日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

お菓子の茶事・星岡

2010-04-12 | 趣味・遊び
晴れ渡った昨日、お茶事に出かけた。
いつもお世話になっている阿佐ヶ谷の星岡
正座が出来ない人にかこつけて立礼席でお願いした。
そのためかいつもより参加が増えてで賑やかな席になった。

外の寄り付けは日差しが照りつけて眩しいほどだが
枝垂桜が見頃で嬉しいごちそう。



お席は低めのテーブルが並び、お床にはお釈迦様と唯我独尊の掛け軸
点茶台には薬げん釜との辰砂の皆具



向こう付けとお椀の後に、お菓子をいただいてすぐに中立ち
ドラの音を聞いて席入りすると、お床はお釈迦様の入滅前のお姿と
目にも鮮やかな椿
赤・白・斑入りなど何種類もの椿がお菓子の茶事にふさわしい賑わい。



お濃茶からお薄にうつり
拝見のお茶杓は、今地球を回っている山崎直子さんのサイン入り
最初に目につく玄関の正面には「小宇宙」の直筆の色紙が掛けられていた。
1999年に他の訓練生たちと星岡の初釜のお茶を楽しまれたようだ。



腰掛けの姿でお茶事は終わり、足はしびれる事も無く
星岡ならではのお料理が続く
梅鉢型のご飯と彩りの良いお料理
八寸に続き、白魚の酢締めと若布

至福の一時から順次我慢の限界まで続くいつものお茶会とは雲泥の差
「毎回立礼にしてもらいたい」との声も聞こえる。

席主の井関先生のお話では
立礼はまだ形が決まらず思考錯誤の状況
掘りごたつ形式や、舞台形式など
各流派達が色々なやり方をためしているらしい
若い人はもとより、高齢者も正座が苦手になっている。
難行苦行では楽しかるべきお茶会も、二の足を踏んでしまう。

私達の年二回のお茶時もこの先如何にしてもらおうか??

星岡ホームページはこちら
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太田道灌のガセネタ・山吹

2010-04-10 | 趣味・遊び
今日は穏やかな陽気になった。
こんな日は何にでも優しくなれる気がする・が
悩みの種は、A2の用紙に1/50の平面図が入らなくなってしまった。
先日の 打合せで面積が増え、ギリギリで収めていた図がはみ出すはめに・・
90°回転させるか?
決心がつかないでいる。
(悩みとしての程度は低いが・どうしよう?)

そんな天気とウラハラな今日の話題
長年信じていた太田道灌のエピソードに大発見!
お施主さんが植木からちぎってくださった種
「白い山吹の種」真っ黒でピカピカ光っている。



「えっ!山吹って実がなるのですか?」
あの有名な「実の一つだになきぞ悲しき」はガセネタ?

ウキペディアの引用
[道灌が突然のにわか雨に遭い、農家で蓑を借りようと立ち寄った。
 娘が出てきて一輪の山吹の花を差し出した。
 腹を立てた道灌はこの話を家臣にしたところ、それは後拾遺和歌集の
「七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき」の兼明親王の歌に掛けて、
 答えたのだと教わった。]

気になるので、図鑑を調べると
白山吹ほどの大きさではないにしろ
黄色い山吹にも小さな実がなる・・とのこと



罪作りな後拾遺和歌集だこと。
私や友人を始め多くの人が「山吹には実が無い」と覚えている事だろう。

どこからガセネタが蔓延するか分からない。

目の前の実物を見せられたから信じたものの
話だけでは「眉唾」で忘れていた事だろう。

季節は春・いただいた白山吹の種を蒔こう。
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ホーム際のキリンさん

2010-04-09 | 趣味・遊び
今日の午前中は井の頭線駅から歩いた現場に行ってきた。
仕事を終えて富士見が丘駅で電車を待っていると
視線の先に黄色い物体
キリン!に 似ているあれはなに??



近寄って見ると
キリン!
違った、キリンに模した騒音計と振動計だった。



黒い鼻先は集音マイク
角はON・OFレバー(たぶん)

電車がいない線路脇の騒音は46db
振動は38db、何処かで揺れがあるらしい。

無粋なはずの計器類をこんなに楽しい形にした遊び心に
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玉川上水~善福寺川

2010-04-08 | 自然・風景
今日は午前中は三鷹、午後は善福寺近くに出かけていた。



三鷹駅から見える玉川上水は一直線に都心方面に延びている。
沿道の桜は盛りを過ぎて散っていた。



お施主さん宅の近くの公園は桜のカーペット
久しぶりの晴天に子供連れのママたちが楽しそうにしている。



三鷹駅から西方面の川は緑が芽吹き山吹きも盛り
工事の立ち合いを終えるとおなかがペコペコ・・

黄色い親子丼ぶりをいただき
今度は西荻駅から善福寺川さかのぼる
善福寺公園の桜だろうか、緩やかな流れの花筏



桜は終わり、季節は次へ・・だが、
今日も寒い一日
陽が落ちて、歩いて帰る頃には寒さが身にしみてきた。
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美味しい銀座?

2010-04-07 | 趣味・遊び
松屋の日春展の後、地下から地下鉄に乗る
デパ地下のお店の間を通りながら、購買意欲が出た(おおげさ)
行列をしているお店を覗くと、レーズンサンドが並んでいる。
 沢山はいらないので中程のチーズうさぎのロールケーキにした。
季節限定「イチゴのチーズうさぎ」660円也



夕方のお八つにカットすると、うさぎさん?
苺ジャムが少しにじんでイメージ違いだが
「食べてしまえば同じ事」
ほんのり甘くて、苺とチーズクリームがナイスマッチ



今日も続けて食べると、賞味期限切れだが味はそのまま変わらない。

ちなみに検索をしてみると、「東京バナナ」のお店だった。
なら、銀座だけでなく新宿にもお店はあるし
本店は阿佐ヶ谷、私の生活エリア・・
銀座まで行って買うものではなかったが、新宿では買わない(たぶん)
やはり、銀座お菓子にしておこう・・

うさぎさんの理想型はこのようなものらしい。
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銀座の共同溝

2010-04-06 | 自然・風景
昨日の話
日春展とランチを終えて友人と別れて地下鉄へ向かう
外の様子を見るつもりで階段を上がり
しまった!
右手の小さい階段を上がっていた。



小窓の上に「銀座共同溝」の看板
ガラスの向こうは蛍光灯に照らされたケーブル
地上の電線を無くして地下の溝ににまとめた様子が見える。



排水口の表示もあり電線・電話線・給排水管・ガス管など
一まとめになってこちらに延びている。

地上に出ると、右手の松屋前の歩道の下にある事が分かる。
おかげでスカイラインすっきり!



何時来ても塵一つ見当たらない日本一奇麗な銀座

すっきり見える陰には人知れぬ(見せているが)溝があった。

詳細はこちらのサイトでどうぞ・・
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日春展と美味しい銀座

2010-04-05 | 趣味・遊び
雨の中、銀座へ出かけた。
日本画の展覧会「日春展」の最終日
友人の来住野和子さんに案内をもらっていた。

会場中程に「冬のダリア」と題する白がちの絵
同行の友人が指す先きにあった。
皇帝ダリアの様な一重の花と意思のある目の女の子
「和子さんの絵は見続けていると、中からいろいろな思いが浮かぶね」
同感!
私達以外にも足を止めて見てくれる人が好ましい感じがする。

見終わるとおなかが程よくすいて、ランチタイム
松屋の同じフロアーのモダンなお寿司屋さん「乾山」
ランチメニューのお皿は、ウドの梅酢ともずく
初もののうどはシャキシャキとした歯ごたえが心地よい



彩りの良いちらし寿司



長芋の白煮(?)にセリ 
デザートはみかんの寒天寄せ

一人で外食する時は簡単なものですませる事が多いが
友人に「あなたの好きなものにあわせるよ」と言われて
ちょっと嬉しい贅沢です。

目にも・口にも美味しい雨の日の銀座でした。
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満開のお花見

2010-04-04 | 自然・風景
満開の桜見物に、五日市街道の善福寺緑地まで 行った。
途中の和田堀公園は結構なにぎわい
バーベキュー、おでん、焼き肉など煙たいほど

しかし、五日市街道を渡ると花はいっぱい・・



人もいっぱい・・



両側からせり出す桜のトンネル
「昔はこんなににぎやかだっけ?」
昔の住民たちの驚き声

近くの広場では近在の商店が出っ張って賑やか



フランス料理の本場のクレープ「ラムレーズン」500円なり
大道芸のお兄さんに「拍手が足りない」と言われるけれど
片手にクレープでは拍手のしょうがない・・

ポツポツ来る中を奥の小道を帰ると



人のいない道にも桜、ひっそりと咲いていた。
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桜の小枝の楽園?

2010-04-03 | つぶやき
昨夜の帰り道、しおれた桜の小枝を拾った。

ぐったりした花を水道水で洗い、ちぎれた切り口を切り直して花瓶に生けておいた。
少したつと予想通りに花先はピン!
花びらはシャッキ!
きれいによみがえった。



しばらくして流しに行くと、何やらうごめくもの
ステンレスシンクの底に小さなナメクジ5匹
目を凝らすと1ミリチョイの蝸牛がしずしず・・・
小さくとも殻と角はしっかりと付いて一人前風
(小さすぎてはかなすぎてカメラでピントが合わない)
茶色のアリンコまで仲間入りしていた。

こんな小枝でも小さな生き物たちの楽園?
地面に落ちて居着いたのか、樹上で住んでいたのかは定かでないけれど
大木の桜にはさぞかし多くの生き物たちが棲息しているのだろう。

撃退してごめん!

おかげで今日は家の中でも花見三昧の日になりました。
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嬉し・寂し満開の桜

2010-04-02 | 自然・風景
昨日東京の桜が満開の報道がされたが
ご近所の泉南中学の桜も満開になった。



どこの学校にも桜の木が植えられているが
この時期は春休みで学校は閑散としている。
卒業式にはまだ咲いていないし、入学式では散ってしまった後
せっかくの満開の木下にはパンジーも咲き誇っているが、生徒はいない。




以前は満開の桜の下で、嬉しそうな一年生が記念撮影だったが・・・

それでもカメラを構えている横を、すっと通る制服の男の子
玄関のガラス扉を開けて入っていった。
部活か、補習授業か?
窓から満開の桜を眺めてくれただろうか?

嬉し・寂しの中学の桜でした。
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岩村暢子著「変わる家族・変わる食卓」

2010-04-01 | 読書
今日から4月、春めいた陽気になった。
今日の話題は岩村暢子著「変わる家族・変わる食卓」
この本のことはfuRuさんのブログで知った。

読んでみると、
始めショック!、中頃・驚き!、終盤・ありだよね!




表紙の写真のごとく、
ご飯+お味噌汁+魚か肉+野菜+漬け物・・のはずの食卓が見事に変身している。
食卓がコンビニ弁当化し、母親ならずともの家族食事感が変化している現状。
「朝食はパン?ご飯?」と話題になる事はあっても
「夕食は何を食べている?」と友人知人に聞く事は少ない。
これは家族のトップシークレットなのかもしれない。

時にコンビニ弁当はあっても、毎日は無いかもしれないは幻想だった。
毎日コンビニ弁当でも、変化には困らない今日この頃
「日曜日にはお料理をします」とおっしゃる専業主婦
それでも家族は仲良く暮らしている。

「食」が軽んじられている時代背景を考えると
何でも「ダイエット」につなげてしまうマスコミ関係
「ダイエットに良い」と聞くだけで嬉しそうになる女たち(男も)
この辺りに「飢えと」対極にある私たちが食卓を軽く思う根底がある気がする。

私の母親は、私たちが育ち盛りの頃、栄養学の講習に通っていて、家で実践していた。
「これは骨を丈夫にする食べ物」「こちらは元気に動ける食べ物」などと食べさせられていて
ご飯+お味噌汁+魚か肉+野菜+漬け物の日本食の定番が身に付いた。
(ところが母はひどい偏食で重度の骨粗鬆症になった)
知識はあっても実践が伴わないといけないと、最後まで教訓を残してくれた。

「変わる食卓」は一夜にしてならず
母親から子供に、子供から孫に伝わり伝って、健康で長生きの日本民族が出来ていたが
50代以上の世代の後には、長寿は続かないだろう。

近頃、スーパーマーケットで男性の姿が多くなったな、と思っていたが
家庭があっても食事が出来ていても「自分の好きなも」のを買う男性たちが多いらしい
この本で分かった。

「ありだよね」は単品単品羅列型メニュー」
料理得意の友人は「いろいろの食材を一緒くたに煮るのは貧乏人のする事」と言っていた。
何にでも大好きな人参を入れる私は貧乏人か?
空豆を茹でて単品料理を喜び、美味しいちくわを切っただけで一品にしたりする。

また何でもごちゃ混ぜにする「配合飼料型メニュー」
姉は朝食のヨーグルトに「きな粉・すりごま・蜂蜜」をまぜるという
「美味しい訳ではないけれど、身体にいから」
やっぱりありだ!

そんなこんなお考えながら読んだけれど
グルメとお腹空いたから食べる食の格差が広がる一方な気がする。

美味しくて伝統的な日本食の『食育』の必要性を実感した1冊でした.
コメント (2)
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