日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

宮部みゆき著「悲嘆の門」

2018-01-06 | 読書
仕事を終えた年末29日から正月休みの間は読書三昧だった。
掃除はいい加減で切り上げ、お節作りやお買い物は手抜きばっかり・・

読んでいたのは、宮部みゆき著「悲嘆の門」新潮文庫刊



と浅田次郎「ブラック オア ホワイト」新潮文庫刊



驚いたのは登場人物の名前が同じだった
「都築」
悲嘆の門の都築は脇を固める元刑事
ブラックオアホワイトの都築は主人公の元大手商社マン
めったにいない性なのに、一瞬目が点になった。

今日の本命は「悲嘆の門」の方だが
西新宿にある「お茶筒ビル」(使われていない、茶筒様のビル)
飾りに付けられている、カーゴイル


(羽のある想像上の動物)

主人公の大学生がネット警備員(のような)バイトをし
仲間を捜しにやって来て
元刑事の都築は町内会の噂を糺そうとお茶筒ビルやって来る。
連続殺人事件と思われた事件を追う2人

そこで見るのはカーゴイル様の女(異界の人)
大学生に特殊な瞳を与え、元刑事には戦う気持ちを萎えさせる。

大学生はカーゴイルに付いて異界まで行き
始末した人の反省もせず、大怪我をしたまま現実世界の戻る。

(上)巻の始めは(これが宮部の文章か?)と
何回も表紙をめくってみてしまったが
(浅田次郎と混乱〜〜似てはいないが)
中途からまぎれも無く現実(?)と異界を行き来する
宮部の世界にどっぷり浸かる。

年をまたいで読み終わったけれど「いいのかな〜〜」

なんかスッキリしない読後感でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 彩の国さいたま芸術劇場 | トップ | 5時前の空 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事