「0円年賀はがき」登場! 100万円くじ付き、その秘密は? 2008年11月28日 毎日
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081128mog00m040012000c.html
今年も年賀状を書く季節がやってきた。ディズニーのキャラクター入りや、色つきなど今年もアイデア満載の年賀状が発行されている中、「0円年賀状」に出合った。既に入手申し込みが1100万枚にのぼる人気という。なぜ無料なの? 秘密を探った。
日本初の0円年賀はがき「tipoca(ティポカ)」を発行するのは、インターネット系のベンチャー企業「メディアインデックス」(東京都渋谷区)。「ティポカ」はダイレクトメールなどに使用される「圧着はがき」(はがして文面を読む方式)型で、折り込んだ内側に広告が入っている。送料は広告を掲載する企業が出すため、切手・はがき代金が無料となった。広告主は「一般的なダイレクトメールと異なり、新年に届く年賀状ならば、家族で読まれる率や開封率が高いのでは」と期待を寄せている。
広告付きのはがきといえば、日本郵便が発行する45円の「エコーはがき」が一般的だが、あて名を書く面の約3分の1が広告スペースに占有される。ティポカの場合は、表裏とも一般のはがきとほぼ同様のレイアウトで、イラストなどを書く面も差出人が思いのままに使える。現時点で広告には、健康サポート飲料「C1000タケダ」を販売する「ハウスウェルネスフーズ」などが決定しており、店頭で使えるクーポンやサービス券などがはがき内部に収められるという。年始のあいさつとともに、お得な情報も送れるなら楽しいかも。
おなじみの「お年玉くじ」の代わりに、広告売り上げの3パーセントを利用し、1等100万円(1000万枚流通した場合当選は20本)、2等10万円(同200本)、3等1万円(同2000本)の現金が当たる懸賞も付いている。はがきに印刷された「QRコード」から、携帯電話を使ってサイトに接続し、当選が確認できる。さらに、はがき20枚につき、ポリオワクチン1本(20円)をNPO法人「日本委員会」を通じて寄付する。
利用希望者の募集は通常の「年賀状」の発売より1週間早い10月23日に始めた。約1カ月で応募が1100万枚を突破し、注目の高さをうかがわせる。希望者は「ティポカ」の公式サイト(携帯・パソコンから)から住所、氏名、年齢など必要事項を入力。はがきは20枚~160枚まで枚数の希望を出すことができ、手順に従えば応募は5分ほどで完了する。11月30日まで募集中で、締め切り後に抽選し、当選者には12月上旬に登録したメールアドレスへ知らせが来るという。
ほほぉ…。郵便局の年賀状は、法人の儀礼廃止の動きや、知人間では『あけおめメール』で挨拶を済ますなど、販売開始翌日から一部の金券ショップに大量に年賀状が売りに出される始末ですが、世の中には、こんなサービスを行っている企業もあったんですね…(吃驚
広告は圧着はがきの内側にあり、利用者としては通常の年賀状同様に活用でき、お年玉くじの代わりに懸賞クジもついていれば、利用する側とすれば、『毎年義理で出しているけど、さすがに携帯で挨拶を済ますのは抵抗があるな…』とか若者世代同士のやり取りといった需要を取り込めそうですし、広告を出す企業としても、『この葉書をお持ち頂ければ10%割引』といった一文を載せれば開封率が増え、通常のDMと比べてレスポンス率が高くなるといったメリットもあるかと思います。
まあ問題は、『(保存が前提の)子供の毎年の成長を年賀状に貼り付けて送る家庭への需要は期待できないこと』、自宅のパソコンで年賀状を印刷する方の場合『家庭のプリンターが圧着はがきに対応できるのか』という問題があること、『地元の印刷業者が圧着はがきにも対応してくれるのか(対応してくれても割増料金次第では、通常葉書から切り替えるインセンティブも働かないでしょう)』『理想科学がプリントゴッゴの生産を終了してしまったこと』などがあると思いますが、一番大きな問題は、広告主が期待する広告の費用対効果が実際に現れ、来年以降もこの取組が継続できるのかどうか…だと思いますが、もし来年以降も同様の取組が継続されることになれば、郵便局は、ますます年賀状収入で他の部門の赤字を埋めることが期待しにくくなり、一方、広告主としては新たな顧客開拓手段の1つとして、この料年賀状というツールが世間に定着していく可能性も案外あるのでは…と思います。それにしても郵便局もよく敵?に塩を送るような商品 許しましたね…。
ニュースリリースはこちら http://www.mediaindex.co.jp/pr_081023.html
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081128mog00m040012000c.html
今年も年賀状を書く季節がやってきた。ディズニーのキャラクター入りや、色つきなど今年もアイデア満載の年賀状が発行されている中、「0円年賀状」に出合った。既に入手申し込みが1100万枚にのぼる人気という。なぜ無料なの? 秘密を探った。
日本初の0円年賀はがき「tipoca(ティポカ)」を発行するのは、インターネット系のベンチャー企業「メディアインデックス」(東京都渋谷区)。「ティポカ」はダイレクトメールなどに使用される「圧着はがき」(はがして文面を読む方式)型で、折り込んだ内側に広告が入っている。送料は広告を掲載する企業が出すため、切手・はがき代金が無料となった。広告主は「一般的なダイレクトメールと異なり、新年に届く年賀状ならば、家族で読まれる率や開封率が高いのでは」と期待を寄せている。
広告付きのはがきといえば、日本郵便が発行する45円の「エコーはがき」が一般的だが、あて名を書く面の約3分の1が広告スペースに占有される。ティポカの場合は、表裏とも一般のはがきとほぼ同様のレイアウトで、イラストなどを書く面も差出人が思いのままに使える。現時点で広告には、健康サポート飲料「C1000タケダ」を販売する「ハウスウェルネスフーズ」などが決定しており、店頭で使えるクーポンやサービス券などがはがき内部に収められるという。年始のあいさつとともに、お得な情報も送れるなら楽しいかも。
おなじみの「お年玉くじ」の代わりに、広告売り上げの3パーセントを利用し、1等100万円(1000万枚流通した場合当選は20本)、2等10万円(同200本)、3等1万円(同2000本)の現金が当たる懸賞も付いている。はがきに印刷された「QRコード」から、携帯電話を使ってサイトに接続し、当選が確認できる。さらに、はがき20枚につき、ポリオワクチン1本(20円)をNPO法人「日本委員会」を通じて寄付する。
利用希望者の募集は通常の「年賀状」の発売より1週間早い10月23日に始めた。約1カ月で応募が1100万枚を突破し、注目の高さをうかがわせる。希望者は「ティポカ」の公式サイト(携帯・パソコンから)から住所、氏名、年齢など必要事項を入力。はがきは20枚~160枚まで枚数の希望を出すことができ、手順に従えば応募は5分ほどで完了する。11月30日まで募集中で、締め切り後に抽選し、当選者には12月上旬に登録したメールアドレスへ知らせが来るという。
ほほぉ…。郵便局の年賀状は、法人の儀礼廃止の動きや、知人間では『あけおめメール』で挨拶を済ますなど、販売開始翌日から一部の金券ショップに大量に年賀状が売りに出される始末ですが、世の中には、こんなサービスを行っている企業もあったんですね…(吃驚
広告は圧着はがきの内側にあり、利用者としては通常の年賀状同様に活用でき、お年玉くじの代わりに懸賞クジもついていれば、利用する側とすれば、『毎年義理で出しているけど、さすがに携帯で挨拶を済ますのは抵抗があるな…』とか若者世代同士のやり取りといった需要を取り込めそうですし、広告を出す企業としても、『この葉書をお持ち頂ければ10%割引』といった一文を載せれば開封率が増え、通常のDMと比べてレスポンス率が高くなるといったメリットもあるかと思います。
まあ問題は、『(保存が前提の)子供の毎年の成長を年賀状に貼り付けて送る家庭への需要は期待できないこと』、自宅のパソコンで年賀状を印刷する方の場合『家庭のプリンターが圧着はがきに対応できるのか』という問題があること、『地元の印刷業者が圧着はがきにも対応してくれるのか(対応してくれても割増料金次第では、通常葉書から切り替えるインセンティブも働かないでしょう)』『理想科学がプリントゴッゴの生産を終了してしまったこと』などがあると思いますが、一番大きな問題は、広告主が期待する広告の費用対効果が実際に現れ、来年以降もこの取組が継続できるのかどうか…だと思いますが、もし来年以降も同様の取組が継続されることになれば、郵便局は、ますます年賀状収入で他の部門の赤字を埋めることが期待しにくくなり、一方、広告主としては新たな顧客開拓手段の1つとして、この料年賀状というツールが世間に定着していく可能性も案外あるのでは…と思います。それにしても郵便局もよく敵?に塩を送るような商品 許しましたね…。
ニュースリリースはこちら http://www.mediaindex.co.jp/pr_081023.html