日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

清泉女子大学(旧島津公爵邸)見学

2009-05-30 | 仕事・建物
今日は五反田の旧島津公爵邸の見学に行った。
現在の清泉女子大学の数少ない見学会に滑り込みで申し込み
心配していた昨日からの雨が小休止し
庭園の散策と建物を眺めることが出来た。

島津山と呼ばれる小高い一角がキャンパスになっている。
案内は卒業生のボランティアだろうか
さわやかな笑顔で資料を見ながら案内をして下さる。

東京都に「歴史的建造物」に指定されている建物は
1917年(大正6年)造、築97年
関東大震災を乗り越え、戦火も戦後のGHQの接収でもペンキまみれにされず
無事建設当時の姿のまま、1961年大学のキャンパスとなり
大切に今でも使われている。

設計は日本で生涯を閉じた英国人のジョサイア・コンドル
数多くに建物の設計に携わったものの現存するものは多くはないが
上野池ノ端の旧岩崎邸
駒込の旧古川庭園の建物は見学に行った事がある。



坂を登り切った正面の玄関から回り込み
庭園から見ると、旧岩崎邸とよく似た外観
列柱とバルコニーが日本の個人住宅とは思えない格式高さ
建設当時の島津家の家族は公爵夫婦に4男1女
それに連なる使用人を入れて200人規模だったとか・・



住まいと言うより会社に近いが、
500坪を越えるこの建物には使用人は女中さんの部屋だけだ。
夫妻の寝室は教室に使われ、書斎は会議室となり



個室と言えども今どきの住宅の範疇を超えている。

1つ1つ入念に作られた窓や暖炉
部屋毎に微妙に違えて案内人の後を追うのに苦労をする。



卒業の記念撮影に一番人気は玄関ホールの階段
正面に島津家の紋章の入ったステンドグラス(飛んで写らなかった)と
赤い絨毯の階段、手摺がこっていて「鹿鳴館」風と言うことで
人気の場所になっているとのこと。

書き出したら切りの無いほどの印象と写真
続きはまたの機会に・・
コメント
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