日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

吉永南央著「萩を揺らす雨」

2011-12-17 | 読書
先週読んだ本、
吉永南央著「萩を揺らす雨」文春文庫刊



新聞の紹介で手に入れた一冊
帯には、小粋なおばあちゃんが解き明かす『日常の謎』
観音様の見下ろす町(高崎か?)で食器とコーヒー豆を売っている
小粋で気の利くおばあちゃん、御年76才
無料で1杯だけ試飲出来るコーヒーを目当てにお客さんが来る。

お客さんの話しで不思議に思った場所を散歩がてらに見に行く。
マンションのガラスにベッタリ付いた手のあとで更に事件性を感じる。
泥棒さんまでを味方につける不思議なおばあちゃん
近所を動き回り「認知症」をも疑わせながら
虐待から被害者を救い出す。

その間、ほのぼのとしたバイトのお嬢さんとの会話や
幼なじみの議員さんに頼られ、京都まで行ったりと
78才とは思えぬ行動力の「草さん」

こんな風に年をとれたらいいかなあ~と思わせてくれる
幸せ者のおばあちゃんの、ちょっとミステリーな読みものでした。
コメント
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