Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

世界選手権2013女子フリー後半(速報)

2013年03月17日 12時26分02秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2013女子フリー。後半に入った。

<Group 3>
 グレイシー・ゴールド(米)・・・冒頭からしっかりジャンプを決め、回転の速いきれいなスピンをくりだしていく。着氷が流れ過ぎてフェンスにぶつかりそうになったが巧く避けて、最後までエネルギッシュでクリーンに。125.40、シーズンベスト!184.25、これもシーズンベストでトップに立つ。
 ヴィクトリア・ヘルゲション(スウェーデン)・・・最初のほうにオーバーターンや片手をつくジャンプがあったが、どんどん流れがよくなってきて、後半のほうがジャンプがよく決まった。とても姿勢がきれいなキャメルスピンや、大人の表現力のステップを見せてくれた。100.44、合計158.80。
 鈴木明子・・・落ち着いた顔で位置についたように見えた。最初のジャンプで片手をつき、ダブルアクセルで転倒。その後は立て直し、素敵なステップをしっかり。very Akikoのコレオシークエンスだった。103.42、合計164.59。
 マエ=ベレニス・メイテ(フランス)・・・褐色の肌に似合うゴールドの衣装で「クレオパトラ」。ジャンプをきれいに着氷したあとに、重心が変なところにかかって転びかけたが、事なきを得た。ほぼ全てのジャンプをきれいに決め、パーカッションで個性的な振付のステップ。108.13、自己ベスト。合計165.03。
 アデリナ・ソトニコワ(ロシア)・・・ムーディーなサックスのメロディ。コンビネーションでぐらつきかけたがこらえると、3回転+3回転もしっかり決め、実は難しい姿勢のスピンもきれい。116.36、合計175.98。
 李子君(中国)・・・愛らしいピンクの衣装で「眠れる森の美女」。何一つ妨げるものなく、よく滑る。軽々とジャンプを跳ぶ。ステップもコレオシークエンスも、「今日は私、楽しい」という笑顔満開。ノーミスで最後のレイバックスピン、片手ビールマンでもうスタンディングオーベーション。127.54、自己ベスト。合計183.85、これも自己ベスト。

 ここまでで1位はグレイシー・ゴールド。いよいよ最終グループ。

<Group 4>
 アシュリー・ワグナー(米)・・・「サムソンとデリラ」、力強くジャンプを決めていく。多少ぐらついても根性で下りる。盛り上がるステップの途中でつまづいて転倒 でもそんなことでコレオシークエンスの迫力はそがれない。123.36、合計187.34。トップに立つ。
 村上佳菜子・・・「よしっ」とフェンスを叩いて出ていった。タンゴが鳴りだしたらもう彼女の世界。ジャンプはどれも安心して見ていられた(ダブルアクセルがシングルになってしまっただけ)。レイバックスピンでヘアカッターの位置でため、ぐっとビールマンに持っていくあたり、すごく素敵。ステップはパートナーと踊っているかのようにタンゴ♪ 123.09、シーズンベスト。合計189.73の自己ベストでトップに立つ。
 カロリナ・コストナー(イタリア)・・・コールがかかる前、鼻の上を押さえて上を向いている。コーチの手には血のついたティッシュが…鼻血が出てるのだ なんとかおさまって出ていく。曲はあの、「ボレロ」♪ 立ってるだけでカッコよすぎる~。ループが1回転になり、最後のジャンプで転倒してフィニッシュとなったが、131.03、シーズンベスト。合計197.89でトップに立つ。
 浅田真央・・・なんか見てる方が緊張して^^; トリプルアクセル跳んだ!両足着氷だけど回った、と思う。ダブルアクセル+3回転トウループも決まった。ビールマンスピンもきれい。ステップはいつもの盛り上がりで、バレエの舞台を見るようなフィニッシュ。終わって微笑む真央ちゃんが見られて嬉しい。134.37、シーズンベスト。合計196.47、2位につけた。
 ケイトリン・オズモンド(カナダ)・・・地元の大声援に後押しされて、まだあどけない「カルメン」。前半はうまくジャンプを決めていたが、後半2度転倒。でも細かい動きまでしっかり元気に踊る。112.09、合計176.82、これは自己ベスト。
 キム・ヨナ(韓国)・・・袖が少しふわっとしたグレーの衣装で「レ・ミゼラブル」。3回転+3回転、ダブルアクセル+3回転、どれもこれもリラックスしてさらっと跳んだ。何一つ無理する動きがなく、何もかも流れの中。作りこみ過ぎてない振付が、かえって好印象。オーサーに師事する前の、素直な雰囲気の彼女を思い出した。148.34、合計218.31。

 結果ジャッジスコア。優勝キム・ヨナ、2位コストナー、3位浅田真央。4位に村上佳菜子、5位ワグナー、6位ゴールド。李子君が7位、地元カナダのオズモンドが8位。ロシア勢はソトニコワの9位が最高だった。
 ソチ五輪出場枠は、韓国:3、イタリア:2、日本:3、アメリカ:3、中国:2、カナダ:2、ロシア:2。フランス、スウェーデン、ウクライナ、エストニア、スロヴァキア、ドイツ、イギリスが各1。

 選手の皆さん、お疲れさまでした

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世界選手権2013女子フリー・前半(速報)

2013年03月17日 10時05分14秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2013女子フリーが始まった。
 例によってストリーミングをゲットするのに手間取る もっとうまくやりたい~。

<Group 1>
 ブルックリー・ハン(オーストラリア)・・・この選手好きだから第1滑走から見たかったのに。J SPORTSの放送を待とう。得点は91.26、合計141.88。
 モニカ・シマンチコヴァ(スロヴァキア)・・・とてもいい演技だった模様。97.84、合計149.02。
 ケルスティン・フランク(オーストリア)・・・ヨーロッパ選手権でいい演技と得点ですごく喜んでた顔が記憶に残ってたんだけど、今日は1回転になったり、フライングスピンに入れなかったり。でも後半立て直してジャンプをこらえ、励ましの拍手をもらっていた。78.32、合計127.98。
 ナタリー・ヴァインツィエル(ドイツ)・・・ダブルアクセル+3回転トウループの高さに思わず歓声。転倒もあったが、ラテンの速いリズムのパートとスローパートを丁寧に演じた。94.34、合計142.48。
 張可欣(中国)・・・最初のコンビネーションで転倒したが、後半にいくにしたがってジャンプもスケーティングも安定してきて、ミスは1つにとどめられた。88.61、合計137.41。そのわりに伸びないのは演技構成点が低めだからかな。
 ヴァレンティナ・マルケイ(イタリア)・・・この選手がG1でフリーを滑るというのは、ちょっと予想外だった^^; 今日も転倒があり、復調しきれなかった。96.82、合計147.23。

<Group 2>
 ソニア・ラフエンテ(スペイン)・・・「ウェストサイド物語」でクールに始まったが、2回転になってしまうジャンプや、オーバーターンなどがちらちら。得点はいまいち。87.22、合計139.66。
 ジェナ・マコーケル(英)・・・「花はどこへ行った」を純白の衣装で。回転が抜けたジャンプがあったが、コンビネーションやシークエンスは決めて、大きく崩れはしなかった。91.04、合計142.27。
 アリョーナ・レオノワ(ロシア)・・・バーバー「アダージョ」で始まった。3回転トウループ+3回転トウループを決め、ほかのジャンプもなんとか下りていたが中盤にきて転倒。でもステップシークエンスでは会場を盛り上げた。102.76、合計159.06。
 エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)・・・まさかのフリーG2になったが、できるだけ順位を上げたいところ。「黒い瞳」に全身黒の衣装で、ジャンプをしっかり下りていく。多少ぐらついても手をつかないように頑張り、情熱的なステップとコレオシークエンスでは手拍子。119.52、合計174.24。
 エレナ・グレボワ(エストニア)・・・サンタナのギターにのって軽快に始まった。スローパートもしっとり滑り、またラテンのリズムで元気よく盛り上げる。ジャンプにも大きなミスはなかった。97.90、シーズンベスト。合計152.49、シーズンベスト。
 ナタリア・ポポワ(ウクライナ)・・・ジャンプほぼノーミスで、微笑みながら最後まで楽しげに滑った。103.85と大きく自己ベスト更新、合計155.52も自己ベスト。コーチのペトレンコ氏も嬉しそう。
 
 前半を終わってトゥクタミシェワがトップ。この174.24が、まずはG3で滑る選手たちの目標になる。後半へ続く。

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世界選手権2013アイスダンス・フリー途中から(速報)

2013年03月17日 07時14分51秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2013、アイスダンス・フリーダンス。Live Streamingが見つからなくて、キャシー&クリスの演技が見られなかった(涙)
<Group 1>
 とりあえず得点だけ。
 リード/リード・・・75.99、合計129.94。
 ズロビナ/シトニコフ(アゼルバイジャン)・・・83.64、合計141.44。
 トビアス/スタグニウナス(リトアニア)・・・84.25、合計141.64。
 ウルタド/ディアス(スペイン)・・・78.16、合計131.28。
 ギグナード/ファブリ(イタリア)・・・83.06、合計140.95。

<Group 2>
 カロン/ジョーンズ(フランス)・・・ちょうど終わるあたりで繋がった^^; 85.40、合計145.98。
 ジガンシナ/ガッシ(ドイツ)・・・いつもユニークな設定のフリーを作るカップル、今季はゾンビ リフトしながら歯をむきだす顔とか、面白すぎ 93.68、シーズンベスト。合計154.27もシーズンベスト。
 ヒーキン‐ケネディ/ドゥン(ウクライナ)・・・若そうなカップル。フラメンコで大人っぽさを出そうと頑張ってる感じ。ステップシークエンスの途中で一瞬もたついてしまった。82.68、シーズンベスト。合計141.88、シーズンベスト。
 ギレス/ポワリエ(カナダ)・・・地元の大声援のなか、男性が低い姿勢のリフトなどで喝采。しかしツイズルで男性がバランスを失って両手をついてしまった 81.41、合計140.02。
 リャザノワ/トカチェンコ(ロシア)・・・「ゴッドファーザー」の曲で端正ながらドラマチックに。姿勢変化の速いリフトや男性の片足の靴の上に女性を乗せるリフトが魅力的。わりとスピード感があった。90.26、合計149.78。

 前半を終わって、1位ジガンシナ/ガッシ、2位リャザノワ/トカチェンコ、3位カロン/ジョーンズ。

<Group 3>
 クームズ/バックランド(英)・・・力強いステップで女性のリフト姿勢もきれい。速いテンポでミュージカル風の部分では手拍子が起こる。ペアスピンでバランスを崩し、きれいに回れず流れが止まってしまったのが惜しい。82.05、合計145.71。
 イリニフ/カツァラポフ(ロシア)・・・映画「ゴースト~ニューヨークの幻」のサウンドトラックで、ボーカルというか台詞入りのプログラム。ツイズルが一瞬合わなかったり、リフトを下ろすタイミングがずれたり、微妙に完璧ではない感じ。91.45、合計157.52。男性はかなりがっかり
 シブタニ/シブタニ(米)・・・一糸乱れずシンクロした高速ツイズル 「サユリ」で切なくしっとりと、ドラマチックに滑る。細かいところの所作がきれい。91.57、合計157.71。
 チョック/ベイツ(米)・・・最初から最後まで流れのいい「ドクトル・ジバゴ」。背中から足を伝って下りてくるリフトや、女性の片腕だけホールドして男性のフリーレッグに乗せるローテーショナルリフトなど、見せ場が多かった。四大陸より出来がよかった印象。97.19、シーズンベスト。合計163.93、シーズンベスト。
 ウィーバー/ポジェ(カナダ)・・・怪我で国内選手権を欠場、四大陸にも出ていなかったが、ここに完璧に合わせてきた 人形に命を吹き込んで踊りだすイメージの演出。男性片足のリフト、女性が体をまっすぐ横に伸ばしたリフト、難しい技が音楽にとけこんでいた。フィニッシュでガッツポーズ。98.66、シーズンベスト。合計166.20、シーズンベスト。

 ここまで、1位ウィーバー/ポジェ、2位チョック/ベイツ、3位シブタニ兄妹。

<Group 4>
 ヴァーチュー/モイヤー(カナダ)・・・地元の大歓声に送られて、「カルメン」が妖艶に始まる。女性が空中に跳び上がるようなリフト、四大陸では中断してしまった倒立リフトも今日は完璧に決まった ツイズル、ステップに狂いもなく、フィニッシュの瞬間は時間が止まったようにしばらくそのままだった。111.17のシーズンベスト、合計185.04もシーズンベスト。もちろんトップに立つ。観客席でパトリック・チャンとジョアニー・ロシェットが拍手。
 カッペリーニ/ラノッテ(イタリア)・・・なんとこのカップルも「カルメン」♪ ちょっと滑走順の運がない^^; しかしシャープなスケーティングで実力は出し切った。こっちのカルメンのほうが悪女っぽく、最後にしっかり殺された(爆) 100.11、シーズンベスト。合計168.04のシーズンベストで2位につける。
 デービス/ホワイト(米)・・・フランスのミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」から。フランス語の歌詞はフランス語話者が多いカナダで受けがよさそう。ストーリーが要素と振付に組み込まれて、ミュージカルを見ているよう。(終盤の男性のボーカルの部分は、羽生結弦のフリーでイナバウアーに入るところに使われている。)もちろん技術の高さはいつもどおりで、観客もスタンディングオーベーション。112.44、合計189.56でトップを奪う。
 ボブロワ/ソロヴィエフ(ロシア)・・・終始若々しい切れのある動きでいい出来。オルタナっぽい音がキャラに合ってる。99.14、合計169.19。
 ペシャラ/ブルザ(フランス)・・・懐かしいローリング・ストーンズのナンバーでファンキーに踊る。ツイズルで少し距離が近づきすぎてしまった。95.95、合計165.60。ちょっと不本意な得点

 結果、優勝はデービス/ホワイト、2位にヴァーチュー/モイヤー、3位にボブロワ/ソロヴィエフ、4位カッペリーニ/ラノッテ、5位ウィーバー/ポジェ、6位ペシャラ/ブルザ。リード姉弟組は20位だった。
 ソチ五輪出場枠は、アメリカ:3、カナダ:3、ロシア:3、イタリア:2、フランス:2、ドイツ:2。イギリス、ウクライナ、リトアニア、アゼルバイジャン各1。
 残念ながらリード組は今大会で出場枠を獲得することはできなかった。9月のネーベルホルン杯に賭けることになる。すぐ上の19位だったスペインや、今大会に出場できなかった中国やオーストラリア等との争いになるのかな。。。頑張ってほしい。
 今大会も高レベルな争いだった

 あとは女子フリー

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世界選手権男子あれこれ

2013年03月17日 01時29分21秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2013男子フリージャッジスコア)が終わった。

<ありがとう、って>
 「最後まで滑り切らせてくれてありがとう」と言った相手は、自分の体。「きついトレーニングをして、腱を痛めてしまった」「膝と足首をさわって、今年もありがとう、といった」
 いつもなら、顔の表情も演技する部分が、明らかに「きつい」という顔になってしまっていた羽生結弦のフリー。キス&クライで「痛い…」とつぶやくほど、痛かったのだ。
 にもかかわらず、終わってみればフリー3位、技術点はトップ。
 ・・・お疲れさま。

<頼もしい>
 「最後にピークを合わせるのは難しい」「まだまだ修行が足りない」とコメントする高橋大輔。しかし、SPで羽生と無良にミスが出た後、しっかりまとめて4位につけた演技は、美しく頼もしかった。フリーでは転倒と回転不足で点を伸ばせなかったけど、スピン、ステップ全てでレベル4。レイバックスピンでレベル4が取れる男子って、すごくない
 目標はあくまでソチ。だから結果オーライ。
 そして3番目の男・無良崇人が、4回転トウループの着氷以外はミスらしいミスなく、堂々と滑ってくれた。力強さと細やかさの両方が表現されたプログラム。シーズンベストを出して順位を上げて8位。
 3番手もトップ10に入れる力があるのは、本当に頼もしい。急成長じゃなくても、着実に成長するのが大事。ソチだけでなく、その先も。
 4位羽生、6位高橋、8位無良。結局、全日本の順位と同じ並びになったのか。

<予定通り・計算違い>
 ジャンプ要素を8つまで入れることができる男子フリーだが、元々7つしか入れてないらしい、、、フローラン・アモディオのプログラム。要素が少ないこと自体は、フリーでは減点されない。しかし、1つ少なければそれだけ稼ぐチャンスが少ないわけで 完璧に決めても不利なのになぜ? 腰痛を抱えていると放送で言ってたが、その影響なんだろうか。
 ブライアン・ジュベールは、パトリック・チャンの得点がそれほど高くなかったのを見て、勝ちにいった。4回転2本を跳び、最後のフリップを下りたときガッツポーズしていた。しかしそのフリップは、まさかのザヤックルール違反
 2つ目のジャンプが3回転サルコウ、これは4回転の予定だったか。後半にも3回転サルコウ+2回転トウループを跳んでいる。これで4回転トウループと合わせて、「3回転以上の同じ名前・同じ回転数のジャンプは2種類を2回まで」跳んだ。ルッツ、フリップを各1回跳んでいるから、あと跳んでいい3回転はトウループかループ。もちろんダブルアクセルも可だったが、本人は全然気づいてなかったようだ。
 ヨーロッパ選手権とはかなりジャンプの構成を変えていたので、計算間違えてしまったかな。「4回転が3回転に終わったときの対策」が、これから各選手必要になりそう。

<母国史上初>
 カザフスタンは、これまで世界選手権・世界ジュニア・四大陸のどれもメダルを取ったことがなかった。初めて歴史を刻んだデニス・テン。
 今季前半はジャンプに苦しんで、跳んでも跳んでも転倒してボロボロだったのに、、、でも跳び続けたからこそ下りられるようになった。練習してきたことがついにピタリとはまった。
 2枠でもう1人出場したラキムガリエフ選手がフリーに進めなかったので、カザフスタンの五輪枠は2枠。かつてトレーニングしていたロシアで行われる五輪、活躍を期待しよう。

<王者の変化>
 SPで歴代最高点をたたき出したパトリック・チャン。やたらと高く評価される彼のスケーティング技術を、上手いとは思うけどぐいぐい力で押す感じがあまり好きではなかった。しかし今回のSPを見ていて、なんだか上手くなったな・・・と思った(元々上手いけど^^;)。仲良しのタカヒコ(小塚崇彦)のお株を奪うような、絹糸のようになめらかで繊細な滑りになってきた。
 一方でフリーはミスを連発。"hat trick"(3連覇)だけど、薄氷を踏む勝利だった。五輪へ向けてタガを締め直すことだろう。
 SPの振付はジェフリー・バトル。羽生結弦の「パリの散歩道」とチャンの「エレジー」、“歴代最高点を出せるプログラム”を1シーズンに2本作った振付師となった。来季は依頼殺到か

<刺さると痛い>
 ジャンプの回転不足は、ジャッジスコアに<の印がつく。ダウングレードだと<<。矢が刺さってるみたいだからか、ネット上で「刺さった」と表現されたりする。
 英語解説で、スロー再生を見ながら"looks single downgrade"などと言っていた。ダウングレードにシングルだのダブルだのあったっけ と思ったが、<が1つのunder-rotated jump(アンダーローテーション)をシングル、<が2つのdown-graded jumpをダブルと表現しているわけか。なるほど。
 最終滑走のケヴィン・レイノルズ、四大陸に比べると少し動きが固かったかも。4回転3本中2本、トリプルアクセルが回転不足判定だった。これだけで基礎点が8.2も低くなってしまう。さらに今回はGOEのマイナスがプラスより多くて、実際の技術点は基礎点合計を下回った。
 やっぱり、<が「刺さる」と、得点的に「痛い」 安定して回り切って着氷できる力を保持し続けるって、大変だ。。。

 このあとはアイスダンスと女子のフリー。キャシー&クリス、真央ちゃん、あっこちゃん、佳菜子ちゃん、頑張るのよ~

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