ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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相模原市、全国19番目の政令市に 2009年10月3日 読売

2009-10-05 05:45:03 | Weblog
相模原市、全国19番目の政令市に 2009年10月3日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091002-OYT1T01030.htm
 神奈川県相模原市が来年4月1日に政令指定都市に移行することが内定した。
 原口総務相が2日、同省を訪れた松沢成文知事と加山俊夫市長に伝えた。1か月後をめどに閣議決定され、今年4月の岡山市に続き全国で19番目の政令市が誕生する。
 相模原市は政令市を目指し、2006年3月~07年3月に周辺4町と合併、人口70万人を超えて要件を満たした。神奈川県では横浜、川崎市に続く3番目の政令市となる。
 相模原市の人口は71万2121人(9月1日現在)。


 相模原市と言えば、県北部の東京都や山梨県に隣接する中核市で、1980年に49.4万人、85年に54.6万人、90年に60.2万人、95年に64.6万人、00年に68.1万人と人口が増え続けている中核市ですが、2006年3月に津久井町・相模湖町を編入、2007年3月には藤野町・城山町を編入した上で、政令指定都市の昇格要件の70万人を突破。いよいよ政令指定都市に昇格するようですね…。
 ただ、この市は横浜と東京のちょうど中間点に位置し、良く言えばベッドタウン、言葉を飾らずに言えば町としての顔がないだけに、このままでは人口だけが多い特色のない街にもなりかねなかったでしょうし、それだけに、政令指定都市に昇格することで街としての個性をもっと打ち出して欲しいところ。
 政令指定都市に昇格する相模原市はどんな市になっていくのでしょうか…。

低額カット店に洗髪義務付け、「意味あるの」反論も…群馬

2009-10-05 05:39:53 | Weblog
低額カット店に洗髪義務付け、「意味あるの」反論も…群馬 2009年9月30日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090930-OYT1T00027.htm
 低料金で髪のカットのみをする理・美容店に対し、群馬県は、洗髪設備の設置を義務づけることを決めた。
 新規出店の店が対象で、関連条例の今年度中の改正を目指し、施行は来年秋ごろになりそうだ。県衛生食品課は義務化の理由を「公衆衛生の向上を重視し、総合的に判断した」と説明している。義務化の是非を議論していた県の検討委員会は5月、「緊急を要して義務化する必要はないとの意見が大半」と提言していた。
 この議論は、個人営業の店が主体の県理容生活衛生同業組合と県美容業生活衛生同業組合が、カット専門の理・美容店に対して洗髪設備の設置義務化を求める請願を県議会に提出し、昨年3月に採択されたのが発端だ。
 「洗髪しないのは不衛生」と訴えていた県理容生活衛生同業組合の吉野信一理事長は「我々は清潔さが身上の商売であり、安堵(あんど)している」として県の判断を歓迎。一方、県内に11店舗を展開するカット専門チェーンは「洗髪するかしないかは利用者の判断。義務化に意味があるのか」と冷ややかだ。
 県はこれまで、衛生面の実態調査や県民アンケートを実施、さらに有識者ら5人の検討委を設置して議論してきた。実態調査によると、洗髪設備の有無で衛生状態に差が出ることはなかった。アンケートでも、設備がないことを「特に問題ない」「快適ではないが、不衛生とは思わない」との回答は合わせて6割を超えた。これらを踏まえ、検討委は「義務化の合理的理由は見いだせない」と結論づけていた。検討委の委員長を務めた大河原真美・高崎経済大教授は「県の判断に反映されたのかは疑問で、違和感がある」と話す。
 県の昨年末の調査では、洗髪設備がない理・美容店は、全6827店のうち47店。また、全国では17道県が設備設置を条例で義務付けているが、17府県は、働きかけはあったものの条例化は見送っているという。



 ん…。私には『低料金のカット店のせいで、自分のところの売り上げが減少したから、いちゃもんをつけている』ようにしか見えないのですが、実にくだらないことで争っていますね…(呆れ
 もし、不衛生が原因で感染症等に感染するとすれば、それは洗髪をするかどうかよりも、むしろカミソリの消毒が不十分なことによる感染くらいしかありえないでしょうし、万が一にもそのようなことで事故を起こせば、その店は営業停止に追い込まれ自分の首を絞めるだけのこと。
 昔のように、男性が学校を卒業して正社員として就職してから50代半ばまでお給料が毎年上昇する時代ならば、三千数百円払って、店主と雑談をしながらシャンプーしてもらうというのも、まあ一種の必要経費なのかな…と思っていましたが、今は非正規雇用の低賃金で働く男性労働者も増えていますし、そんな方にとっては、散髪といったコストは少しでも減らしたいでしょうし、県理容生活衛生同業組合は一体誰を向いて商売をしているのかとクビを傾げたくもなりますね…

小鹿氏が3選/今別町長選  青森

2009-10-05 05:37:19 | Weblog
小鹿氏が3選/今別町長選 2009年10月5日 東奥日報
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20091004221119.asp
 任期満了に伴う今別町長選は4日、投票が行われ、即日開票の結果、現職の小鹿正義氏(78)が1755票を獲得し、新人の飲食業伊藤榮太郎氏(62)に1151票の大差をつけて3選を果たした。投票率は76.57%で、選挙戦となった2001年の90.33%を13.76ポイント下回った。
 小鹿氏は町財政の連結決算黒字化を達成した実績を強調し、2015年度に予定されている北海道新幹線(新青森-新函館)開業へ向けた町づくりの継続を訴えた。全6町議の支持を得て、安定した選挙戦を展開した。
 伊藤氏は現職批判票の取り込みを図り、水道料金の引き下げや、名物料理の開発による地域振興を主張したが、出馬表明が告示前日と出遅れたことなどが響き、及ばなかった。
 同町今別中沢の自宅で待機していた小鹿氏に午後10時5分、当選の知らせが届くと、集まった支持者から拍手が起こった。
 小鹿氏は「財政の健全化を進めながら、6年後の北海道新幹線開業へ向け、もろもろの事業を進めていきたい」と語った。
 一方、伊藤氏は同町今別西田の自宅に設けた事務所で「お金をかけなくても選挙はできるということを示せた。結果に悔いはない」と敗戦の弁を述べた。

青森県今別町 町長選挙結果
当 1755 小鹿正義 78 男 無現 今別町長
  604 伊藤栄太郎 62 男 無新 食堂経営



 青森県今別町は、津軽半島北端にある人口3800人程の町で、町長選は2期8年現職を務めた小鹿正義氏に対して、新人の伊藤栄太郎氏が挑んだのですが、
 町財政の連結決算黒字化を達成した実績を強調し、2015年度に予定されている北海道新幹線(新青森-新函館)開業へ向けた町づくりの継続を訴えた現職の小鹿正義氏が1755票を獲得し、
 新人で 水道料金の引き下げや、名物料理の開発による地域振興を主張して604票を獲得した伊藤栄太郎氏に圧勝。
 まあ、こちらはとくに町制運営に大きな問題がないところに、ライバル候補の伊藤氏は出馬が遅れたことによる知名度不足が勝負を決定つけたと言ってもいいのではないでしょうか…。

安土町長に大林氏 出直し選 「合併撤回の道探る」

2009-10-05 05:31:30 | Weblog
安土町長に大林氏 出直し選 「合併撤回の道探る」 2009年10月5日 京都
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009100400148&genre=A2&area=S00
 リコール(解職請求)成立に伴う滋賀県安土町の出直し町長選は4日、投開票され、リコール運動をした住民団体代表で元町総務主監の大林宏氏(69)が、前町教育長の木野和也氏(63)との無所属新人対決を約700票差で制し、初当選した。
 来年3月21日に控える近江八幡市との合併は確定し法的に覆らないが、大林氏は合併の賛否を問う住民投票実施を公約に掲げており、今後は町議会の対応が焦点になる。
 今回の町長選は町民に根強い合併反対論への対応が主な争点になった。合併を推進しリコール住民投票で失職した津村孝司前町長は立候補しなかった。
 大林氏は「住民投票で合併反対が多い場合は撤回の道を探る。やれるところまでやる」と訴えた。代表を務める「急ぐな合併・守ろう安土みんなの会」を運動母体に、合併に不満を抱く町民に支持を広げた。木野氏は「合併協議をスムーズに進める」と主張したが及ばなかった。
 投票率は67・80%で、合併の是非などが争われた前回を8・84ポイント上回った。

滋賀県安土町 町長選挙結果
当 3643 大林宏 69 男 無新 農業、住民団体代表
  2946 木野和也 63 男 無新 無職、前町教育長



 滋賀県安土町と言えば、言わずとしれた、織田信長が建築したと言われる安土城跡のある、人口1.2万人程の小さな自治体ですが、近江八幡市とのいささか強引とも思える合併推進騒動を受けて現職市長の津村孝司氏がリコールされ、その津島氏は出馬を見送ったため、合併反対派の住民団体「急ぐな合併・守ろう安土みんなの会」代表大林宏氏氏と、合併を進めた「津村町政」を引き継ぐ前同町教育長木野和也氏の両新人が出馬したのですが、町長選は
 「ごり押し合併を認めないという町民の思いを大事にし『合併見直しの道』を探りたい」と主張した合併反対派の住民団体の大林宏氏氏が3643票を獲得し、
 「町民の心を一つにして『オール安土』で合併に向けた調整に取り組みたい」と訴え2946票を獲得した木野和也氏を破り初当選しました。
 ただ、合併そのものは選挙結果に関わりなく、既に来年3月21日付けで行われることが総務省の官報で告示済。建前こそ、近江八幡との対等合併なものの、当然ながら新市名は近江八幡市で、実態は安土町の吸収合併ですし、1955年には大字清水鼻を地区を五個荘町(現東近江市)に編入した経緯もあるだけに、単独で生き残ることは無理でも、せめて近江八幡と昔から歴史的つながりの深い東近江のどちらと一緒になるかを住民投票にかけてからでも合併は遅くなかったのではないかという気が未だにしてなりません。
 新町長は、取ることができる選択肢が限られる中、どのような町制運営を行ってくれるのでしょうか…。
 どんな形になるにせよ、当の安土町民が合併して失敗だったと悔むことにならないように、新町長は精一杯業務を全うして欲しいものだと思います。

中川元財務相が急死 自宅ベッドで就寝中

2009-10-05 05:27:33 | Weblog
中川元財務相が急死 自宅ベッドで就寝中 2009年10月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091004AT1G0400I04102009.html
 4日午前8時20分ごろ、中川昭一元財務・金融相(56)が東京都世田谷区下馬の自宅の寝室で死亡しているのを妻(50)が発見し119番した。目立った外傷はなく、警視庁が行政解剖を行ったが死因を特定できず、今後、病理検査で死因を調べる。警視庁は遺体や室内の状況から「自殺の可能性は低い」とみている。告別式の日取りなどは未定。
 自殺した父親の中川一郎元農相の後を継ぎ1983年の衆院選に旧北海道5区から立候補して初当選。8期連続当選し農相や経済産業相、自民党政調会長などを務めた。麻生内閣で財務・金融相に就任。今年8月の衆院選で落選した。
 警視庁世田谷署によると、ポロシャツに短パン姿で、自宅2階寝室のベッドにうつぶせの状態で見つかった。死亡推定時刻は就寝後の3日午後11時前後とみられる。ベッドに嘔吐(おうと)の跡があり、机の上などから睡眠薬とみられる錠剤が見つかった。家族は「最近眠れず、都内の病院に通院し処方された睡眠薬を飲んでいた」と話しているという。



 中川元財務・金融相と言えば、昨年のG7サミットでもうろう会見を行ったことで、嫌な形で有名になってしまった政治家で、8月末の総選挙ではライバル候補に敗れた後も、次回選挙では再出馬すると聞いていたのですが、まだ56歳とお若いのに、この訃報には心底吃驚したと共に、将来の日本の国政を動かしていく貴重な若手政治家をこのような形で失ったことは非常に残念に思います。
 今回こそ自民逆風と先日の会見のイメージ悪化で落選の憂き目にあったとはいえ、氏はまだ56歳という政治家としては若手の分類に入るに関わらず当選回数は既に8回。
 当然将来の総裁候補の1人として計算されていたと思いますし、現職議員ではないとはいえ、自民党にとってはかけがえのない人を失うこととなり、大幅議席減に続く衝撃となったように思います。