時間が時間だから見ないでおこうと思ったのに、つい見てしまった
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2013、アイスダンス・フリー(ジャッジスコア)と結果。
後半グループ最初のエドワーズ/パン組(カナダ)が、リフトで男性が女性を抱えた状態で転倒 男性がお尻から落ちて女性の下になる格好で、、、でもすぐ起き上がって再開。ほっとしてたらローテーショナルリフトでまた転倒
なんとか最後まで滑り切った。怪我はなかったようなのでよかったけど。(1人1回の転倒が1と数えられるから、2人とも2回転倒で計4になってしまった
)
SDではシニア世界選手権のミニマムポイントをクリアできなかったナゴルニュク/コバレンコ組(ウズベキスタン)だが、フリーは頑張って10位に入り、来年の2枠を獲得。後輩たちのためになったかな。
コシギナ/モロシュキン組(ロシア)はマイケル・ジャクソンメドレーで会場を盛り上げる。コッホ/ニュヒタン組(ドイツ)の曲は、どこかで聴いたような…と思ったら、羽生結弦が昨季フリーで使った「ロミオとジュリエット」。今聴くと懐かしい
最終グループ、フランス期待のパパダキス/シゼロン組が演技後半で止まってしまった。女性のほうに何かあったようで、ジャッジにことわってからコーチのもとへ。水を飲んだり、ゆっくり滑ったりした後、なんとか再開した。足がつったとか、そんなことが起こったのかな? 昨今はアイスダンスもアクロバティックになってるので、選手の負担が大きくなってる・・・。中断による減点はなく、フリー3位で総合2位。
フリー2位になったのはアルドリッジ/イートン組(米)。「屋根の上のバイオリン弾き」、なかなかよかった。総合で3位。ゼンコワ/シニツィン組(ロシア)もミュージカルで「キャッツ」。15歳&18歳と若いベント/マッキーン組(カナダ)は、出来がよかった印象だったけどあまり点は伸びず。解説がsimpleとかeasyというので、きれいにできても難しくないことしかやってないということなのかな。
最終滑走のステパノワ/ブキン組(ロシア)は、やはり貫禄という感じ。SDフリーともに1位だったが、それでも150.17。デービス/ホワイトやヴァーチュー/モイヤーと比べてしまうと、まだまだこれからなんだろう。ジュニアのトップでも、シニアのトップとの差はけっこう大きい。
ジュニアグランプリファイナルはロシアから4組出場していたが、1位ステパノワ/ブキン組以外は4位から6位。今回もファイナルとトップ3は変わらなかった。やはりアイスダンスは番狂わせが起こりにくい。
どの種目もそうだけど、今大会は全体に点数が控えめで、比較的厳しく採点されている気がする。(全員に同じ感じで不公平ではない^^;)
ジュニアの間に各要素を厳格に採点することで、ジャンプの回転や正しいエッジなどを若いうちに身につけさせようという意図かもしれない。同時に、このあと控えている世界選手権の採点傾向もそうなるかも
この後は男女フリー。みんな頑張るのよ~
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2013、女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。日本勢は宮原知子が6位、本郷理華が7位につけた。
宮原知子は柔らかなスケーティングでサン=サーンス「白鳥」を演じる。ジャンプの着氷も滑らかで、両方向回転の足換えコンビネーションスピンもしっかりできたが、得点が出るまでちょっと待たされ…もしかしてと思ったら、案の定あまり得点が伸びず、52.16。コンビネーションジャンプ(3回転ルッツ+3回転トウループ)の両方と、3回転フリップで回転不足(アンダーローテーション)を取られてしまった でもスピン、ステップ全部がレベル4は偉い
本郷理華の演技は見ていないんだけど、3回転トウループ+3回転トウループに挑んでセカンドが回転不足になったようだ。でも技術点は全体の2番目。あまり気にしないでフリーを頑張ろう
大本命のユリア・リプニツカヤ(ロシア)が、まさかのコンビネーションジャンプのセカンドが1回転になるミスで、53.86の4位。前よりスケーティングはきれいになった気がするが、演技構成点でロシアの後輩エレナ・ラディオノワに及ばない。ラディオノワは3回転フリップで転倒したが、安定したスケーティングで楽しそうに滑っていた。この選手はソチ五輪に出られない年齢なので、まだ気楽にやってるのがいいのかな。53.48で5位。
首位に立ったのはサマンサ・セザリオ(米)、54.69。3回転+3回転は跳ばなかったが、各要素で確実に加点を稼いだ。2位につけたのはアンナ・ポゴリラヤ(ロシア)、3回転ルッツ+3回転トウループをがっちり決めたのが大きく、53.98。コートニー・ヒックス(米)も53.98だったが、技術点の差で3位。ヒックスも3回転ルッツ+3回転トウループに挑んでトウループがダウングレードだった。
60点台に乗せた選手がなく、1位のセザリオと7位の本郷の差がわずか2.54。これはみんなにチャンスがあるから、いかにフリーをまとめるかにかかってくる。気負わずにいつもどおりできるか 本物の強さが試される。
最終グループの5番目と6番目が韓国の選手たちだったが、5番目のパク・ソユンが位置についたのに音楽が流れない。ジャッジの指示でいったんリンクの外へ。何か機器の不具合だったらしく、しばらく待たされる。中断が15分以上だったため、パク・ソユンとキム・ヘジンはもう一度6分間練習を行った。こんなこと初めて見た
趙子荃(Ziquan ZHAO)の曲が「月光」で、そういえば高橋大輔の新SPと同じだと思ったら、後半がらっとイメージの違うアレンジで、でもメロディは「月光」でびっくり
世界選手権のミニマムポイントクリア(フリー)がかかってたブルガリアのアフォンキナ選手は、残念ながらフリーに進めず。ヨーロッパ選手権でもフリーに進めなかった。なかなか厳しい
フリーはみんないい演技をしておくれ