及効果を約8億8000万円とはじき出した。
5月以降、太郎はイベントに出る頻度が急増。5月7日、ミュージカルに招待されて飛び入り出演を果たしたのを皮切りに、スポーツ観戦や映画試写会、地元の一日警察署長など多忙を極めた。
関連グッズは飛ぶように売れ、店頭のワゴン販売は50倍の売れ行き。企画・販売する「伴ピーアール」(大阪市北区)によると、土産物店などで計18万3000点を販売した。キーホルダーやひも付き人形、携帯ストラップなど5種類で、売り上げは前年同期の4.7倍。4月中に売り切れたぜんまい仕掛けの人形は高値でネット取引されているという。伴一郎社長は「こんなに売れるとは考えもしなかった」と驚く。
宮本教授は、店の売り上げが以前の2倍になり、閉店発表後はほとんどの客が太郎目当てだったと仮定し、経済効果を推定。「太郎が参加したイベントも加えると、さらに大きな額になる」と話す。
あの『くいだおれ太郎』で有名な食堂のくいだおれですが、いよいよ本日で閉店となり、しばらくは、くいだおれ太郎の勇姿を見ることができなくなってしまうんですね…。
ちなみに、このくいだおれフィーバーによる経済効果は、3ヶ月間で8.8億円にも上ったそうで、まだ人形の転職先?は決まっていないようですが、これだけの経済効果が期待できるならば、やはりミナミの商店街あたりが持ち主となった上で、時には外部に有料で貸し出すなどして維持費用を捻出し、足りない分を街のお店全体が共同で負担するような形で、ずっと道頓堀に設置しておくのが、大阪のためにも一番よいのではないでしょうか…。
一大阪府民としては、府外に転出してしまうのは寂しいですし、それでなくてもビジネス分野はキタへの一極集中が見られるだけに、ミナミは遊びの部分で対抗したいところ。さすがに今の場所のままは難しいかもしれませんが、なんとか道頓堀に残して欲しいものだと思います。
http://www.asahi.com/national/update/0708/OSK200807080027.html
大阪・道頓堀の飲食店「くいだおれ」が8日、閉店の日を迎えた。午前10時前、看板人形の「くいだおれ太郎」が、お祝い事限定で登場する弟の「次郎」とともに店頭に現れ、待ちかまえていた観光客らの前で「永いこと ありがとう」と“あいさつ”した。営業は午後9時に終わり、「ナニワの名物」が59年の歴史に幕を下ろす。
「太郎」の経済効果、年35億円 フィーバーで上方修正 2008年7月8日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/0708/OSK200807080047.html
年35億3千万円――。関西大の宮本勝浩教授(理論経済学)は8日、くいだおれ太郎が大阪・道頓堀周辺にもたらす経済効果の試算をはじき出した。宮本教授は4月、年間で約16億7千万円としていたが、最近の「太郎フィーバー」で上方修正した。
閉店発表後の3カ月間で売り上げが約2倍になったと想定。太郎見たさの客も、これまでの30%ほどから95%に増えたと分析した。4~6月の太郎による経済効果は約8億8千万円、年間に直すと約35億3千万円とはじき出した。この数字は、人口2万5千人規模の自治体の1年間の税収に匹敵するという。
宮本教授は「太郎が道頓堀にいれば、今後も地元経済に大きな貢献をするだろう」と推測している。
くいだおれ太郎:最後の一日 経済効果3カ月で8.8億円 2008年7月8日
毎日夕刊 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080708k0000e040043000c.html
産経夕刊 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080708/trd0807081125003-n1.htm
「永(なが)いことありがとう おおきに 太郎」--。
8日午前、大阪・道頓堀の飲食店「くいだおれ」の店頭に看板人形「くいだおれ太郎」が置かれ、店最後の一日が始まった。吹き出しは、約60年間、道頓堀に立ち続けた太郎の感謝の言葉だった。太郎は3カ月前の閉店発表から行方が注目され、人気が急上昇。イベントに引っ張りだこになり、関連グッズの売り上げは、主な5種類だけで約6255万円に達した。関西大の宮本勝浩教授(理論経済学)は、この間の太郎の経済波及効果を約8億8000万円とはじき出した。
5月以降、太郎はイベントに出る頻度が急増。5月7日、ミュージカルに招待されて飛び入り出演を果たしたのを皮切りに、スポーツ観戦や映画試写会、地元の一日警察署長など多忙を極めた。
関連グッズは飛ぶように売れ、店頭のワゴン販売は50倍の売れ行き。企画・販売する「伴ピーアール」(大阪市北区)によると、土産物店などで計18万3000点を販売した。キーホルダーやひも付き人形、携帯ストラップなど5種類で、売り上げは前年同期の4.7倍。4月中に売り切れたぜんまい仕掛けの人形は高値でネット取引されているという。伴一郎社長は「こんなに売れるとは考えもしなかった」と驚く。
宮本教授は、店の売り上げが以前の2倍になり、閉店発表後はほとんどの客が太郎目当てだったと仮定し、経済効果を推定。「太郎が参加したイベントも加えると、さらに大きな額になる」と話す。
あの『くいだおれ太郎』で有名な食堂のくいだおれですが、いよいよ本日で閉店となり、しばらくは、くいだおれ太郎の勇姿を見ることができなくなってしまうんですね…。
ちなみに、このくいだおれフィーバーによる経済効果は、3ヶ月間で8.8億円にも上ったそうで、まだ人形の転職先?は決まっていないようですが、これだけの経済効果が期待できるならば、やはりミナミの商店街あたりが持ち主となった上で、時には外部に有料で貸し出すなどして維持費用を捻出し、足りない分を街のお店全体が共同で負担するような形で、ずっと道頓堀に設置しておくのが、大阪のためにも一番よいのではないでしょうか…。
一大阪府民としては、府外に転出してしまうのは寂しいですし、それでなくてもビジネス分野はキタへの一極集中が見られるだけに、ミナミは遊びの部分で対抗したいところ。さすがに今の場所のままは難しいかもしれませんが、なんとか道頓堀に残して欲しいものだと思います。