日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

百田尚樹著「幸福な生活」

2013-12-27 | 読書
今日はあいにくのお天気
朝はまだ寒くはなかったが,
雨模様の午後気温はドンドン下がり、手がかじかむ。

それでもようやく年賀状を投函できた。

今日は先週読んだ短編の話題
百田尚樹著「幸福な生活」詳伝社文庫



処女作「永遠の0」で売れっ子作家になり
次々と賞を受け人気作家となったが
テレビで見かけるご本人は饒舌,飾らない
大阪人丸出し。

初めて読む一冊だが
19の短編がそれぞれ驚きの結末がなされている。
物語が佳境に入り「それで・・」ページを繰ると
鮮やかなどんでん返し。

隠しに隠した不倫が「みたな!」で終り
楚々として貞淑な妻のはずが,あばずれだったり
別れて久しい父親と再会できたら「・・」だったり
書いてしまってはいけない結末ばかり。

一遍一遍が奥深く味わい深い話がひっくり返る。

饒舌な作家がうれしがって書き進めたまんまの一冊です。

それにしても参拝を進言するなんて,
お隣の国にさらに嫌われる事を進めるなんて
幸福な生活を乱すような進言をするなんて
トンでもハップン!

次の一冊はなしにしよう。
コメント
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