ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

鳩山氏「方便とは、真理に導く手段のことだ」 

2011-02-20 18:55:18 | Weblog
鳩山氏「方便とは、真理に導く手段のことだ」 2011年2月20日 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110220/stt11022017500009-n1.htm
 民主党の鳩山由紀夫前首相は20日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県外移設断念の理由に米海兵隊の抑止力を挙げたのは「方便だった」と発言したことについて「方便とは真理に導くための手段のことだ。真理とは、すなわち(名護市)辺野古への移設で、そこに導くための手段として『抑止力』と言った」と釈明した。北海道伊達市内での後援会会合で語った。
 県外移設断念の経緯をめぐっては「普天間の海兵隊ヘリ部隊の役割は決して敵を襲うものでなく、(当初は)それを抑止力と言い切るのは無理があると思った。しかし地上部隊とヘリ部隊は密接で離せないとの米側の理屈、さらに空軍、海軍、海兵隊パッケージ全体が抑止力だとの言われ方をすると、なるほどと(考えた)」とした。
 さらに「私の考え方は正しいと思っているが、正しくないなら、いろいろお聞かせ願いたい」とも述べた。




 え~と…(滝汗
 私には、鳩山前総理が何を言いたいのか全く理解ができないのですが、氏は今度は(宇宙人ではなく)哲学者にでもなったつもりなんですかねぇ…(苦笑
 100歩譲って、辺野古への移設を容認するために方便という言葉を使ったのだとしても、政治家たるもの。誰にでもわかるもう少しわかりやすい言い方をして欲しいものだと思いますし、都合の悪いことはけむに巻いて誤魔化そうとする悪い癖が相変わらず治っていない模様。
 「私の考え方は正しいと思っているが、正しくないなら、いろいろお聞かせ願いたい」との氏の反論も、禅問答じゃあるいまいし、何がいいたいのか十分に伝わらない状況では、反論のしようもないかと思います。

皆はどんな合コン会場を求めているの?

2011-02-20 08:21:50 | Weblog
皆はどんな合コン会場を求めているの? 2011年02月19日 R25
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_r25bus__20110219_12/story/r25spcate_wxr_detail_id2011020400005207r25/
 飲み会の幹事っていうのは、やっぱりいろいろ気を遣うもの。気心知れた仲間内の飲み会ならいいのですが、合コンなど、初めて会う女子も一緒の飲み会の場合、いったいどんな店を選べばいいのか迷いますよね。「おしゃれで、料理がおいしくて、駅からも近くて、そのうえ安い!」っていうミラクルな店があればいいのですが、それはなかなか希少です。
 そこで、筆者の周囲で飲み会のお店に関するアンケートをとってみました。大きな判断要素になる「場所」「金額設定」「店の雰囲気」「席の種類」「料理の種類」「酒の種類」のなかで、皆はどんなことを重視しているのでしょう。
 まず男性編。1位は同率で「場所」「金額設定」。3位が「料理の種類」、4位が「店の雰囲気」、5位が「席の種類」、6位が「酒の種類」でした。
 そして、女性編。1位は「店の雰囲気」、2位は「料理の種類」、3位は「場所」、4位が「金額設定」、5位が「席の種類」、6位は「酒の種類」でした。
 5位と6位は男女ともに同じ。ということで、1~4位の違いに注目してみます。
 フリーコメントを見てみると、男性は「多めに払う」という大前提を掲げ、やはり価格帯にこだわります。特に収穫のない合コンで高額を払うのは避けたいよう。「女性からもある程度お金をもらってくれる幹事」を希望する声もありました。場所については、むろん勤務先や家とのアクセスが良く、また、終電ギリギリまで飲める駅近希望という意見も。(あえて、終電を逃しやすい、駅から遠い場所を選んでほしいという少数の肉食系意見もアリ!)
 一方女性は、店員さんの対応がよく、隠れ家風の落ち着いた雰囲気を重視。「ちょっと暗めのところだと、お互いがステキに見える」という上級意見もありました。2位にランクインした料理の種類に関しては、ニオイなどが気になるのかと思いきや、鍋料理や、焼肉など、誰かしら“世話役”が必要な料理を避けたいよう。気取りすぎず、おしゃれ感もあり、皆が食べやすいイタリアンを推す声が目立ちました。
 このように見てみると、男性は会にまつわる時間やお金、女性はいかにその時間をリラックスして楽しめるかと、重視するポイントが根本的に違うよう。でも、冒頭でも訴えたとおり、すべての条件がパーフェクトな店はそうないわけで…。いったいどうすればいいの! 
 「まずは飲み会の目的をはっきりさせましょう」と答えてくれたのは、『これで差がつく! 幹事の仕事』の著者、桜井淳さん。「金額、場所、と、ただ条件だけで検討すれば、それらを全てクリアする店を設定するのは難しい。参加者がどんなメンバーで、彼らとどんな時間を過ごしたいか、どんな目的を達成したいかを考えるのです。合コンであれば、ロマンチックな雰囲気を演出できる店や、なるべく仕切り感のないソファ席。会社の歓送迎会など、大勢で親睦を深めるなら、清算がしやすい飲み放題付きのコース料理で、どこへも帰りやすいターミナル駅の近く。合コンでかつ一緒に行く先輩をたてるなら、先輩がうんちくを語れそうなお酒や料理を出してくれそうな店。目的達成のために優先すべき条件を絞ると探しやすいでしょう」
 最後に「デキる幹事」のアピールポイントについて、多かった回答が、「頑張って調べた感があること」。幹事がなぜその店を選んだのか。そこに確固たる理由があったり、オススメ料理などを予め知っていたり、そういう側面が見えれば、皆、幹事を評価してくれます。そもそも、幹事を引き受けた時点で、皆から感謝されているんですけどね。




 う~ん。私は職場の飲み会の幹事でさえ面倒臭く感じる派なので、合コン会場がどのような基準で選ばれているかなど、正直考えたこともなかったのですが、合コンが出会いを期待する場である以上は、もし会場選びを失敗すれば(冠婚葬祭のようにずっと親戚付き合いするわけでないだけまだマシですが、それでも)後々まで『あいつに任せたら失敗だった』などと言われかねませんし、会費は直接お財布に響くだけに『さすがにこれは外せないだろうな…』とは思っていたのですが、男性が店の場所を重視するのに対して、女性が店の雰囲気と料理の種類(料理の種類については、男女とも上位にランクインしていますが、おそらく男性の側は沢山の種類があれば満足。女性はむしろ女性であるが故に気配りをするという性別役割分担を期待されないことを重要視しているのではないでしょうか…)と拘り所が異なるというのは興味深いところですね…。

 半オフィシャルな忘年会や新年会・新人歓迎会や送別会じゃないんだから、もっとお気軽に選んだらいいのに…とも思わなくもないのですが、どうせお金を払うならば気分よく過ごしたいものですし、特に営業や接待をすることの多い方の場合は、こういった雑知識も役に立つのではないかと思います。

「確実に勝ち馬分かる」と情報料、詐欺容疑で8人逮捕

2011-02-20 08:17:51 | Weblog
「確実に勝ち馬分かる」と情報料、詐欺容疑で8人逮捕 2011年1月26日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0125/OSK201101250168.html
 確実に勝てる競馬の八百長レースがあると偽り、情報料名目で現金をだまし取ったとして、大阪府警は25日、東京都内の男女4人を詐欺容疑で逮捕した。また、兵庫県警も同日、同様の手口で情報料をだまし取ったとして別のグループの男女4人を同容疑で逮捕した。
 それぞれの発表によると、大阪府警が逮捕したのは東京都西東京市の会社員東健太容疑者(30)ら。逮捕容疑は昨年11月、競馬の八百長レースがあるように装い、都内の男性から情報料として計約190万円をだまし取ったという内容。
 兵庫県警に逮捕されたのは東京都港区の会社役員、豊田重幸容疑者(36)ら。2009年11月、「馬主と競馬関係者が密約を結んだレース情報を提供する」などとうそをつき、兵庫県尼崎市の女性から情報提供料として15万円を詐取した疑いが持たれている。
 県警によると、豊田容疑者らはダイレクトメールなどで情報を提供すると呼び掛けていた。会社の口座には、全国の約200人から計約4千万円の入金があったという。




 ちょっと前の記事ですが…。
 う~ん。私は基本ギャンブルはやりませんし、ギャンブラーの気持ちもわからなければ わかりたいとも思いませんが、おそらくは自分の予想が当たるからこそギャンブルというものは面白いのでしょうし、100歩譲って本当にそんな八百長レースがあったとして、そんな情報を闇で仕入れて儲けても、そんなに嬉しいものなのでしょうかねぇ…???
 まあ、この手の詐欺はたとえ犯人を逮捕したところでお金はとっくに他の組織に上納されるなり、既に使い果たされているというのが常道。騙されないというごくごく当たり前の自衛策をとることが肝心かと思います。

菓子や冷凍食品、化粧品消える? 「林原」の会社更生法で高まる不安

2011-02-20 08:12:56 | Weblog
菓子や冷凍食品、化粧品消える? 「林原」の会社更生法で高まる不安 2011年2月11日 J-CAST
http://www.j-cast.com/2011/02/11087464.html
 万一、全国の店頭から菓子や冷凍食品、さらには医薬品や化粧品などが消えたら、市場がパニックとなるかもしれない。そんな悪夢が脳裏をよぎる深刻な事態が起きた。
 バイオ関連企業の「林原」(本社・岡山市)が会社更生法の適用を東京地裁に申請したからだ。これは単なる地方の有力企業の倒産とは次元が異なる。

甘味料などに使われるトレハロースの世界生産をほぼ独占
 林原は甘味料などに使われる糖質「トレハロース」や抗がん剤「インターフェロン」を量産する世界的なメーカーで、トレハロースの世界生産をほぼ独占しているのだ。トレハロースの取引先は全国で約7000社、製品は約2万品目にのぼるうえ、「他の代替がほぼ不可能」というだけに、食品業界などへの影響が懸念されている。
 トレハロースは、同社によると「食品の乾燥や傷みを抑えたり、うま味を引き出したりするなど数多くの特長をもつ」という。クッキーなど菓子類の甘味料としてだけでなく、冷凍食品の劣化低減、野菜ジュースの苦味抑制などに役立っている。さらには保水性に優れることから、機能性繊維や医薬品、化粧品などにも素材として幅広く使われているという。
 菓子メーカーでは江崎グリコ、繊維メーカーではシキボウ、化粧品では常盤薬品工業、富士フイルムなどが林原のトレハロースを使用している。いずれも「当面の在庫は確保している」としているが、万一、林原の供給がストップするような事態となれば、各社の生産に影響が出るのは必至だ

美術館、自然科学博物館の運営、恐竜の発掘調査なども展開
 地方のバイオ関連企業が、これだけ多分野に波及する素材を独占的に生産していること自体が驚きだが、これが現実なのだ。林原は1883年に水飴製造からスタートし、「他社がやらない、他社ではできない独自のテーマで研究を行う研究開発型企業として歩んできた」(同社)という。
 しかし、今回は独自性の強い企業文化が裏目に出たようだ。帝国データバンクなどによると、林原はトレハロースやインターフェロンを量産することで、バイオテクノロジー企業として認知度を高めたが、運輸・倉庫業、ホテル経営、飲食業など事業の多角化を推進。美術館、自然科学博物館の運営、恐竜の発掘調査などメセナ活動も展開したため、「研究開発投資と不動産投資などで、年間売上高を大きく上回る借入金が経営を圧迫していた」という。

中国銀行自身の審査態勢が問題となる可能性
 非上場の同族企業である林原は、経営面で外部のチェック機能が働かなかったため、長年にわたり粉飾決算を続けていたことが判明したほか、オーナー一族へ違法配当が行われていた疑いも浮上。捜査当局も一連の不正に関心を示しており、刑事事件に発展する可能性もある。
 林原のメインバンクは地元・岡山の中国銀行で、林原が同行の筆頭株主となるなど、「両社は持ちつ持たれつの関係」(地元関係者)だった。中国銀行は、つなぎ融資を林原に行うとしているが、長年にわたる粉飾決算が判明したことで、中国銀行自身の審査態勢が問題となる可能性もある。中国銀行以外の取引金融機関は林原への不信感を高めている。林原は「会社更生手続は事業継続を目的としており、商品の安定供給は確保できると考えている」としているが、果たして甘味料など素材の供給が順調に進むのか。林原の再建問題からは目が離せない。


バイオ企業・林原の経営破綻で露呈…問われる中国銀行の甘さ 2011年2月12日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110212/fnc11021218010003-n1.htm
 会社更生法の適用を申請したバイオ企業の林原(岡山市)のメーンバンクである中国銀行の対応の甘さが明るみに出てきた。長年にわたり売上高の架空計上など不正経理を続けてきた林原の閉鎖性に対し、取引銀行は経営の透明化を促すことはできなかったのか-。
 「恥ずかしながら『会計監査人』が(法人登記の)登記事項であるということを知らなかった」。岡山市内で8日開かれた中国銀行の決算発表の記者会見で、宮長雅人常務はこう釈明した。
 その瞬間、会見場の空気は明らかに一変。「えっ!?」と驚きの声を上げる記者もいたほどだ。
 問題となったのは、林原が会社法で選任が義務づけられている会計監査人を置いていなかったことだ。同法では資本金5億円以上または負債200億円以上の企業は、非上場であっても監査法人や公認会計士といった会計監査人の設置が求められる。
 同日の会見でこの点について問われた永原正大常務は「会計監査については、林原から『会計監査人から適正意見を得ている』と説明され、監査報告書の提出を求めたが応じてもらえなかった。まことに遺憾で、もう少し強く提出を求めればよかった」と話した。
 ある記者が「会計監査人が誰なのかや有無については、登記簿を見れば分かることなのに、調べなかったのですか」と問うと、永原常務は「会計監査人が登記事項であるということを行内で誰も知らなかった。林原が当然、会計監査人を置いているものと思っていた」と回答。宮長常務が「恥ずかしながら知らなかった。経営サイドから『登記簿を調べろ』と指示したこともない」と補足した。
 こうしたやり取りがなされるうち、記者のうち何人かは「信じられない」といった表情をみせ、会見場は少しざわめいた。気色ばんだ記者が質問を重ねたが、中国銀行側は「銀行の実務上、登記簿を見ながら業務することはない」「こういったことは他行も同様だと思われる」と半ば正当化した。
 また、林原の借入金約1300億円のうち、中国銀行の貸し出しは約400億円。「過剰な貸し出しではなかったか」との問いには「林原は研究開発型の企業で、収益の実現までに時間を要する。トレハロースなど同社にしか作れない製品もあり、総合的にみて適正な貸し出しだった」と宮長常務。林原グループが同行の大口株主であることとの関連についても「独断専行はない。正当な融資として取り扱っている」と強調した。
 ただ、林原に対し当初目指していた事業再生ADR(裁判外紛争解決)による再建が頓挫した経緯をめぐり、一部報道による誤解が広まるなど、中国銀行に同情的な事情もある。
 同行首脳によると、ADRの過程で債務を株式に振り替えるDESも検討していた。しかし、昨年末に融資した数十億円の運転資金に関し、以前に設定して登記を留保したままだった根抵当権を登記したことを「他行にさきがけて担保を取った」とみなす大々的な報道が一部でなされた。同行首脳は「担保については最初は驚かれたが、ほとんどの他行は理解してくれた。法的整理の過程で否認されることはまったく想定していない」としている。
 また、債権放棄額を各銀行で案分する条件を決める際、中国銀行は自らの負担が増える条件に譲歩したが、ある他行が断ったため破談になった。
 中国銀行は行内のコンプライアンス(法令順守)委員会で林原問題を議論する。





 ん…。地元のお殿様銀行である中国銀行の詰めの甘さはさておき、どうしても「トレハロース」や「インターフェロン」を量産する技術が必要というのならば、本業だけ新会社に切り離して人を送り込んだ上で、旧会社は債務の返済を行った上で廃業する新旧分離方式をとればいいだけの話だと思うのですが、仮にスポンサーが現れるとしても、本業と関係のないメセナ事業はやはり手放さざるを得ないのでしょうし、京都センチュリーホテルなどは、ADR関連での負債を減らす目的で、また本社のある岡山市から遠く離れている
こともあり、既に売却することが決定しているようですね。

 ちなみに京都市では、客層がまともにバッティングするビジネスホテルが改装ラッシュで、同じ下京区にあるからすま京都ホテルは玄関部分を京都を意識した和の雰囲気に変えて、8階と9階の客室を改装する予定。同じく下京区にある京都東急ホテルも5年にわたる大規模改修を終えて3月7日にリニューアルオープン。近畿日本鉄道は今秋に近鉄京都駅上に約370室の宿泊特化型ホテルをオープンし、三菱地所も秋に、中京区の東宝公楽会館跡に175室のホテルを開業する予定なのだとか…。
 いくら京都駅と目と鼻の先という好立地にあるとはいえ、ライバルも多いだけに、林原の経営もさながら、関西に長い間住んでいた一人としては、あの京都センチュリーホテルがどこに売却されるのか、あるいは再開発という形で(ホテル以外の業態に)生まれ変わってしまうのか、非常に気になるところです。

民主16人の会派離脱願に菅総理は解散カードで対抗 何やってんだか ニュース 11本

2011-02-20 08:03:42 | Weblog
民主、分裂含み…小沢系16人は当面処分せず 2011年2月18日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110217-OYT1T00978.htm
 民主党の小沢一郎元代表に近い同党の比例選出衆院議員16人が17日、岡田幹事長宛てに、衆院の同党会派からの離脱願を提出したことで、同党は分裂含みの緊迫した情勢に入った。
 菅首相や岡田幹事長ら党執行部は離脱を認めず、同調する動きが広がるのを防ぐ方針だ。だが、16人が2011年度予算関連法案に造反すれば、参院で否決後に衆院で再可決するのに必要な3分の2の議席確保が絶望的になる。元代表に近い議員から同調者が続く可能性もあり、首相がさらに厳しい政権運営を強いられるのは必至だ。
 16人は「民主党政権交代に責任を持つ会」という名称の新会派の結成を衆院に届け出たが、同会会長の渡辺浩一郎衆院議員は17日の記者会見で、「菅政権に正当性はない」と退陣を求めた。
 首相は17日夜、首相官邸で記者団に、「全く理解できない行動だ」と繰り返し、渡辺氏らの行動に不快感をあらわにした。これに先立ち、首相は官邸で同党の仙谷由人代表代行とも会談し、対応を協議した。
 岡田幹事長も同日の記者会見で、「届け出は無効で、党の決めたことには従って頂くのは当然だ。パフォーマンスと言われても仕方がない」と批判した。16人の処分については「あまり目くじらを立てなくていい」と述べ、直ちには検討しない考えを示した。

「会派離脱、私が小沢氏に提案」 平野元参院議員明かす 2011年2月19日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0218/TKY201102180456.html
 民主党の小沢一郎元代表の側近として知られる平野貞夫元参院議員は18日、京都市での街頭演説で、衆院議員16人が倒閣に向けて会派離脱届を提出したことについて「私が小沢氏に提案した」と明かした。
 平野氏は衆院事務局の職員時代から小沢氏と親しく、国会のルールに精通している。「会派離脱」構想は、平野氏が昨年末に小沢氏と会った際に「(民主党から離党者を出さずに)菅首相を代えるには、この方法しかない」と勧めた。この時は小沢氏が「私は民主党に参加して政権を取った」と断り、立ち消えになったという。
 その後、平野氏は比例単独議員の1人にも構想を打ち明け、徐々に賛同者が増えて16人が行動を起こした。小沢氏は17日、平野氏に電話で「16人の意思には参った。この決断は理解しないといけない」と語ったという

「菅政権は打倒せねば…」原口氏、民主分党提唱 2011年2月17日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110217-OYT1T00930.htm
 民主党の小沢一郎元代表に近い同党の比例選出衆院議員16人が17日、岡田幹事長宛てに、衆院の同党会派からの離脱願を提出したことで、同党は事実上の分裂状態に陥った。
 これに関連し、元代表に近い原口一博前総務相は月刊誌のインタビューで、「政権交代の原点に回帰しようとするグループ」を「民主党A」、首相を支える勢力を「民主党B」と分けた上で「『民主党A』の力を糾合したい。我々と志を同じくするものは(他党を含めて)力を合わせていく」と訴え、「分党」を提唱した。
 河村たかし名古屋市長や橋下徹大阪府知事らとの連携にも意欲を示した。インタビュー記事は「菅政権は打倒せねばならない」との題で近く掲載される。

小沢氏「私も知らなかった」と、関与を否定 2011年2月18日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110217-OYT1T00918.htm
 民主党の小沢一郎元代表に近い同党の比例選出衆院議員16人が17日、岡田幹事長宛てに、衆院の同党会派からの離脱願を提出したことで、同党は事実上の分裂状態に陥った。
 小沢元代表は17日、鳩山前首相に電話で「私も(16人の動きを)知らなかった」と語り、関与を否定した。
 だが、元代表は党員資格停止処分を突きつけられているだけに、「菅首相に見切りを付け、局面打開のため、内閣不信任決議案可決による内閣総辞職か、衆院解散・総選挙に追い込もうとしている」との観測が広まっている。

民主1年生議員に「踏み絵」 有志集会の時間に研修会 2011年2月17日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0216/TKY201102160488.html
 菅直人首相の代表選公約を検証するため、民主党有志議員が22日開く集会と同じ時間帯に、岡田克也幹事長が当選1回の衆参議員の研修会をぶつけた。「まるで踏み絵」と戸惑う声が上がっている。
 首相とも小沢一郎元代表とも距離を置く「中間派」の桜井充財務副大臣らが10日、公約検証集会の案内を党所属議員に配布した。小沢氏の支持議員には、この集会を機に首相批判を中間派に広げる狙いもあった。
 一方、研修会の案内は15日夜に当選1回の議員に送られた。「新人議員 再選力スキルアップ講座」と銘打たれ、馬淵澄夫広報委員長らが講師となって街頭活動や後援会の作り方を学ぶ内容だ。

菅政権「総辞職か解散しかない」 党内「新会派」に「原口の乱」 2011年2月18日 J-CAST
http://www.j-cast.com/2011/02/18088465.html
 原口一博・前総務相が、月刊誌インタビューで「現在の菅政権は『赤い増税政権』だ」などと激しい批判を展開している。分党論とも受け取れる指摘もしており、民主比例衆院議員らによる「新会派」設立の動きと合わせ、菅直人首相を大きく揺さぶっている。「もう総辞職か解散しか道はない」との指摘が説得力をもってきた。
 原口氏インタビューが4ページにわたって載るのは、2011年2月22日発売予定の「月刊日本3月号」だ。「民主党を解体せよ」の特集の一環で、原口氏の記事の見出しは「菅政権は打倒せねばならない」だ。

「民主党A」と「民主党B」、「袂分かたねば」
  原口氏は、自身ら政権交代の原点に回帰しようとするグループを「民主党A」とし、「増税ありきの既得権益温存の政策に賛同する議員」らを「民主党B」と呼び、「袂を分かたねばならない」としている。全体的に「増税ありき」路線に強く反発している。ちなみに、人気グループAKB48は、「チームA」や「チームB」、「チームK」で構成されているが、民主党をAKB48のように、という訳では全くなさそうだ。
 また、「たちあがれ日本」を離党した与謝野馨・経済産業相の入閣にも厳しい見方を示しており、「やっとの思いで倒したはずの自民党勢力が、ゾンビの如く蘇り(略)大臣の座に居座っている」と不快感を前面に出している。ほかに、政治資金規正法違反(虚偽記載)に関して強制起訴された小沢一郎・元代表について「あの事件は冤罪だと考えている」と持論を展開している。
 ちなみに、月刊日本を発行する「K&Kプレス」(東京都千代田区)によると、同誌は1997年の創刊で、「日本の自立と再生をめざす、肉声の言論誌」だ。今回の企画は、同誌側から原口氏に依頼し、原口氏がこたえたものだという。3月号にはほかに、自民党の平沢勝栄衆院議員らのインタビューも載っている。
 インタビューについての記事が各紙朝刊で報じられた2月18日、原口氏は自身の公式サイトで「3つの平和の理想を実現するために・政策集団の立ち上げへ」とする一文を載せた。「労働を中心とした福祉型社会・平和創造国家の実現」などをうたい、政策集団「日本維新連合」を「立ち上げます」と宣言している。さらに18日正午ごろのツイッター(Twitter)で、「地域主権など改革の動きや議論について紹介して頂く『維新特派員』を募集します」と呼びかけている。

予算関連法案衆院再可決は絶望的
 前日の2月17日には、小沢氏に近い民主衆院比例議員16人が「新会派」の設立宣言を行い、「菅おろしが始まった」と注目されたばかりだ。菅政権は、予算関連法案の「衆院3分の2での再可決」をめざし、公明党や社民党に秋波を送ったが、公明党は対決姿勢を強め、社民党もつれない態度を示している。そこに党内の足下から「反乱」が起きた形で、「再可決は絶望的」との見方が広がっている。
 「諫める―亡国の政治に警鐘」の共著がある元時事通信編集局長の政治評論家、杉浦正章さんによると、数日前から小沢氏が周囲に「考えがある」と漏らしていたという。杉浦さんは、民主党について「分裂・崩壊過程に入った」と評し、菅首相に残された選択肢は、内閣総辞職か衆院解散しかないと断じた。
 原口氏インタビューに関連して、蓮舫行政刷新担当相は2月18日の会見で、「批判される筋合いはまったくない」と反論した。
 一方、原口氏は18日、インタビューの内容について記者らに対し、分党するつもりはないが、「けん制球は必要」などと話した。度重なる身内の「反乱」で、菅政権は「けん制球で刺されてアウト」になる可能性が現実味を帯びている。


民主・樽床氏「菅政権存続が仕事ではない」 首相退陣論に言及 2011年2月20日 日経
 民主党の樽床伸二元国会対策委員長は19日、神奈川県平塚市での党会合で「我々は菅政権を存続させることが仕事ではない」と述べ、予算関連法案の成立と引き換えに、首相退陣やむなしとの認識を示した。党幹部経験者が公の場で菅直人首相の退陣論に言及したのは初めて。
 一方、前原誠司外相は同じ会合で小沢一郎元代表に近い衆院議員16人による会派離脱騒動について「意味が分からない」と批判した。蓮舫行政刷新相は千葉県船橋市での党会合で、党内混乱を陳謝するとともに「党内のごたごたを全力でただしていくよう努力する」と強調した。

菅首相:退陣論、民主で拡大 「解散カード」で首相対抗 2011年02月19日
毎日 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110219k0000m010091000c.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110218-OYT1T01216.htm
 菅直人首相の辞任と引き換えに、11年度予算案の関連法案成立へ野党の協力を求める「話し合い退陣」論が、与野党間で公然と語られ始めた。予算関連法案の年度内成立が絶望視される窮地に菅政権が追い込まれたためで、首相を支持してきた前原誠司外相のグループからも「前原首相」を前提に首相交代を探る動きが出始めた。首相周辺は「首相は総辞職するくらいなら解散する」と強くけん制。「首相のクビ」を材料に衆院解散含みの駆け引きが展開される緊迫した局面に突入した。
 「クビを代えたら賛成するとかしないとか、そういう古い政治に戻る気はさらさらない」。首相は18日夜、首相官邸で記者団にこう語り、話し合い退陣の可能性を全面否定した。事態打開のため解散に踏み切る選択肢については「国民にとって何が一番重要かを考えて行動する」と否定せず、「解散カード」で退陣論に対抗する姿勢を示した。
 首相を刺激したのは、民主党の有力幹部が公明党幹部に「首相のクビを代えてもいい」と打診したとの一部報道だ。前原氏の後見役、仙谷由人代表代行が15日に公明党の漆原良夫国対委員長と会談しており、民主党幹部は「茶飲み話で出た」と正式な打診ではないと強調した。
 仙谷氏は18日のBS朝日の番組で首相退陣の可能性を聞かれ「今の状況下ではない」と微妙な言い回しで否定した。民主党は衆院の3分の2以上で予算関連法案を再可決する可能性に一縷(いちる)の望みを託してきたが、3月上旬には頼みの社民党を含む野党の反対が明確になる見通し。前原グループの一人は、民主党内に退陣論が噴出するのは3月中旬以降との見方を示し、「仙谷さんは、菅首相のクビに鈴を付けに行けるのは自分しかいないと考えている」とみる。
 公明党と支持母体の創価学会は4月の統一地方選を重視。支持率が低迷する菅政権との対決姿勢を強める一方、「解散は統一選後にしてほしい。ダブル(選挙)は困る」(同党幹部)と早期の衆院解散・総選挙には否定的だ。民主党側は統一選後に公明党が態度を軟化させる可能性に期待し、予算関連法案の採決を4月以降に先送りする案も模索する。
 話し合い退陣はその際の取引材料になる可能性もあるが、予算関連法案の衆院審議が本格化する前に表に出て手の内を明かす形になった。民主党幹部は「早く表に出過ぎた。ギリギリのところまで来ないと交渉は成功しない」と頭を抱えた。公明党幹部は「(打診は)聞いていない。首相を代えても難しい」と話し合いに難色を示す。首相周辺は「この話はもうつぶれた」と予防線を張るが、関連法案成立の妙案はなく、話し合い退陣論はくすぶり続けそうだ。
 自民党の大島理森副総裁は18日、記者団に「私どもは解散を求めているが、民主党が政権のトップを代えた場合は新しい大きな事態として話し合いをする余地はある」と語った。自民党幹部は「菅のクビで収まる話じゃない。解散が条件だったら考える」。民主党内の首相支持派から退陣論が出始めたのを利用し、解散に誘い込む思惑もちらつく。
 菅政権の中枢は退陣論の打ち消しに躍起となった。民主党の安住淳国対委員長は記者会見で「首相は元気はつらつ。退陣も解散もしない。首相のクビと引き換えに関連法案? あるわけがない」と断言。枝野幸男官房長官は「首相も(岡田克也)幹事長も国対委員長も代表代行も、国民から課せられた課題を前進させる責任を全うしていくことについて全員一致している」と仙谷氏も含む一体感をアピールした。
 首相は18日夜、仙谷、岡田、枝野、安住4氏と玄葉光一郎国家戦略担当相を首相公邸に呼び、退陣や衆院解散の考えはないことを強調。予算関連法案の成立に全力を尽くすよう指示した。しかし、野党の協力を取り付けられる展望はなく、民主党が惨敗しかねない衆院解散・総選挙への警戒感も党内に募る。首相に批判的な参院幹部は「菅を代えてどうする? 続けるしかないだろう」と苦悩を漏らした。【

首相の解散発言は「本気」?追い込まれれば… 2011年2月20日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20110219-OYT1T00809.htm
 菅首相が18日、衆院解散に含みを残す発言をしたのに続き、19日も解散に言及したのは、党内の「菅降ろし」に対するけん制が狙いだという見方が強い。
 内閣支持率が低迷する中の衆院選は政権を失う可能性が高いため、党内では現実味は乏しいと受け止める向きが多いが、首相周辺からは首相の「本気」を指摘する声が出始めている。
 枝野官房長官は19日、視察先の北海道根室市で記者団に、「首相は、現時点で何か解散のことを考えているわけではない」と述べた。しかし、首相の周辺からはこの日、「追い込まれれば、解散することもありだ」という声が出た。
 苦境に立つ首相にとっては今や、「解散カード」は数少ない反撃の武器だ。衆院に民主党会派の離脱願を出した比例選出議員16人を始め、政権を動揺させる動きを見せる衆院議員の大半は地盤が弱く、選挙を避けたい思いが強いからだ。
 ただ、2011年度予算案が衆院も通過していない現状では、解散はまだ現実味がないのも事実だ。実際、3、4月の「春の解散」は、第4次吉田内閣の「バカヤロー解散」(1953年3月)、第1次岸内閣の「話し合い解散」(58年4月)以来、50年以上ない。

菅ぶち切れ解散だ! 小沢潰しへ“討ち死に”覚悟 2011年2月18日 夕刊フジ
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/backnumber/n_kan_naoto__20110218_14/story/18fujizak20110218000/
 支持率が退陣水域に入ってもどこ吹く風だった菅直人首相(64)だが、今度こそ本当の窮地だ。民主党の小沢一郎元代表(68)に近い衆院比例単独議員16人が会派離脱を表明したことで、2011年度予算関連法案の成立は絶望的。タイミングを合わせるように、原口一博前総務相(51)は「倒閣」を宣言した。こうした中、菅首相が「小沢壊滅」のためのぶち切れ解散に打って出るとの見方が急浮上している。
 「まったく理解できない行動だ」
 菅首相は17日夜、「小沢親衛隊」ともいえる議員16人の会派離脱表明について、記者団に何度もこう繰り返した。いらだちと不愉快さが表情ににじみ出ていたが、戦闘意欲は衰えていなかった。
 同日午後、菅首相は官邸に、仙谷由人代表代行や江田五月法相を呼び込んだ。今後の対応を相談したものとみられる。
 衆参ねじれの中、菅首相周辺は、強制起訴された小沢氏に厳然とした処分を下すことで内閣支持率を上げ、社民党の協力を得て「衆院3分の2」を確保、予算関連法案を成立させる戦略を立てていた。
 ところが、鳩山由紀夫前首相による「米海兵隊抑止力は方便だった」という大失言もあり、社民党はソッポを向く。その直後のタイミングで、小沢親衛隊16人に「衆院3分の2」の希望を断ち切られたのだ。
 菅首相に残された道は、「退陣」か「解散」か「政権居座り」の3つしかない。内閣支持率が20%以下の「退陣水域」にある中で、政権を失う可能性がある「解散」の選択肢は取りにくいのが普通だが、菅首相の特異な性格から、官邸周辺は「解散になるのではないか」と身構えている。
 小沢氏も1回生議員らとの会合で、「菅首相は『やぶれかぶれ解散』をするのではないか」と語り、選挙準備を急ぐようハッパをかけている。永田町事情通はこの背景を次のように語る。
 「菅首相と小沢氏は昨年12月20日と2月10日、直接会談している。菅首相が小沢氏に自発的離党を迫り、小沢氏が『このまま活動する』と拒否したと伝えられているが、この会合で菅首相は『じゃあ、解散して決着を付けようか!』とすごんだという。負け必至の衆院選は常識では考えられないが、菅首相は『小沢潰し』の執念がすごい。小沢氏は子飼いの新人・若手議員が大量落選する可能性が高いため、押し黙ってしまったらしい」
 今年1月の施政方針演説で、菅首相は、自らの国づくりの理念の1つに「不条理をただす政治」を掲げ、「政治改革への不断の努力」「政治資金の一層の透明化」を訴えた。
 この背景は昨年11月、2009年分の政治資金収支報告書が公表されたことにさかのぼる。報告書には、小沢氏が09年の衆院選で、資金管理団体を通じて、自分に近い公認候補ら91人に計4億4900万円もの“軍資金”を配っていたことが書かれていた。
 これを知った菅首相は周囲に、「カネ集めで主導権を握る政治手法は終わりにしなければならない」「(私は)ルビコン川を渡った」と語り、小沢氏への戦闘意欲をあらわにしたという。
 追い込まれた菅首相を精神的に支えるのは伸子夫人。昨年9月の代表選でも、「小沢さんに付いてはいけない」「ここは格好よく討ち死にしなさい」とハッパをかけたとされるが、現在も気分の上がり下がりが大きい首相を励ましているとみられる。
 山口県出身の菅首相は、郷土の英雄・高杉晋作に心酔しており、昨年6月に組閣した際、「奇兵隊内閣」と名付けた。最後の最後に奇兵隊ばりのゲリラ戦法-「解散」が飛び出すのか。

「もう社民は半額セール」 民主内紛で存在価値急落 2011年2月19日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0218/TKY201102180513.html
 新年度予算の関連法案を巡る民主党と社民党の修正協議の機運が急速にしぼんだ。民主党内の会派離脱騒動で衆院の3分の2の賛成による再可決は困難となり、菅政権にとって社民党の存在価値が低下したからだ。修正協議をてこに米軍普天間飛行場(沖縄県)の県内移設関連費用の削除などを求める社民党の戦略も崩れた。
 社民党の阿部知子政審会長は18日、民主党の城島光力政調会長代理と国会内で約40分間協議。終了後、「来週の幹事長会談で(協議続行について)大局的に判断してもらう」と語り、実務者レベルの協議を事実上、打ち切ることを明らかにした。
 社民党が民主党に協力すれば衆院での3分の2に辛うじて届く。このため、社民党は普天間関連予算の削除や法人税減税の撤回などハードルの高い要求を突きつけていた。
 ところが、衆院で会派離脱の意向を表明した民主党議員16人が採決に造反する構えを見せ、衆院議員6人の社民党の存在価値は一気になくなった。
 18日には民主党の岡田克也幹事長から、社民党の重野安正幹事長に「関連法案に協力よろしくお願いします」との電話があったが、今後、民主党が社民党に大幅な譲歩をする可能性は低い。
 社民党関係者は「もう社民党は半額セール。法案に反対するぞと言っても誰も相手にしてくれない」と話す。小所帯の社民党に外交安保政策で振り回される必要がなくなった民主党内には「せいせいした」との空気も漂っている。



 で、民主党は民主党で、いつまで内部でくだらない勢力争いを繰り返し続けているんでしょうね???
 小沢派の切り込み隊長の原口さんや菅さんと総裁選を争った樽床さんがそっけない態度を取ること、小沢さんがいつものおとぼけをするのは想定の範囲内としても、衆院の同党会派からの離脱願を提出した16人のうち、今解散総選挙になって無事再選を決められるのは(原口さんや樽床さんは別格としても)果たして何人いるか…というのが正直な印象ですし、この16人のうちの何人かは、単なる農家の票を失うのが怖いだけのTPPへの感情的反対派に過ぎないのでは…とさえ邪推さえしてしまいます。
 まあ、菅首相陣営の側も、直前に民主1年生議員に「踏み絵」を行ったあげく、会派離脱への対抗策が解散カードというのもかなり大人げなく、一概にどちらが悪い と言える状況でもないと思いますが、予算審議を進めようと思えば、小沢さんが実質身動きできないようにすることは、自民党や公明党が話し合いに乗ってくるためのぎりぎりの妥協案だったかと思いますし、万が一にも予算が成立しないということになれば、暫定措置だらけの今の税制が本則に戻り、子ども手当も含め大混乱に陥ることは必至だというのに、与野党の争い以前に民主党の内部でも勢力争いだなんて『一体いつまで、どうでもいいことで争っているか!』と一喝したくなります。

 勿論、小沢さんの考え方もわからなくもないのですが、ここ数年のうちに行財政改革を行っておかなければ、単なる?消費税増だけでは済まずに、最悪インフレ+消費税の大幅増 という庶民にとってはダブルパンチを食らう最悪のシナリオさえ辿りかねません(誰だって目先の不利益からは逃れたいと思うでしょうし、私自身消費税増税はきついですが、貨幣の価値が急激に目減りするよりはマシだと考えますし、どうも最近の日本人は嫌な意味でデフレ慣れして 貨幣の価値が目減りする怖さ をすっかり忘れ去られているように感じます)し、消費税はタバコ税と異なり、引き上げを決定してから数カ月後にすぐに値上げできるような単純な性質の税金ではないだけに、いつまでもこの宙ぶらりんな状態がなあなあで続くことが一番タチが悪いと個人的には考えますが、もういっそ民主党も自民党もリセットして、衆議院を解散して総選挙を行った上で、国民自身に、財政改革を選ぶのか、それともと現状維持のゆでガエル状態を選ぶのか 自ら信を問う方がいいのではないかという気さえしてきました。

小沢さんより鳩山前首相の処分の方が先じゃない??? ニュース5本

2011-02-20 07:53:05 | Weblog
鳩山前首相、今度は香港衛星TVで政権批判 2011年2月19日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110219-OYT1T00098.htm
 香港の衛星テレビ「フェニックステレビ」は18日、菅政権を痛烈に批判する鳩山由紀夫前首相の単独インタビューを、「菅政権はひたすら米国に追随している」との見出しで放映した。
 鳩山氏は「必ずしもマニフェスト(政権公約)通りに事を進めなくなった」と菅政権への批判を展開し、「自分の国は自分の力で本来守らなければならない。米軍基地の存在のおかげで日本の安全が保たれているのは必ずしも正常なことではない」との見解を示した。衆院解散について鳩山氏は「政権交代し道半ばである。あと2年間は絶対に解散してはならない」と述べた。

議員バッジ外せ!鳩山の軽口で国が滅ぶ 米軍を侮辱し放題  2011年2月15日 夕刊フジ
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_hatoyama_yukio__20110215_6/story/15fujizak20110215004/
 敵は我にあり-。揺らぐ民主党を、さらに突き落としそうな大失言が身内から飛び出した。鳩山由紀夫前首相(64)が沖縄の地元紙インタビューで、米軍普天間飛行場の県外移設を断念した理由として、在沖米海兵隊の抑止力の重要性を挙げたことについて「方便だった」と語っていたのだ。この人らしいといえば、この人らしいが…。
 あぜんとするインタビューは、琉球新報と沖縄タイムズに13日、掲載された。鳩山氏はこの中で「(移設候補地の鹿児島県)徳之島も駄目で(沖縄県名護市)辺野古となったとき、理屈付けをしなければならなかった。抑止力は方便といわれれば方便だが、広い意味で使えると思った」と語ったのだ。
 方便とは「ある目的を達するため便宜的に用いられる手段」(三省堂・大辞林)のこと。鳩山氏の発言は「沖縄県民を説得するために『海兵隊は抑止力だ』とウソをついた」と認めた、といわれても仕方ない。
 沖縄県中心に猛烈な批判がわき起こったため、鳩山氏は14日午前、記者団に「『方便じゃないか?』と聞かれたから、『そうかもしれない』と答えた」といい、「トータルとしての米軍の存在が抑止力ということになると(今も)思っている」と釈明したが、完全に後の祭り。
 しかもインタビューでは、米国が辺野古にこだわる理由について「沖縄にいることでパラダイスのような居心地のよさを感じている」との見方も披露。米軍側としては、まさに侮辱発言だ。
 沖縄・南西諸島地域の領空を守る航空自衛隊南西航空混成団司令を務めた佐藤守・元空将は「鳩山発言は利敵行為だ」といい、こう続ける。
 「私のカウンターパートだった沖縄の海兵隊司令官は、1日4時間の睡眠だけで、覚悟を持って任務に当たっていた。沖縄に海兵隊がいることは、日本だけでなく韓国や台湾の安全に寄与している。鳩山氏は首相時代、日米関係を大きく傷つけた。議員バッジを外して、黙っていることが国家への貢献だ」。後任の菅首相がひどすぎて、心身ともにお疲れなのか。

民主党を「ぶっ壊す」 鳩山・前首相の暴発・暴言 2011年2月16日 J-CAST
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_hatoyama_yukio2__20110216_2/story/20110216jcast2011288234/
 鳩山節が「炸裂」している。
 鳩山由紀夫・前首相が民主党政権をぶっ壊し兼ねない発言を連発している。北方領土問題から沖縄・米軍基地問題と北から南までを巻き込んでひっかき回している。マスコミや野党は言うに及ばず、民主党内からも反発や冷ややかな声が挙がっている。
 鳩山氏による「北方領土4島一括返還にこだわるべきではない」発言を受け、政府は2011年2月15日の閣議で、鳩山氏の見解は政府の考えとは「必ずしも一致していない」とする答弁書を決定した。前首相である鳩山氏の発言であるだけに、わざわざ「(政府方針に)変更が生じた事実はない」と説明しなければならないはめに陥った。

北沢防衛相「人生の中でも1、2を争う衝撃的なこと」
 2月13日には、沖縄の米軍普天間基地移設問題に関連して、鳩山氏が首相当時に県外移設を断念する理由として挙げた「抑止力」について、鳩山氏が「それを方便と言われれば方便だ」などと述べたとするインタビューが地元紙などに掲載されて問題になっていた。
  鳩山発言を受け、民主党の閣僚らが対応に追われ、「抑止力」などについて政府見解に変動はないことを強調した。正式見解の再確認だけでは気が済まなかったのか、北沢俊美防衛相は2月15日、会見で鳩山発言について「また数日経ったら違う見解が出るかも分からないので、今慌ててコメントすることは差し控えておきます」と、鳩山氏の「言葉の軽さ」を痛烈に皮肉った。発言したときの表情は真顔で、冗談めかして言ったわけではなく、怒りを押し殺した上での発言にもみえる。
 鳩山氏の側近、大畠章宏・国土交通相ですら「ご発言しない方がいいのではないか」と述べたほどだ。
 北沢防衛相は2月16日の衆院予算委員会では皮肉から一転し、「私の人生の中でも1、2を争う衝撃的なことだった」と真っ正面から鳩山発言を批判した。
2月16日配信の新聞社記事をみても厳しい見出しが並んでいる。「鳩山氏の発言―『方便』とは驚きあきれる」(朝日、社説)、「『抑止力は方便』 無責任極まる鳩山発言」(毎日、社説)、「沖縄で鳩山さんの名、『地に落ちた』」(読売)などだ。

「バカはほっとけ 税金のムダだ」「いつ辞めるの?」
 鳩山氏が擁護している、処分問題で注目されている小沢元代表の場合、新聞・テレビが大批判しても、「ネットのニコニコ動画では人気」との指摘もある。鳩山氏の場合はどうなのか。ニコニコ動画で、「方便」発言に対する鳩山氏の反論を伝える映像などを複数みてみたが、「バカはほっとけ 税金のムダだ」「いつ辞めるの?」など否定的な声が目立った。
 鳩山氏は、「方便と言われれば方便」発言などについて、「必ずしも真意が伝わっていない」と2月15日夜、テレビカメラを前に「釈明」した。「一部の普天間ということだけ考えた時の抑止力という言い方は、必ずしも言い切れるかどうかということでは自信がないということで申し上げて、そこで『それは方便として』という風に(記者から)言われたものですから、そういう風に言われたらそういう部分があったかもしれないという風に申し上げたんです」
鳩山氏の「釈明」に対し、ニコニコ動画のある関連動画では、「じゃあ方便だろw」と文字コメントでツッコミが入っていた。釈明になっていない、と感じた投稿者もいたようだ。


沖縄で鳩山さんの名、「地に落ちた」 2011年2月16日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110216-OYT1T00313.htm
 鳩山前首相が米軍普天間飛行場の県外移設を断念した理由として海兵隊の抑止力を挙げたのは「方便だった」と発言したと報じられた問題に対し、地元・沖縄では、名護市辺野古移設の「根拠がなくなった」と日米合意見直しを迫る声が広がった。
 「『抑止力』が県外移設断念のために持ち出されたことになり、許しがたい」
 県議会の高嶺善伸議長は15日の記者会見で鳩山氏の発言を強く批判。その上で「議会として合意見直しに尽力する」と語った。
 名護市の稲嶺進市長も「辺野古回帰の論拠を失った今、菅政権も『最低でも県外』を目指した民主党の原点に戻り、合意見直しを米側に求めるべきだ」との談話を発表した。
 鳩山氏の県外移設断念以降、県民の批判にさらされる民主党県連。新垣安弘幹事長は「党のプラスには絶対ならないのに、なぜ『方便』などと……」と困惑気味だった。
 一方、移設問題に対する民主党本部の姿勢に反発し、昨年末に離党した山内末子県議は「『前首相』の名も地に落ちた。早々に党を見限った(自らの)判断に間違いはなかった」と切り捨てた。
 問題の発言は、沖縄の地元2紙が13日付でインタビュー記事として掲載。鳩山氏は「辺野古しか残らなくなった時に理屈付けをしなければならず、『抑止力』という言葉を使った。方便と言われれば方便だった」と述べたとされる。

中国軍切り札「空母キラー」配備…米艦接近阻止 2011年2月19日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110219-OYT1T00012.htm
 中国共産党機関紙「人民日報」系の国際問題専門紙「環球時報」は18日、軍事専門家の話として、中国軍が、開発を進めてきた新兵器、対艦弾道ミサイル(ASBM)「東風(DF)21D」の配備をすでに始めたと伝えた。
 DF21Dは射程約2000キロで、「空母キラー」と呼ばれ、米空母戦闘群の西太平洋からの接近阻止を戦略目標とする中国軍の切り札とされる。今年から戦略ミサイル部隊である「第2砲兵」に本格配備されるとの見方が米国などで強まっていたが、中国メディアが中国筋の情報として伝えるのは異例。
 米空母の東シナ海への接近が阻止される事態は、日本の安全保障体制を根本から揺さぶり、練り直しを迫るものだ。






 う~ん。世間は小沢さんを政界から追放しようと躍起になっていますし、民主党内でも小沢派の影響力を抑え込もうと仁義なき争いが繰り広げられていますが、小沢さんの問題よりも、獅子身中の虫である鳩山前首相こそ、党員剥奪するとった強権を行使するなり、真っ先に処罰すべき対象ではないですかねぇ…(滝汗

 鳩山氏は、『米軍基地の存在のおかげで日本の安全が保たれているのは必ずしも正常なことではない』などと言っているようですが、現に日本は自衛隊という国を守るための最低限の軍事力しかもたず(給油活動に協力したといった問題もありますが、日本はかって『金だけ出して人は出さない』と批判され続けてきた歴史を考えると、ある程度の政治的妥協は避けられなかったように思います)しかも(北朝鮮だけならまだ自衛隊だけでも何とか対処できるかもしれませんが)中国やロシアといった大国の脅威から自国を守ろうと思えば、徴兵制を放棄した日本単独では(たとえ戦争状態に陥らなくとも)領海権そのものを守るだけでも限りなく困難(よく北方領土や尖閣諸島など、周辺の島々の所有権のことばかり問題視されますが、問題は島本体もさながら、その近海に眠る海底資源や水産資源、船が通るルートを安全に確保できるかといった国防ラインこそ もっと意識されるべきでしょう)ですし、複数の大国にすり寄っているようでは、結果的に余計な対価の支払いを余儀なくされるだけのこと。

 必要最小限の経費で日本という国の安全を守って貰おうと思えば、米国との選択肢が100%正しいとまでは言えないまでも、少なくとも領土問題を抱えている中露と組む選択肢だけはありえないでしょうし、加えてこの防衛ライン問題は、日本1国だけでなく、中国にほど近い台湾も守らなければならない(米国にとっては沖縄と台湾は中国を牽制する意味でも、意地でも死守しなければならない位置関係にあります)ことを考慮すれば、沖縄基地問題など日本単独で『○○に移って下さい』と簡単に変更指示を出せるような問題ではないことくらい素人でも分かりそうなものですが、そんな簡単なこともわからないような輩をいつまでものさばらせておいても、本当にいいのでしょうか…。

 自民党の森元総理も、総理の座を奪われてからも長期間何かと自民党政権に出しゃばり、結果自民党を弱体化させてきた張本人の1人だと思いますが、こういった国のことを考えずに自己保身だけを図る輩こそ、真っ先に粛清されていくべきではないか…と言ったらさすがに言い過ぎになるでしょうか…。