ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

子ども手当「全額国費が望ましい」 枝野氏が国会答弁

2011-02-08 05:08:05 | Weblog
子ども手当「全額国費が望ましい」 枝野氏が国会答弁2011年2月7日
朝日夕刊 http://www.asahi.com/politics/update/0207/TKY201102070316.html
産経夕刊 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110207/plc11020718200007-n1.htm
 枝野幸男官房長官は7日の衆院予算委員会で、子ども手当の財源について「全額国費でやる方向にもっていくことが望ましい」と、将来的に地方負担の廃止を検討する考えを示した。県や市町村から相次ぐ財源負担への反発をやわらげる狙いがある。小泉進次郎氏(自民)の質問に答えた。
 枝野氏は「2011年度は(地方自治体に負担を)お願いしたいが、できるだけ近い将来に負担がいかないよう努力したい」と強調。全額国庫負担に切り替える具体的な時期には触れなかった。「マニフェストで約束したのは子ども手当の支給。財源は調整が必要で細かくは約束していない。約束違反にはあたらない」とも述べた。


 う~ん。この人はどうして後先も考えずに、こんな行き当たりばったりの答弁をしますかねぇ…(呆れ
 大方、先日の愛知県トリプル選挙で惨敗したことで、『地方に配慮しなければ、これから先選挙が戦えなくなる』とでも懸念したのかな…と思いますが、実はこの子ども手当。負担しているのは地方だけでなく、企業の側も(自民党政権時代の)児童手当を支給していた頃から引き続いて、児童手当拠出金として厚生年金被保険者の全標準報酬額の1000分の1.3を負担し続けていますし、地方負担がなくなれば、今度は使用者陣営が児童手当拠出金の廃止を求めてくるのは必然。
 お国の財源は厳しく、こども手当の増額そのものも困難だというのに、これ以上自ら望んで自爆したあげく難題を抱え込んでどうすんねん!!! と思います。