日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

定額給付金とたたみ替え

2009-05-12 | 生活
先日、通りかかった由緒(?)ありそうな畳屋さん
いい味を出している杉の戸袋に
「定額給付金によるたたみ替え」承り中・・のポスターを見つけた。
「お気軽に声を掛けて下さい」と続く。



・・が、たたみの部屋は少なくなる一方
設計の際には「1部屋くらいたたみが欲しい」とか
「居間の一角にたたみコーナーを・・」とかで
ど~~んと「二間続きの和室がほしい」と言う人はいなくなった。

曰、締めきった部屋のダニが怖い
ゴロゴロするにはいいけれど、椅子の生活に馴染まない
など・など・・
一昔前はアパートなどの貸室に多用されていたが
今では「フローリングでないと借り手が付きません」と言われる始末。

町の畳屋さんは由緒あるたたずまいを維持するしかない。
(町の風景にはいいのかも)

私の寝室はたたみだが、泊まり客には融通がきいて便利だが
メンテナンスに大金(?)がかかって思案している。
表を替えて5年も経つと、イグサがささくれ立ち
衣類を畳む時にイグサの切れ端がくっついて始末に悪い。

表替えの費用は1枚7~9千円
6帖間で約4~6万円 で並の畳表の価格
「裏返し」で当座を凌ぐにしても半分の費用がかかり
表替えほど長持ちをしない。

定額給付金で賄おうとしても、夫婦だけではショートで
家族会議を開いて「決議」しなければならない。

気がつけば、日本の伝統的な和室の畳み、
フローリングに比べて贅沢品になってしまったようだ。

「総論反対」「貰って賛成」の定額給付金(私の事)
畳には廻せそうもない。
コメント
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