日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

映画「最強のふたり」

2012-10-07 | 趣味・遊び
昨日見たフランス映画「最強のふたり」
良かった!

笑えて、涙して、ホンワカする。

スラム街で行き場に困った黒人青年
失業保険の求職行動の為に行った大富豪の介護者面接
サインをもらうだけのつもりが
あまりの型破りな姿と正直さにまさかの採用

アメリカのアクション映画に似合いそうなキャラクターのドリス
悠揚迫らぬ様相の大富豪フィリップ
日常の発作を心から心配するドリスに心を開き始める
(青年は始めからオープンマインドだが)
互いに相手を面白がりながらも、行動と共感を共にする。



高速車椅子で疾走してみたり

  

怪しいサロンで危ない遊びをしたり
心と懐にゆとりのある筈の中年富豪だが
教えられる面白さに芽生え
相手の取替えに失敗しまた再開をする。

この映画は障碍者は同情する対象ではなく
スラムの若者が不遜で悪の輩ではない事を知らしめ
富豪達の体面を保った遊びが退屈きわまりない事を気付かせ
見えも外聞も気にしない若者が楽しさを引き寄せられると知らせてくれる。

若者が優しさを秘め、中年が自由な心を見せる。

実話を元にし、実際の彼ら達のワンカットがでる。
雰囲気は相当異なるものの、幸せそうな雰囲気が漂っていた。

日比谷の映画館は若くはない男女でほぼ満員
アメリカ映画には真似の出来ないしゃれた雰囲気とウイットで
どんな世代にもお勧め出来る作品です。
コメント
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