ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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カスペルスキー(法人向け)製品に不具合……Windows Update適用でライセンスが無効に

2013-04-12 05:55:02 | Weblog
カスペルスキー製品に不具合……Windows Update適用でライセンスが無効に  2013年4月11日 RBB TODAY
http://news.infoseek.co.jp/article/rbbtoday_106204
 カスペルスキーは11日、同社の法人向け製品の一部において、4月10日にリリースされたWindows Updateを適用すると問題が発生することを発表した。
 マイクロソフトからは、4月10日に複数の修正プログラムが公開されており、Windowsの設定によっては自動的に適用されるようになっている。これらのWindows Updateが適用されると、「ライセンスが無効となる」「OS起動時にチェックディスク(CHKDSK)が実行される」といった不具合が発生するという。
 ライセンスが無効となるのは、「Kaspersky Anti-Virus for Windows Workstation 6.0 MP4 (6.0.4.1424/6.0.4.1611)」「Kaspersky Anti-Virus for Windows Server 6.0 MP4 (6.0.4.1424/6.0.4.1611)」、チェックディスクが実行されるのは「Kaspersky Anti-Virus for Windows Workstation 6.0 MP4 (6.0.4.1424/6.0.4.1611)」「Kaspersky Anti-Virus for Windows Server 6.0 MP4 (6.0.4.1424/6.0.4.1611)」「Kaspersky Endpoint Security 8.0 for Windows (ワークステーション向け/サーバー向け)」の各バージョン。
 一時的な解決策としては、Windows Updateのうち「KB2823324」のインストールを避けることで対応できるとのこと。すでにインストール済みの環境においては、「KB2823324」をアンインストールすることで対応可能。



 ??? 私の所ではウイルスバスターを使用しているので被害は皆無。しかも、ここ数日微妙にネット検索のスピードが遅く感じられていたのが元に戻ったことから、問題対処するまで監視を厳しくしていたのかな? と受け止めていたのですが、アンチウイルスソフトが使えなくなるのは困りますし、全てのアンチウイルスソフトに対して事前警告するのは難しいとしても、カスペルスキークラスの大手ウイルスソフトに対しては事前警告メッセージを出すなど何らかの対処はして欲しいものだと思いますね。
 今回の被害は法人向け製品の一部で個人向けではなさそうですが、カスペルスキーと言えば、Windows・Mac・Androidの3つのOSに対応し、1本で3台までの機器に自由な組み合わせでインストールできることを最大のウリにしていて、スマホのウイルス対策のために他社からアンチウイルスソフトを切り替えた人も少なくないと思われるだけに、一歩間違えば個人利用者への混乱も招きかねませんし、こういう報道はもっと早く知りたかったというのが正直な心境です。

パソコン世界出荷、過去最大の落ち込みに 1-3月期13.9%減

2013-04-12 04:30:34 | Weblog
パソコン世界出荷、過去最大の落ち込みに 1-3月期13.9%減 2013年4月11日 共同
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130411/fnc13041111240007-n1.htm
 米調査会社IDCは10日、今年1~3月期の世界のパソコン出荷台数が前年同期比13・9%減の7629万台になったと発表した。7・7%減とされた予想を超す減少幅で、1994年に四半期ごとの調査を始めて以来、最大の落ち込みとなった。減少は4四半期連続。
 消費者の関心がタブレット端末やスマートフォン(多機能携帯電話)に向かっているほか、米マイクロソフトが昨秋発売した新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」の人気が振るわないことが主な要因。
 IDCのオドネル氏は声明で「ウィンドウズ8はパソコン市場を活性化するどころか、足を引っ張っているようだ」と指摘した。
 メーカー別では、米ヒューレット・パッカード(HP)が首位を守ったが、前年同期から2割以上減った。2位は横ばいの中国の聯想(レノボ)、3位は米デルだった。



 10日にお送りした記事(http://blog.goo.ne.jp/ibarakiisuzu/e/29ac1edda3a8720ad3950ab65801fe4d)でも触れましたが、2012年11月時点でのOS別の利用率で、ウィンドウズ8の利用率は個人でも2.4%、法人に至ってはわずか0.4%だそうです。
 まあ、これまでのパソコン慣れしている方にとっては、あのスマートフォンのような初期画面に心理的な抵抗を持つ人もいるでしょうし、勿論デスク作業用に作業しやすくデスクトップ設定を変えることはできるものの、前評判の悪かったVISTAと比べて前OSである7の安定性が高く、搭載パソコンも割安で販売されていることからあえてリスクをとって最新OSに乗り換えるインセンティブも低いと思います。
 そもそも、今使っている各種ソフトや周辺機器が最新OSの8でも稼働するか、実際に試してみて上手く作動するという保証がなければ、中々最新のOSである8を利用するインセンティブも働きにくいのではないでしょうか…。
 個人的な懸念としては、タッチパネル方式になることで、ハードディスククラッシュより先にタッチパネルが壊れて修理に出すリスクなども懸念してしまうのですが、他にもOSが出たばかりでしばらくはバグの修復で混乱が予想されることから今すぐ買い替える動機も弱く、タブレットとしても併用できる営業需要を喚起しない限りはウィンドウズ7が導入(2009年10月)されたパソコンを買った人が更に買い替えはじめるまでは期待するほどの売り上げは見込めないと思います。